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『SHORT HOPE ショートホープ』
んも~、いい題と思ったのにまただで。 2010-02-25(Thu) 『SHORT HOPE ショートホープ』 2/27(土)~3/5(金)まで 【監督・脚本】郡司掛雅之【撮影】浜口泰行 【出演】須賀貴匡/永井努/日向丈/高橋宏治/片山享/松林慎司 /村井美樹/小野まりえ/藤野晃/堀部圭亮/木下ほうか/大森南朋 min/2009年 □上映館:渋谷シアターTSUTAYA(21:00~レイトショー) 【STORY】勇(須賀貴匡)と真治(永井努)は人気深夜 ドラマの主人公である俳優。2人とも実生活もドラマでの キャラと同じで、女の尻ばかり追っている。ジョー(日向丈) とみちる(高橋宏治)は銀幕のスターを目指す舞台役者。 何といわれたって構わない!とことん役者魂を貫き通すと ジョーとそんなジョーに憧れている後輩役者のみちる。 潤(片山享)と竹田(松林慎司)は高校で一緒な野球部であり、 今でも腐れ縁。彼女の悩みをかかえる潤、親父の悩みを かかえる竹田がお互いに悩みを打ち明ける。ジョーに憧れる みちるは、勇と真治が主演する深夜ドラマに脇役として出演し、 そのドラマの大ファンである潤と竹田。3組3つの物語の中に それぞれ6人の男達が影響し、影響されストーリーが展開 していく……。 http://d.hatena.ne.jp/eichi44/20100225/p3 改題 『SHORT VICTORY ショートビクトリー』 58頁 学校は嫌いだし、まじめに働くのは性に合わない、 なんとか楽に稼いで面白おかしく暮らそうと考えた 少年ヒデーオ、月刊宝島を読んで思い立つ。 「そうだ! 俺は海賊王になる!」 そこで現れた正体不明の天野ジャック、少年の望みを 叶えることに協力、海賊一味を組織すべく活動を開始。 南海での航海中、剣士宮本もらし、航海士ブスコ、 狙撃手シモ・ネタネ、料理人サガワ等々を仲間に加え、 海賊船キング・ユメミルダス号を入手し、仲間と共に 多くの海賊と戦い、各地を荒らし回り、仲間の裏切りや リンチを重ねながら、海賊王なるものを目指す。 少年ヒデーオ。家出したのか何なのか、 学校も行かず働かず、欲だけは一人前。 天野ジャック 妖怪? 少年に関わり、海賊王の実現に協力するが、 常に自分の利益を優先するので、ウソや裏切りは無論、 他人の犠牲は厭わない。 宮本もらし バカボンド風劇画 クール気取りの剣士。 シモ・ネタネ バクマン風少女漫画 狙撃手。キザ。 漁師 後に船長。 クマ 大男のチンピラ。 ブスコ ユーコ。航海士。無愛想でヒステリーのブスねえちゃん。 サガワ 料理人。ゲテモノ料理が好きな料理人。 他水夫 島民 海賊一味に占領された港の島の住民(村民)。 宝の独り占めをたくらむジャック扮する正体不明の 「南洋の虎」の働きかけにより独立精神に目覚め、 海賊達を撃退する。 小澤議員 本国の有力国会議員。海賊達から献金を受けて 海賊取締りを抑えている。 司令長官 海賊退治のために派遣された海軍の艦隊司令官。 もらし、シモ以外は赤塚・藤本・杉浦風。 海軍軍艦は水木式劇画、ヒデーオ達の海賊船は幼児絵本風。 1 尾田式ゴチャゴチャ表紙 2 1・2 ヒデーオ自宅 自分の部屋 ヒデーオが寝転んでいる ヒ「あ~あ、楽して贅沢したいなあ」 3 雑誌『宝島』を見ながら、 ヒ「家にいると親がうるさいし、外に出ても当てはないし、 泥棒でもして暮らすかな」 4ヒ「そうだ! 海賊王になろう!」 5 ジャック、窓から顔を出す ジ「よお、ヒデーオ、何か願い事でもあるのかな?」 ヒ「誰だおまえ」 6ジ「オレは天野ジャックだヨ。 おまえがいい匂いなんで来ちゃったネ」 ジャック、窓から部屋に入る 7ジ「オレはおまえみたいなダメなやつが大好きなんだヨ」 ジャック、ヒデーオの顔をなめる ヒ「ぜんぜんうれしくねえよ!」 8ジ「で? 海賊王ってなんだ? イギリス王室か?」 ヒ「だから海賊だよ。海賊の親分になって面白おかしく くらすんだよ」 3 1ジ「海賊なんて、自分勝手で欲張りで卑怯で残酷で 見栄っ張りで、あとはさみしいものなんヨ。 それでいいのか?」 ヒ「それはつまり、自由で元気でかしこくて強くて 2ヒ「かっこよくて、あとはなんだか静かに暮らすんだろ? いいじゃんか」 ジ「なかなか見上げたバカだネ」 3ジ「ろくでもない夢だが、ようがす、協力しましょう!」 ヒ「ほんと? じゃあいろいろ頼むよ」 4ヒ「あれ? でもなんで俺の名前知ってんの?」 ジ「郵便受けに入ってたヨ」 片手に手紙示す 5ジャック、手紙を読む ジ「ヒデーオさん、ごめんなさい、私達はいいお友達同士 でいましょうネ」 ヒ「あーっ! 見るなよバカー!」 6ジ「なんとかしようと努力したのはえらいじゃないか。 オチはわかってるけどネ」 ヒ「ったく、ひとんちの郵便物見るなよ!」 ヒデーオ、手紙を取り返す 7ジ「おまえ、失恋で目が空ろだが大丈夫か?」 ヒ「いつもこうだよ!」 8ジ「では、初めは仲間集めだネ。誰かいるか?」 ヒ「誰もいないよ」 4 1ジ「知り合いもいないのか?」 ヒ「家から出ないもん」 2ジ「じゃあ、ネットで募集しろヨ。海賊メンバー募集って」 ヒ「からかわれるか無視だろ。誰も相手にしないよ」 ヒデーオ、横になり宝島読む 3ジ「働くのはいやだが金は欲しい、楽して暮らしたい という、そんなあまえ、じゃなくておまえ、好きだなあ」 ヒデーオの顔をペロリ ヒ「だからよせってば!」 4ジ「よっしゃ、書を捨て、街へ出よう!」 宝島放り出す ヒ「どこ行くんだよ」 5・6 港 ジ「近所には港がある。いい町じゃないか」 7 居酒屋前 ジ「海の男が集まる店ダヨ。ここで募集するんヨ」 8 ジャック、店に入る 5 1・2・3・4 店に多くの客。一見チンピラ風多数 5・6 間を通り過ぎるジャックとヒデーオ ジ「活きのよさそうなのがいっぱいいるだろ」 7 カウンターに2人座る ジ「オレ、、ジン・フィズ、おまえは?」 ヒ「俺は・・・・ヒデーオ」 8ジ「自己紹介じゃないヨ、注文だヨ!」 ヒ「え~と、甘酒」 6 1ジ「で、肝心の人集めネ」 ヒ「うん」 2ジ「後ろにいる連中は、どいつもこいつも仕事もせずに ぶらついているやつらだヨ。そのくせ金は欲しいときてるネ」 3ジ「働くのはイヤだが、金は欲しいという正直なやつネ。 おまえと同じネ」 ヒ「・・・・まあね」 4ジ「さっそく誘うヨ」 二人移動 5 ジャック、相席 ジ「ちわ~、いま人を募集中なんヨ。儲かる話ネ」 男「なんの募集だ?」 6ジ「海賊のメンバーネ。このヒデーオ様を中心に、 海賊グループを作って世界の海をブン取ってやろう ってわけネ」 男「景気のいい話だな」 7男「よし、どうせヒマだしな。儲かるなら参加しよう。 俺は名はクマだ」 ジ「話のわかる男だネ」 8他男多数「なになに、海賊? 俺もまぜろよ」 「俺も入れてくれ」「俺も~」 ジ「金がからむともてるネ」 7 1ヒ「でも、あいつは乗ってこないね」 野武士風の男(もらし)がそっぽ向いてる 2 もらしの前をジャックが通り過ぎる ジ「♪はやく~しないとー行っちゃーうヨ~」 3も「おいまて」 ジャックの後ろでもらしが声をかける 4も「海賊なら戦もあるだろう。 剣の使い手も必要じゃないか?」 ジ「必要だけど、いないんじゃしょーがないネ」 5 店の外 ヒ「あいつ誘わないの?」 ジ「やつも話は聞こえたはずだヨ。 来たけりゃ来りゃいいネ」 6 店から離れて、 ヒ「来ないね」 ジ「こっちが丁寧に頼まないと受けない気なんヨ。 プライド高いネ」 7ヒ「頼めばいいじゃん」 ジ「調子こくからダメだネ」 8棚の景品がコルク弾に当たってはじかれる 「あったり~」 9 〃 8 1シモ・ネタネ、無理なポーズで撃つ パン! 「あたり~」 2シモ、変なポーズで撃つ パン! 「あたり~」 3シモ、銃を片手にポーズ シ「俺にかかれば百発百中になるんだよなあ」 4ジ「いい腕前だネ。仲間になってヨ」 ヒ「海賊メンバー募集中だよ」 シモ、間抜けなポーズのまま 5 シモ、気取って姿勢を直し、 シ「海賊かあ。魅力的な響きだねぇ」 ジ「活躍して儲けるがいいネ。加わるか?」 6シ「目立つならいいかなあ」 ヒ「・・・・目立てばいいじゃん」 7シ「フッ、しょうがないなあ、参加してあげようかなあ」 ヒ「いやならい・・・・」 ジャック、ヒデーオの口をふさぐ 8シ「俺はシモ・ネタネだ。銃の扱いは任せてくれ」 ジ「名前は下品だネ」 9 1 ヒデーオ、ジャックに小声で、 ヒ「さっきプライド高いのはダメって言ってたろ」 ジ「ヨイショで操るのも手なんヨ。相手によるネ」 2 集まったヤツを前に、 ジ「ここに船操れるやついる?」 ヒ「・・・・いないみたい」 3ヒ「いないんじゃ困るじゃん!」 ジ「探せばいいんヨ」 4 船が並ぶ埠頭 ジ「ここは港ネ、いくらもいるネ」 5 船の漁師に、 ジ「よう、儲かってるかい?」 漁「いやぁ、さっぱりだね。魚は獲れねえし、 海賊もいるし」 6ジ「じゃあ、一緒に海賊やろうヨ!」 漁「そうはいかねえよ、捕まりたくねえよ」 7ジ「一度でいいから見てみたい、密漁ばれて捕まるの、 ジャックです」 漁「ドキ」 8ジ「おまわりさーん、ここの漁師は密漁 繰り返してますよー!」 漁「おいよせ、ばらすなバカ!」 10 1ジ「漁師も似たり寄ったりな連中なわけで、 船長をまかせるネ」 ヒ「でも船小さくない?」 2ジ「組合にかけ合ってみるネ」事務所に入る 3・4ジ「大型船を借りられたヨ。 組合と水産会社もスネに傷持つ身だネ」 5・6ヒ「できれば帆船がいいんだけどな。海賊っぽくて」 船長「今時帆船はないわな」 ジ「一見帆船の船でいいネ、 風でも燃料でも動くやつに改造しよう」 7・8 海賊船風 全景 ジ「さっそくできたネ!」 クマ「キング・ユメミルダス号?」 船「なんだか遊園地にありそうだなあ」 シ「ガキくさいなあ」 11 1ジ「ついでに航海士も紹介してもらったネ。 ブスコちゃんネ」 ブ「儲かるなら付き合ってやんよ」 2ブ「てゆーか、ブスコじゃねーよ、ユーコだよ!」 ジャックを蹴飛ばす ジ「こりゃ失敬ネ」 3ヒ「なんで美人連れてこないんだよ!」 ジ「漫画じゃあるまいし、そんな都合よくいかないヨ」 4シ「ねえ、料理人はいないの? 誰が料理番なの?」 サ「ここにいるよ」 サガワ現る 5サ「長年板前やってたサガワだ、虫でも人間でも 料理してやるよ」 包丁ギラリ 6サ「南洋には人魚がいるそうだが、本当かな」 ジ「まあ、いるかもしれんネ」 7サ「食ってみたいなあ。金髪の人魚がいいな」 8ヒ「人魚って人なの魚なの?」 ジ「ウロコとヒレがあるから魚じゃネ?」 9サ「俺はどっちでもいいよ。美人の人魚食いてえなあ」 包丁ペロペロ ジ「・・・・そうだネ、よろしく」 12 1船「なあ、政治家に金渡した方がいいんじゃねえか? 海上警察がうるさそうだぜ」 ジ「そりゃ名案だネ」 2 公衆電話 ジ「あーもしもし、有力議員の小澤くんの秘書かネ? 海賊取り締まりをゆるめてほしいんで、 渡したいものがあるんだがネ、ヒショヒショ」 3ジ「ヒショヒショ話ってのはこっから来たんヨ」 ヒ「おまえ物知りだな」 4ジ「金は組合に前借して払ったネ。 儲けたら返してやるネ。さあ、準備して海に出るヨ!」 船「儲ける前から借金とは豪気だな」 5・6・7・8 船出航 ジ「いざ大海原だネ!」 13 1 甲板上 ジ「ヒデーオ、おまえが親分なんだから、 みんなにあいさつしろヨ」 2 ヒデーオ、仲間の前で ヒ「えーと、あの~」 3ヒ「海賊になって、暴れて、儲けたいと思います」 4ジ「小学生かヨ、代われ!」 5・6 仲間の前で ジ「いいかおまえら! これからこのヒデーオ様を中心に オレらは海賊として世界の海で暴れて、金銀財宝、 あらゆるものを奪いつくして、逆らうやつはブッたおして、 オレたちの大海賊団を作るんヨ!!」 おー!! 7ジ「こんなもんだネ」 ヒ「んも~、おまえ親分でいいよ」 8ジ「オレが親分になったらいばっちゃうヨ? いいの?」 ヒ「・・・・やっぱり俺でいいよ」 14 1 貨物船 全景 2 艦橋内 船長「ん? あれは・・・・」 3船「海賊船だ!」 4船「追いつかれるぞ!スピードを上げろ!」 「これ以上無理です!」 5・6 船を横付けして海賊乗り移る 「ヒャッホー!!」 7・8ジ「貨物船乗っ取ったりー!!」おー!! 15 1ヒ「いきなり大物だね」 ジ「奪ったものの用はないから、 船と荷物も売ってしまうネ」 2シ「海上警察は?」 ヒ「来てないね」 3船長「海軍も警察も来ないなら楽なもんだぜ!」 ジ「この調子でどんどん奪うネ!」 4 南の島・港遠景 「ガハハハハハハ」 5・6「かんぱーい!!」 7・8 ヒデーオ他メンバー達の酒宴 俯瞰 「いや~、盗り放題だったな」 「10隻は行ったか?」「もっと行ったろ」 「海軍も警察も無けりゃ楽なもんだな」 「議員への献金が利いてるのかな」 16 1ジ「さて、宴も酣(たけなわ)だけど、ここでわれらが ヒデーオ親分にあいさつしてもらおうかネ」 ヒ「え!?」 2ヒ「・・・・え~と、大変だったけど、船がいっぱい取れて、 儲かったので、よかったです」 ジ「小学生かヨ、代われ!」 3ジ「みんな、ご苦労であったネ! オレ達は海賊として 活躍を始めて、華々しい戦果を上げてるネ!」 メンバーそれぞれ 4ジ「しかーし! 海にはライバルとなる他の海賊や、 強力な警察や海軍もいるのネ! 今回は幸運だったと 思って気を引き締めないといけないネ!」 メンバーそれぞれ 5ジ「それにはまず、裏切り者や逃げるやつは、 仲間といえども、てってー的にブチのめすネ!」 テーブルを叩く 6ジ「オレ達はぁ、世界一の大海賊を目指してぇ、 鉄の結束をもってぇ、ヒデーオ海賊団としてぇ、 世界を荒らし回るんヨ!!」 ヒトラー風演説 7ジ「世界のものはオレらのもの、 オレらのものはオレらのものなんヨ! わかったかおまえら!!」 全員「おー!!」 8「うまくいってよかったな」 ジ「?」 17 18 1 ジャックの後ろにもらしが座っている ヒ「本国の港にいたやつじゃん」 2ジ「あれ? 来てたの?」 も「来てたよ。ずっといたよ。船が出てからずっといたよ!」 3ジ「あんた、名前は?」 も「宮本もらしだ」 4ジ「仲間なら給料払ったのに、名前がもれてるネ」 帳面ペラペラ 5ジ「もらしさんネ、いつもクールに決めて静かにしてたら 目立たないんヨ」 も「他の船を襲うときも活躍した! 見てなかったのか!」 6ジ「誰か見たか?」 他数人「いや」 7ジ「あのネ、活躍しても、部外者は関係ないんヨ?」 も「俺の働きは無駄だというのか!?」 8ジ「部外者に給料払うバカはいないネぇ。 ちゃんと申し込んでくれないとネぇ」 19 1も「むしろ、これまで食っただろう飯代を 払ってほしいネぇ」 もらしの傍らに酒瓶と皿数枚 2も「金など無い! 一文無しだ!」 ジ「じゃあ食い逃げするの?」 3モ「無礼を言うな!」 刀に手をかける ジ「食い逃げの方が無礼と思うネ」 4も「だから、俺も苦労して活躍した・・・」 ジ「キミは部外者だヨ」 ジャック、でかい顔で迫る 5ジ「キミもヒデーオ海賊団に入る? それともクールに食い逃げするの?」 6も「・・・・仲間になろう」 ジ「え?」 ジャック、耳を近づける 7も「仲間になる・・・・」 ジ「誰が?」 も「俺が!」 8ジ「聞いたかみんな、宮本もらし殿、 ヒデーオ海賊団に加わったヨ!」 おー! 20 1もらし、ふんどし一丁で踊る ジ「クールやめたらしいヨ」 ヒ「極端だなあ」 2海上を船3隻(?)が航行 俯瞰 「てなわけで、仲間も増えて、儲けも船も増やして、 海賊団になってきたネ」 3・4 甲板上 ヒデーオ、派手な格好で片手にペロペロキャンデーを 持って椅子に座っている ジャックと他メンバーも派手な格好 子分「親分、金を盗んで逃げようとしたやつを 捕まえました!」 子分2「お許しを~」 5 子分2、マストに逆さに吊るされる ジ「人の物を盗むなんてとんでもねーやつだネ!」 6船長「こないだも二人持ち逃げしたよな」 ブ「三人でしょ、あたしが一人殺したけどさ」 7シ「やっぱり親分は俺じゃないとだめなんじゃないかなぁ」 クマ「なに言いやがる、 シモネタに従うやつなんざいねえよ!」 8ヒ「俺じゃだめってか」 ヒデーオふくれる シ「いや、ただちょっとさ、なあ」 同意する子分3、4 21 1も「おいシモ、俺らはヒデーオに従ってんだぞ、 おまえもその一人だ。立場わきまえろよ」 シ「わかってるってば」 2も「代わるとすれば俺くらいだろう」 ブ「ちょっと~、さっきからあんたら 適当こいてんじゃないよ!」 3ブ「海のことなんかなーんにも知らねえくせに、 えーかっこしぃだけでできるわけねえだろ!」 も「えーかっこしぃだけとはどういうことだ!」 もらし、刀に手をかける ジ「まあまあまあ、ちょい待ちなヨ」 4ジ「まだ始めたばかりなのに、仲間割れは困るネ。 みんなヒイキしてんだから、なんとか頼むヨ」 5 船後方の会議室 6ヒ「みんな親分ねらってるのか! くそ!」 ジ「油断もスキもないネ」 7ヒ「命令に逆らうやつはギッタギタにしていいよね!?」 ジ「逆らわなければおまえも我慢すんだヨ」 8ジ「奪った宝も使ってちゃんと使って人を増やして、 海賊団を大きくするんヨ」 傍らに宝箱 22 1ジ「そしておまえが目指す海賊王に近づくんヨ!」 ヒ「おう!!」 2ヒ「海賊王になるぞーっ!!」うおーっ!! ジャック、たくらみの顔 3 昼の空 やしの木 「え、島を盗る?」 4 会議室 ジ「海だけでなく、港も陸も支配するんヨ」 船長「でも外国の警察や軍隊だって だまってないぜ。 献金も利かないだろうし」 5ジ「なーに、こっちの国はたいした軍隊じゃないネ。 しかもいくつも国があるし、島も多いから逃げ隠れ できるし、地元の兵隊には金をばらまくネ」 6ジ「で、まずはこの港がある島を分捕るネ」 地図表示 7・8 島 島民達の前で ジ「てなわけで、この島はオレ達ヒデーオ海賊団の 領土にするネ!」 島民「えええええ~!!」 23 1ジ「逆らうやつはブチ殺す!! そうでなければ不自由な生活が送れるネ」 島民「・・・・どっちもやだな」 2 もらしとシモ、刀と銃で脅す も「どっちがいいんだ?」 島民「・・・・不自由な方で・・・・」 3 地図表示 ジ「この島をヒデーオ島と命名して、 この港町を首都のキング・ユメミルダスにするネ!」 4ジ「他の島もどんどん分捕って、 シモ島やもらし島にするネ!」 シ「そりゃいいねぇ」ヒャッホー 5も「俺の島の方が大きいんだよな?」 シ「いやいや、そりゃ俺の方でしょ?」 6も「俺の方に決まってるだろう!」 シ「寝ぼけんなよ、ローニンさんよぉ」 ジ「だからそーいうのなしネ!」 7・8ジ「も~どんどん攻めちゃうネ」 海辺から海賊の侵攻 24 1・2 ジ「おまえら島民は俺らの民となったネ! 外国に従う必要はないネ! 逆らったら首チョンパだからネ!」 島民「ええええええええええええ」 3 地図表示 ジ「この島もこことここの島もヒデーオ海賊団の 領土になったネ」 4 島? ジ「王はもちろんヒデーオ様ネ」 ヒ「オッホン!」 ヒデーオ、派手派手の格好 5ジ「船の荷物は陸に移したか?」 子分「全部運びましたでやんす」 6子分「親分、占領した島にいた海賊達が 降参してきました!」 ヒ「おう!」 7ジ「われらヒデーオ海賊団の仲間になるかネ?」 海賊頭「ぜひおねげえしやす!」土下座 8 屋内 ジ「海賊が大きくなると国になるのは、 昔も今も同じネ」 25 1 夜 外 見張り台が無人 ジ「あれ? 見張りは?」 2 クマと船長が酔っ払っている クマ「だいじょーぶだよ、外は弱っちぃ島民しかいねえよ! ジャックも飲めよ」 3クマ「だいたいおめえはタヌキか? なんなんだ?」 船長「イタチじゃねえか?」 ジャック、顔をいじられる 4サガワ「俺がさばいて料理しようか」 ジ「お断りだネ」 ジャック、その場を去り、笑われる 5・6シモ、女性数人はべらせて酒盛り シ「こいつら強い男が好きなんだってさ。 俺のファンクラブができちゃってさぁ」 7シ「本国でももてたけど、やっぱりどこでももてるん だよねぇ」 8シ「女なんてこんなもんだよなぁ。はははは」 ジャック、その場を去る 26 1・2ジ「国の始まりだけど、 所詮はチンピラゴロツキの寄せ集めネ。 十人十色のバカばっかりで、ちっともまとまらないネ」 外で争う子分達 3 屋内 ジ「いかにして国を盛り上げるか悩むネ」 ジャック、新聞を見る 4ジ「なに!? 本国の政権が変わって まじめな政府になったと?」 5ジ「バカとの付き合い身の破滅ネ。そろそろ潮時かもネ」 バッグを開けて、 6ジャック、白ターバンと黒眼鏡で顔を隠し、現地人に扮装 ジ「変身するネ」 7 夜 長老宅 周りに若者数人 ジ「村の長老に会うネ」 長老「誰じゃいな?」 8ジ「俺は“南洋の虎”だネ。 この島から海賊達を追い出すんヨ」 27 1ジ「海賊は100数十人程度、 あんたら島民は合わせて千超えるネ」 2ジ「村と島々の人が協力すればもっと増えるヨ!」 地図を見せる 長老「しかし相手は海賊だでな・・・・」 3・4 村民達を前に ジ「奴隷でいいのか!? 海賊達に好き勝手に されていいのか!?」 村民沈黙「・・・・」 5ジ「自分のことばかり考えるやつは、 自分をも滅ぼすやつだネ!!」 6村民0「・・・・あんた・・・どこかで見た気が・・・」 ジ「気のせいだヨっ!!」 7・8ジ「剣を取り、銃を取れ! 無ければ鉈でも鎌でも、石でも棒でも使うんヨ! 自由を勝ち取るんヨ!!」 28 1村民1「・・・そうだ、俺達は自由だ! 海賊の奴隷なんてまっぴらごめんだ!」 村民2「俺も島民として、この村と島を守るぞ!」 村民3「俺も戦うぞ!!」 2村民1「長老、決断を!!」 3長老「・・・・わしらはわしらじゃ。やるべし!」 4村民1「海賊を追い出せ! 俺達の島を取り戻せ!!」 おおおおおおお!! 5ジ「この調子で村々を廻って説得するネ」馬で進む 6ジ「どんどん武器も渡すヨ」 銃や剣を背負い、馬にも積む 7・8ジ「軍事訓練もして」 村民「整列!」 29 1ジ「島民に自覚とプライドを持ってもらうネ」 島民達を前に白板で説明解説 2 昼 港町 ヒ「ねえ、ジャックはどこ~?」 3・4 屋内 ヒデーオ、派手な王様風でだらしなく椅子に座り、 ヒ「最近ジャック見てないな。どこ行ったんだ?」 5 ジャック来る ヒ「お、ジャック、どこ行ってたんだよ」 ジ「いろいろ忙しいんヨ」 6ヒ「シモネタの野郎が好き勝手始めて命令聞かねえんだよ」 ジ「命令違反は死刑ネ」 7ヒ「ところが、やつの子分もいて逆らってくるんだよ、 なんとかなんないかな」 ジ「それはちょうどいいネ」 8ヒ「ちょうどいい?」 ジ「いや、なんでもないネ」 30 1ジ「そういえば、倉庫の武器が無くなってたネ。 シモネタのやつらだネ」 ヒ「あのやろ~!」 2ジ「やられる前にやるのが鉄則ネ! オレにまかせるネ!」 3・4 夜 シモネタネの家 全景 ギャハハハ 5・6・シモ一派の酒宴 子分と女性複数 シ「あんなガキに従ってられっかよ」 子分1「シモさんが王になればいいスよ」 7・8シ「まあね、いざとなりゃあ、ヒデーオやもらしを 始末して、すぐ組織を乗っ取ってやるさ」 31 1 外 ジャックと子分数人が茂みに潜んでいる 2子分「シモ一派は8人、酒くらってだらけてます」 ジ「よし、作戦通りにするヨ」 3・4・5・6 ジャックと銃を構えた子分2人、室内に突入、 ジ「シモ・ネタネ、以下8名、度重なる命令違反のため 逮捕すんヨ! 全員外へ出るんヨ!」 7シ「いやだと言ったら?」銃を構えるシモ 8ジ「・・・・じゃあ帰るネ」 外に出る 32 1シ「おい、見ろよ、あのザマを! 銃向けたらさっさと帰りやがったぜ!」 子分1「情けねえなあ」大笑 2シ「シモネタネ王国も間近だな」 子分1「・・・ん」 3子分1「なんかコゲくせえですね」 シ「え?」 4子分2「外が燃えてます!」 子分3「ドアが開かねえぞ!」 5・6・7・8 炎に包まれる家全景 「わあああああああああ」 33 1・2ジ「シモ一派壊滅ネ」炎に照らされるジャック達 3 屋内? ヒ「でかしたジャック! さすがだ!」 ジ「今度から自分で決めてよネ」 4ヒ「ブスコも相変わらず態度悪いし、クマも逆らうんだよなあ。 あいつらも殺っちゃうか」 ジ「好きにするがいいネ」 その場を去るジャック 5ジ「さて、島民はどうしてるかネ」馬に乗って路上 6 島民、銃や槍を持って整列 ジ「準備できた?」 島民1「準備完了です!」 7・8ジ「よし、まずは隣村に住み着いた海賊を追い出すヨ!」 34 1 外 ブ「ぎぇえええええええ」 2ブスコが柱に縛られている 周りに数人取り囲む ブ「あたしのおかげで船が動いてんだろうが、恩知らず!!」 ヒ「うるせえ!! 代わりはいくらでもいるよ!」 3ヒ「ブスで性格も悪いってのは、何の冗談なんだよ、 散々いばりやがって!!」 パコーンと棒で顔を打つ 4・5ヒ「よう、サガワに料理でもしてもらおうか、な?」 サ「うまくできるかなあ」 サガワ、包丁を研ぐ ブ「ぶひーっ!!」 5子分「親分! 隣村で村のやつらが暴れています!」 ヒ「なに!?」 ブスコの半ケツにフォークが刺さってる 6子分「人数が多くて、銃や剣まで持ってたので、 たまらず逃げてきました!」 ヒ「なんだよ、だらしねえやつらだな!」 7・8ヒ「海賊を追い出すなんて、なんて野蛮なやつらだ! 野郎ども、反撃だ! 村を焼いちまえ!」 おー!! 35 1・2 村外れの路上 村民1「海賊が向かってきます!」 扮装のジャック、馬上で双眼鏡 3・4ジ「総員、配置につけヨ!」 茂みから顔を出す村民達 5ヒ「む!?」 6ヒ「なんだあいつは」 路上に馬上のジャック 7船長「あいつが村の連中あやつったんじゃねえか?」 8ヒ「馬が糞してる」 馬が尻を向けて馬糞ボテボテ 36 1クマ「にゃろ~、からかってやがんな」 2クマ「撃て! 逃すな!」 逃げるジャック 3・4 走り出す海賊達 ヒ「待てこらーっ!!」 5・6・7・8 穴に落ちる海賊達 「わーっ!!」 37 1ジャック、口笛を吹く「ピーッ!」 2茂みから村民達が銃を構え、 3 〃 4・5・6・7 前方左右から銃撃される海賊達 8ヒ「うわわ、罠だっ! 引き返せっ!」 38 1・2ヒ「ひ、人殺しだっ! 逃げろ!」走るヒデーオ達 3・4村民1「海賊達が逃げて行きます!」 ジ「もっとブチ殺したかったが、まあいいネ」 5・6 ヒデーオ達、息切れでクタクタ、路上で振り返り、 ヒ「あんなに銃で攻撃してくるとは、くっそ~シモの野郎、 武器を渡したな!」 7も「おいおい、おまえら道草食ってる場合か!」 ヒ「あ、もらし、いたのか」 8も「ずーっといたぞ、後ろにいただけだっ!」 ヒ「ごめん」 39 1も「攻めるのは村だろうが! 惑わされるな! 村へ行け!!」 2も「女子供を人質に取るんだ! 逆らったら皆殺しにしてやれ!」 ヒ「なるほど!」 3・4 村 村民「海賊が来たよーっ!!」 5・6 村中心の空き地 俯瞰 も「村民に告ぐ! おまえらは俺達の人質だ! 7・8も「逆らえばあの世行きだぞ!! 武器を捨てて降伏しろ!!」 40 1 銃弾一発もらしをかすめる 2 小屋の戸の隙間から銃を構える村の女性 も「きさまかあ!」 3 もらし、女性に近づき刀を振り上げる 女性は銃の扱いに手間取る も「逆らうやつは叩っ斬ってやる!!」 4 ボコンと、もらしの顔に大きな石が当たる 5 もらしの前に村の子供 も「このガキめが・・・・石で俺たちを追い出す気か?」 6 他の子供達からも石礫の嵐 ボコバコボコボコベコバコベコ 7・8もらし、血だらけで倒れ、 ヒデーオとクマが引きずって逃げる ヒ「引き返せーっ!! 退却だーっ!!」 石と弓矢と銃弾も飛んでくる 41 1・2・3・4 村に歓声 村民「やったー! 海賊を追い返したぞーっ!!」 5・6 路上 ボロボロのヒデーオ達 ヒ「ちくしょ~、女子供にやられるとは・・・・」 子分「おやぶーん!」 7子分「港に村の連中が攻めて来ました!!」 ヒ「ゲゲ!!」 8ジ「うしゃしゃ、海賊ボロ負け、形勢逆転ネ」 42 1 蔵の前 ジ「この隙にお宝持ち出して島からおさらばするネ」 2 蔵の中 多くの物の中に宝箱 ジ「♪あーりました~ありました~」 3ジ「♪鬼が~奪ったお宝は~」よいしょ 宝を外へ運び出し 4ジ「♪すべて~わたしがもらいましょ~」 モーターボートに積む 5・6ジ「♪さーらーば南国よ~また来るま~で~は~」 ボートが沖へ走る 7・8 村民の攻撃に逃げるヒデーオ達 ヒ「だめだ、みんな船へ乗れ! 早く!」 43 1・2ヒ「早く船を出せ!!」 エンジン始動 石や槍から身を隠すヒデーオ達 3・4 港から離れる船 クマ「ただの帆船でなくてよかったな」 ヒ「危なかったなあ」 5・6ヒ「あれ? ジャックは?」 7・8 ボート疾走中 ジ「このまま本国へ帰ってのんきに暮らすネ。 ジャック大勝利だネ!」 44 1 ボートのエンジン プススン ジ「れれ? なんなん?」 2ジ「ぶはっ!」 3 ガソリンメーターが0 ジ「燃料切れ!?」 4・5ジ「おい! 冗談じゃねーヨ! 海の真ん中で 止まることねーだろ!」 動けー!! 6ジ「あっ、船だ!」 水平線に船影 7ジ「こっち来て! こっちだヨ、おーい!!」 8ジ「来た来た、ひゃ~、助かった・・・・あ」 45 1・2 たなびく本国の旗(渦巻き) 3・4・5・6 ジャックのボートの前に駆逐艦 ジ「本国の軍艦ネ・・・・」 5 ヒデーオ達の船4隻航行 ヒ「ジャックは逃げ遅れて殺されたのかなあ」 6 甲板上 クマ「まあ、それも寿命だわな」 7ヒ「このまま逃げんのはつまんねーよ、 島に砲撃してやろうぜ!!」 8ヒ「海賊らしく無茶苦茶撃って島を破壊してやるぜ!!」 子分「親分、軍艦が来ます!」 46 1・2・3・4 艦隊航行 7ヒ「ここは南の海だぞ! なんであいつらがここまで来るんだよ!」 子分「おそらく海賊討伐のためかと・・・・」 8ヒ「ふざけんな! 小沢議員は何やってんだ!」 子分「本国の政権が真面目な政権に交代したそうで・・・・」 新聞見せる 47 1・2 戦艦艦橋内 司令官、艦長や士官数人 司令官「それにしても立派な宝だね」 ジャック、敬礼して、 ジ「は、海賊どもが島民や船から奪った貴重品の 数々でありますネ!」 3・4ジ「ぜひ島民と関係者の方々にお知らせし、 返還して頂きたく存じますネ!」 司「うん、お見事だ」 5・6 艦隊航行 「こちらは本国海軍である、ただちに船を停めなさい、 停まらなければ砲撃するぞ!」 7ヒ「けっ、誰が止めるもんかい!」 8 司令官、双眼鏡を手に、 司「国内外で散々暴れてくれたが、もう遠慮はせんぞ」 48 1・2「総員戦闘配置につけー!」 ヒ「にゃろーっ! ほんとに撃ってきやがった!!」 6ヒ「こっちも撃ち返せー! 全艦に知らせろ!!」 手旗信号 ほいほい 7 海賊船から砲撃 8 艦隊前に着弾 届かない 49 1 海軍砲撃 子分「海軍の本気来たーっ!!」 3 5 ヒ「小澤何やってんだーっ! 役立たずーっ! 金返せーっ!!」 8船長「親分、白旗を揚げるんだ! 降伏するふりをするんだよ!」 50 1 士官、双眼鏡で 士「先頭の船が白旗を揚げています!」 2司「・・・・だが停まってはいないな」 3司「前方へ撃て。停めさせろ。当たってもかまわん」 子分「2号艦沈没!!」 ヒ「おのれ軍国主義者、野蛮人どもめ~!! 5・6側面被弾 すっ飛ぶ数人 7ヒデーオの小船に大戦艦が横付け 司「海賊船を押収する、全員捕らえろ」 8司「負傷者運び出せ」 51 1・2士「長官、着物姿の男が刀を振り回して暴れています!」 海賊船甲板 3・4も「このまま捕まると思うなよ! 今度こそ最後の見せ場を作ってやろう!」 5司「正当防衛で発砲もやむなしか・・・・」 士官1、木刀持って現る 士1「長官、私にお任せ下さい」 6士1「剣術ならば私もかじった身です、 ここは奴に合わせて一勝負させて下さい」 司「しかし、相手の刀は真剣だろう」 7・8士1「チンピラ剣術にはこれで十分です」 52 1・2 もらし背後、前に士1 俯瞰 士1「さあさあ、武士気取りのお兄さん、俺が相手してやろう」 も「なにを~? 一兵卒が生意気な」 3・4 士官手前 対峙 士1「「ご自慢の腕を披露願おうか」 も「ほう、木刀で相手か。見くびられたもんだな」 5・6も「ふん、きさまなど海のもずくにしてやるわ」 物陰でジャック前面、笑いをこらえながら、 ジ「もずくってなんだよ、もくずだろう」ププ 7・8 もらし上段から振りかぶって前へ突進 も「死んでも恨むなよ!」 53 1・2 士官1、もらしの右小手を下から打ち付ける 3・4 間髪入れず眉間に二太刀目 5・6 刀を落とし、ひざを着くもらし 7・8 倒れるもらし 54 1司「死んだのか?」 士1「いえ、おそらく脳震盪です」 ジャック、司令官の後ろからのぞき見る 2 目が覚めるもらし 3・4 もらし、小刀を左手にヨロヨロ立ち上がり、 も「えーい離せっ! 近寄るな!!」 ジ「もう起きた」 5・6も「こ、このもらし様は、 雑魚に捕まるほど落ちぶれてはおらんわ!!」 7・8も「さらば!」 もらし、海へ飛び込む 55 1 海に浮くもらし、 も「はは、はははは、我が野望尽きることなし!」 2 もらしの横でサメ浮上 3・4 もらし、サメに襲われ、サメ再び潜る 5・6 他のサメも集まり激しく襲う ジ「たしかに雑魚じゃなかったネ」 56 1・2士2「長官、船には指名手配者が複数の他、 少年が乗っておりました、海賊のリーダーとのことです」 司「あきれたもんだな」 ヒデーオ達が数珠繋ぎで連行される 3 ジ「長官、あいつら死刑にしましょうヨ! こらしめないと!」 4ジ「海賊の最後らしく、フリチンで縛り首にしてマストから 吊るして、鳥の餌とかいいんでねえかな・・・・いや、 海にぶっこんで魚の餌かな。ギロチンでさらし首もいいな。 ケヘヘッ!」 5・6長官「まぁ、裁判を受けて少年院だろうな。 何年になるやら・・・・」 ジ「ですよネ~、でもあのバカ、 出所したらまた再犯しますヨ!」 57 1・2・3・4 島 島民達が沖の艦隊に歓声 ジ「てなわけで、ヒデーオ海賊団は壊滅して、奪われた宝や 物はすべて島民たちと襲われた船の人に返されたネ」 5・6 甲板上 ジャック、海を見つめて ジ「驕れる者は久しからずネ・・・・せっかくの宝を・・・・ オレのココロは複雑ネ」 7・8兵1「島では“南洋の虎”と名乗る男と島民達が 海賊を追い払ったんだとさ」 兵2「へ~、勇敢だね」 ジ「あ、それは・・・・」 58 1・2ジ「・・・・ばれると面倒だからだまっとくネ」 3・4司「今回の件で我々は、島民の方々と“南洋の虎”の 高き誇りと不屈の精神に、深く敬意を表したい」 ジ「ほんとほんと」 4・5司「そして本国と、各国の子供達にも伝えたい」 ジ「はあはあ」 5・6 司「ちびっこの諸君! 大人になったら社会に役立つ 立派な人になってくれよ!」 ジ「ひゃ~、ごもっとも!」 ジャック、日の丸扇子で調子取り 7・8 ジ「さ、めでたしめでたしネ。本国へ帰りましょ!」 沖を航行する艦隊 遠景 終 快傑ハリマオの歌 行進曲「軍艦」 錨を上げて
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