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'12/2/18

白島新駅、連絡路を簡素化へ


 広島市は、JR山陽線とアストラムラインの結節点となる白島新駅(中区西白島町)の連絡通路を簡素化し、工事費を約6億円削減する。追加の地盤工事が必要となり、総事業費の抑制に迫られたため。17日の市議会総括質問で明らかにした。

 連絡通路は国道54号の中央分離帯に設ける半地下のアストラムライン駅と、アストラムラインと交差する山陽線の高架に付設されるJR駅をつなぐ。約150メートルをコンクリート製の屋根で覆う。

 見直しは屋根を51メートル短縮。短縮部分は簡易な覆いに変更する。デザインしたシーラカンスアンドアソシエイツ(東京)は「市の判断に委ねたい」とする。

 新駅整備では追加の地盤工事が必要となった上、国から排煙対策の不十分さを指摘された。市は57億円の総事業費が14億円も膨らむと見込まれるため、事業内容の見直しを進めている。追加工事の影響で開業予定も1年遅れ15年春となる。




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