【モスクワ時事】インタファクス通信によると、宇宙旅行を手掛ける米スペース・アドベンチャーズ社(バージニア州)は2日までに、ロシア有人宇宙船「ソユーズ」を利用した「月周回旅行」が5年後の2017年2月にも実現する可能性があることを明らかにした。
計画時期は、米アポロ11号の人類初の月面着陸(1969年)前に、訓練中に死亡事故を起こしたアポロ1号の打ち上げ目標(67年2月)から50年目に当たる。同社のアンダーソン最高経営責任者(CEO)は、犠牲となった先人に敬意を表する機会になるとしている。
催行人数は2人で、既に1人分のチケットが1億5000万ドル(約115億円)で売れた。ソユーズが直接月に向かうプラン(8〜9日)と、国際宇宙ステーション(ISS)を経由するプラン(9〜21日)の二つのコースを検討しているという。
[時事通信社]