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気仙沼のがれき青森県へ 東北町・六ヶ所村で受け入れ

 宮城県と気仙沼市は17日、東日本大震災で発生した同市内の災害廃棄物の広域処理をめぐり、青森県と同県東北町、六ケ所村と受け入れに関する合意書を取り交わした。宮城県が県外の自治体と広域処理で連携するのは東京都に次いで2例目。気仙沼市は、山形県村山市と福島県喜多方市に次いで3例目。
 搬出するのは気仙沼市が集積した1次仮置き場にある木くず。20日に約600トンを海上輸送し、年度内に計約3960トンを処理する予定。新年度以降も継続する。
 船への積み込み前に放射能検査を行う。がれきは気仙沼港を出港後、むつ小川原港(六ケ所村)を経て、同村内で1次集積し、東北町の中間処理施設で破砕処理する。気仙沼市は週1回のペースで搬出する予定。
 菅原茂気仙沼市長は「2次処分場の準備が遅れていることもあり、廃棄物をいくらかでも減量しておく必要がある。他の自治体で処分を引き受けていただくことはありがたい」と話した。
 青森県は「東北の復興、復旧に向け、今後もできる限りのことをやっていきたい」(環境政策課)としている。
 気仙沼市の1次仮置き場に集積するがれきは約150万トン。これまで村山市と喜多方市に計約1万2300トンを搬出している。


2012年02月18日土曜日


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