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「天皇陛下、テニスできると期待」医師団一問一答

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2012/2/18 23:27
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 18日夜の医師団の記者会見での主なやり取りは以下の通り。

 金沢一郎皇室医務主管「天皇陛下の手術は本日午前11時1分に執刀を開始し、3時間56分後の午後2時57分に終了した。手術は東大病院と順天堂の合同チームで行われた。術者は3名で手術は予定通り順調に進み終了した。狭窄(きょうさく)が認められた2本の冠動脈それぞれに、左右の内胸動脈を吻合(ふんごう)しバイパスを形成。術中の出血はほとんどなくほぼ予定通り手術室からICU(集中治療室)に移られた」

天皇陛下の手術後、記者会見する医師団(18日午後、東京都文京区)
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天皇陛下の手術後、記者会見する医師団(18日午後、東京都文京区)

 ――手術は成功か。連携はうまくいったか。プレッシャーがあったと思うが、今の心境を。

 小野稔東大教授(心臓外科)「手術は予定通り順調に終了した。手術前から入念に検討を繰り返し、術中のチームワークも良く、(人工心臓を使わずに心臓を動かしたまま行う)オフポンプのバイパス手術をプレッシャーなく行えた」

 天野篤順天堂大教授(心臓血管外科)「陛下が術前にご希望されたご公務、日常生活を取り戻されるということが重要であり、現状で成功か判断するのは時期尚早。治療はその日が来るまで継続し、我々もその日が来るのを楽しみにしている。合同チームの連携は病院同士が歩いて15分くらいなので3~4回行き来し、データの確認、電話でのディスカッションも行った。普段通りの外科医チームとして機能したと思う。特に術中、気になる点は全くなかった」

 ――天皇陛下、皇后さまのご様子は。その後の陛下のご容体は。

 永井良三東大教授(循環器内科)「陛下は歩いて手術室までお入りになった。準備をしてきた手術部長などに対しても『ありがとう』とおっしゃられた」

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