Jackson Factory - 生産工場 -
現在Jacksonブランドの製品は、カリフォルニア州コロナファクトリー内に存在するUSA生産工場と、長野県安曇野市にある日本国内生産工場:中信楽器製造の2拠点によって生産されている。
JacksonUSA生産工場は、巨大なFender Musical Instruments社コロナ・ファクトリー敷地内の一区画に在しており、優れた品質を特徴とするUSAセレクトシリーズを中心に生産稼働している。
スルーネックやスカーフジョイント、コンパウンド・ラディアス等の複雑な構造が多岐にわたって採用されているモデルが多い為、その製法は通常のギター製作に比較して、必然的に複雑難解なものになる。
その為、Fender Musical Instruments社コロナ・ファクトリー内においても、独自の専任スタッフによる専用生産ラインを持ち、その検品項目・セットアップ基準に至るまで独自の方法論が貫かれている。
また、1980年代初頭から創始者グローバー・ジャクソンと共に歩んでいたマイク・シャノンは、現在でも同工場において日々ギター製作に携わっており、彼のとりわけ専門分野と云える木材マテリアルや木工加工などにおいて、その豊富な経験と確かな知識が脈々と注入されていると云っても過言ではない。
また同時に彼の長年にわたる知識・経験は、生産ラインや製造機器・工具までにもその手腕が発揮されており、現在の工場の品質・生産を担う中心的存在と云える人物である。
USAファクトリーには、この他にもいにしえの時代より歩んできたベテランスタッフ達が働いており、パット・マクゲリーもその一人である。
彼においても、シャノン同様に長い間グローバーと共に歩んだそのノウハウは豊富であり、シャノンと共にその一翼を担っていると云える存在である。
彼らに加え、独特のアーチトップ技術を得意とするマスタービルダー:パブロ・サンタナや、ボルト・オンネックモデルの製作を得意とするマスタービルダー:赤髪レッドデイブことデイブ・ニコラスなどが、その高い生産技術水準を牽引し、若手のスタッフの育成にも貢献している。
彼らスタッフが長年にわたって改良し、培ったきたそのギター製作理念は、今日でも製品の中に強く反映されており、公表されるスペック上には表記されないダブルアクショントラスロッド構造や、薄ネックの強度を支える為のQuartersawn採りメイプルネックの採用など、品質に対するこだわりが長い期間で養われてきた事が伺える。
いまや、一昔前にもあたるようになった1980年代は、歴史として語らうべくには十分な程の過去であり、その時代からの綿々とした生産技術の継続が今のJackson製品を支えていると云える。
Fender Musical Instruments社