2012-02-19 00:21:35

22歳になればすこしづつ臆病者になるわ

テーマ:ブログ

学生時代の最後の年だった。
それは彼女にとっても同じ年
彼女がそっとささやいた言葉


今もはっきりと覚えている。
それは22歳の別れの朝
彼女の本音を聞いた朝


僕はひっそりとその場所を去った。


それは谷村新司の歌詞の一節にある


「やさしさとか愛だとか 綺麗な言葉など
 信じられる程若くはない それは知っていたけれど
 22歳になれば少しづつ 臆病者になるわ
 何故かわかる?貴方
 私の髪の煙草の匂い 消えるまでの思い出ね」


そんな雰囲気だった。


人生を徐々に知り抜きつつある彼女の本音だったのか
若すぎた僕にはかなりの衝撃の言葉だった。


あれから何年もたって
ふとこの曲を聴いたとき


あの日のことが走馬灯のように僕の頭の中を駆け巡った。


http://www.youtube.com/watch?v=Jw0q1uUa1zM&feature=fvwrel

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