UnNews:スマホアプリを活用した「Webサイト潰し」が流行の兆し

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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【2012年2月12日 ITFro】

スマートフォン(スマホ)のアプリを活用した「Webサイト潰し」が流行の兆しを見せている。

その手段はスマホのアプリを使ってターゲットサイトに田代砲のようなもので攻撃するものではなく、スマホアプリを通じて「風評被害」を巻き起こし、ターゲットサイト製作者に炎上ストレスを与えてサイトを運営する気を削ぎ、サイトを亡き者にしようとするものである。

今月11日にはあの虚構新聞の閲覧アプリがターゲットにされ、しつこく追いかけてくるセキュリティ技術者達への対応に辟易した社主UK氏が「しばらくPCから離れます」とサイトの更新停止宣言をしたことで話題になった。

その具体的な「サイト潰し」手段は以下のようなものである。

まず、潰したい著名サイトに対して閲覧用スマホアプリを提供する旨のオファーを出す。最初は断られることもあるが、しつこく食いつけばサイト主催者も熱意にほだされてスマホアプリ化を承諾することが多い。またスマホアプリ化を果たすことでサイト制作者の「著名人化を果たす」という願望を満たせるという点も訴求ポイントになる。

次に、適当にスマホアプリを開発する。もちろんアプリ開発業者としては一定のセキュリティやアプリを運用可能な程度の利益(売上)を挙げないといけないので、アプリの中に広告を入れたり、アプリを使用するユーザーの情報をスマホ端末から取得可能な仕組みにしておく必要がある。

続いてアプリを正式公開した後は、ある程度アプリが世間に流通するまで黙って運用を続ける。ここに「サイト潰し」のポイントがある。

その後一定レベルでアプリが流通したタイミングで、普段情報セキュリティホールを探すのに躍起になっている「セキュリティ技術者」の人達に、飯の種として当該アプリの内部情報を提供する。

こうなれば後はセキュリティ技術者にお任せである。アプリ運営会社に渡った所でアクセス解析以外の何にも使いようがないスマホ端末情報を「漏えいしたら恐ろしい事に繋がる個人情報」と看板を挿げ替え、次から次へと適当なそれっぽい情報をツイッターなどに立て続けに書きこんでアプリを使っている一般ユーザーの不安を煽る。まだ普及してからそれほど時間が経っていないスマホ端末や関連アプリの仕様は一般ユーザーから見たらブラックボックスであるため、煽られたユーザーの心理は得体の知れない不安で満たされることになる。

この「不安を煽る」テクニックは、普段から一般人の不安を煽って自分達の仕事に繋げるというステルスマーケティング紛いの行動を繰り返して生活しているセキュリティヤクザ技術者達に叶うクラスタは存在しない。その煽りテクニックによって不安が不安を呼び、1日前まで賞賛の嵐だったそのサイトは、一転して「極悪サイト」のレッテルを貼られて悪評拡散が巻き起こる。該当アプリのユーザー数が多いほど悪評に煽られるユーザーが増えることになるので、一気に数十万人単位のユーザーを悪評発信者に仕立て上げることも可能である。

こうなったらサイト運営側にとっては打つ手がない。家中にガソリンを撒かれて火を付けられると全焼するまで何も打つ手がないのとほぼ同様、自分がこれまで一生懸命やってきたサイトが炎上して燃え尽きるのを待つしかなくなるのである。

これが、スマホアプリを活用したWebサイト潰しの手段である。今回ターゲットにされた虚構新聞については主に政治系ネタの切れ味が鋭かったことや一連の流れにとある独立行政法人の職員も絡んでいたことから、当該サイトを苦々しく思っていた政治サイドが黒幕となってサイト潰しの罠を仕掛けたいう見方もあるが、真相は藪の中である。

また今後同様のサイト潰しの動きが他のネタサイトにも伝播することが考えられるが、ネタサイトの1つであるアンサイクロペディアを主催しているアンサイクロメディア財団はこの「スマホ活用Webサイト潰し」の動きに対してこうコメントしている。

「当サイトはスマホアプリ化の予定はありません。従ってスマホアプリの甘い罠に引っかかることもありません。そもそも猫-トースト装置レベルの鯖で運営しているアンサイクロペディアに、スマホからの大量接続に耐えうるキャパシティがあるわけないでしょ」

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