月額基本料金0円のインターネット接続サービスプロバイダー(ISP)はどのくらい使えるのか。ここで言う「使える」はメールサービスについてだけに絞って考えてみた…
あくまで、有料と無料の狭間のトワイライトゾーンでのピンポイント用途でのお話…
いくつかのISPに月額基本料金0円のコースが存在するのは、コンテンツ販売の決済用に想定されているからです。いわゆる料金回収代行というヤツです。既にクレジットカードの承認が終わっているISPのIDとパスワードを使って認証を行えば、生のクレジットカード情報や個人情報を毎回やり取りする必要が無くなり、低コストで安全な買い物ができるからです。
それから完全従量制ダイヤルアップ接続サービスのしっぽみたいなモノで残ってる場合もありますね。
それではオマケ機能とも言えるメールに関してはどうなのか?
サービス | メール | 容量 | 保存期間 | Web | POP | SMTP | 転送 | 注 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
So-net | 別料金 | − | − | − | − | − | − | |
@nifty | 別料金 | − | − | − | − | − | − | |
DION | なし | − | − | − | − | − | − | |
BIGLOBE | 内包 | 20MB/1000通 | 15日 | ○ | × | × | ○ | |
ODN | 内包 | 1MB | 90日? | ○ | ○ | ○ | ○ | *1 *2 |
OCN | 内包 | 20MB | 30日 | ○ | ○ | ○ | ○ | *3 |
ぷらら | 内包 | 5000通 | 1ヶ月 | ○ | ○ | × | × |
メールサービスは別途用意しなければならないケースが半分近くあります。ダイアルアップ時代のサービスを転用してるだけのサービスや、グループ企業の統廃合の巻取り過程でできたサービスなどもあって、なかなか偏ったサービス内容です。単純に考えると、メールはショッピングの通知用に使ってくれればいいかなレベルの力の抜けたサービスばかり…
とはいえ、使いこなし次第ではどうとでもなるんです。
そして、いくら0円だからと言って一生お金を払わないのはかわいそう。アンチウィルスソフトの年次更新など、何かしらソフトウェアやコンテンツを買う機会があったら積極的にソコでお買い物してあげましょうね。そうしないとサービス無くなるかもしれないし……
*1:1年間利用が無い場合はアカウント削除
*2:別名メールアドレスを30日に1回変更できる
*3:新規申込はもう無い
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