Jackson Factory - 生産工場 -

楽器生産地として有数の長野県の中で、安曇野市に在する中信楽器製造。
今から20年以上前になる1980年代後半、当時のUSA生産拠点と別に、品質と技術水準に優れた、より生産効率の高い日本の楽器生産工場を求め、グローバージャクソン本人が日本の地を踏んだ。
彼の設計創始者としての生産に対するこだわり、品質に対する追及は、日本工場においてもその厳しい目線で探究することとなる。その彼の選択は、この長野にある中信楽器製造となったのである。

当時、複数の欧米ブランドのOEM生産を担う事がアジア生産拠点として珍しいことではなかったが、以来この中信楽器製造はこのグローバージャクソンが展開するブランドのみを継続生産する事となる。
1990年代中盤からは、製造と同時に販売チャネルも自身で持ち同ブランドの国内販売も行う時期もあったが、2002年にUSA本家ブランドがFender Musical Instruments社に買収された後、現在では同社の国内輸入元である山野楽器海外事業部にその国内販売を移行する事になり、製作に専念し生産工場として更にその技術水準に磨きをかけている。

他ブランドを扱わない専門の生産工場である上に、Fender Musical Instruments社が買収したUSA本家ブランドに関しても、そのモデルラインアップの一部生産を担う形で世界向けに生産・輸出しており、USA工場との関係は他の国内生産工場に類を見ない程、密なものであると云える。
現実的には、定期的なUSAスタッフの来日、国内スタッフの渡米などによる相互技術研修や、頻繁に行われる品質会議などによって、常にUSAサイドと連携した生産水準を保っている。
先述の歴史的シニアマスタービルダー:マイクシャノンも、実際にここを訪れ技術研修を行っている。

この長年にわたって専念した生産経験とUSA工場との連携関係が、USAモデルと肩を並べ得る現在の国内生産モデルを支え続けている。。

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