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ブラウザや検索サービスのウェブ履歴追跡、どう扱われるべき?

2012年2月19日(日) 00時15分
ジョナサン・メイヤー氏のブログWEB POLICYの画像
ジョナサン・メイヤー氏のブログWEB POLICY
iPhoneのSafariのプライバシー設定画面。初期設定でクッキーの受け入れが「訪問先のみ」になっているの画像
iPhoneのSafariのプライバシー設定画面。初期設定でクッキーの受け入れが「訪問先のみ」になっている
 米スタンフォード大学の研究者、ジョナサン・メイヤー氏は17日(現地時間)、Googleを含む数社の企業がSafariのプライバシー設定を無視してユーザーのウェブ履歴を追跡していると発表した。

 Safariはアップルのブラウザで、初期設定では閲覧したサイトのクッキーのみを受け入れるようになっている。ただし、ある方法で操作するとサーボパーティのサイトにアクセスしなくてもクッキーを有効にできる裏技のような方法がある。これは比較的によく知られており、Googleの手法もこれを利用したものだった。

 Googleが追跡に使ったのはサードパーティクッキーと呼ばれるもので、ほとんどの広告企業はこれを利用してユーザーのウェブ履歴などを収集している。ほとんどのブラウザはこのクッキーが初期設定で有効になっているが、Safariは無効になっている。

 ウェブ関連企業では、ソーシャルネットワークサービスのPathがユーザーに無断でiPhoneの連絡先を自社サーバーにアップロードしていることが発覚して問題になったばかり。今後、ユーザーのプライバシーについてより慎重な扱いを求める声が高まりそうだ。
《山田 正昭》
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