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【静岡】静岡・葵区の白骨遺体 粘着テープに人毛 ケースに保冷剤や消臭剤静岡市葵区の元パチンコ店から女性の遺体が見つかった死体遺棄事件で、遺体が入ったケースを密閉していた粘着テープに人毛が付着していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。女性または犯人の特定につながる有力な手掛かりになる可能性があり、捜査本部は近く鑑定する方針。ケースの中に保冷剤と消臭剤が入っていたことも判明。犯行発覚を遅らせる工作だったとみられる。 ケースは今月14日、パチンコ店だった3階建て建物の2階にある倉庫内の奥まった場所で、毛布にくるまれた状態で見つかった。捜査関係者によると、ケースのふたを目張りした粘着テープを調べたところ、人の頭髪と体毛が付着していた。 捜査本部によると、女性は身長152〜162センチで、年齢30〜55歳ぐらいと推定されるが、毛髪などに白髪はなかった。犯人のものである可能性もあり、衣類など身元確認に直接結びつく遺留物が確認されていない中、貴重な鑑定資料になりそうだ。 捜査関係者によると、ケースはプラスチック製の大型クーラーボックスで、中には保冷剤と消臭剤が入っていたという。 女性は死後3年以上たっているとされるが、ケースが置かれていた元パチンコ店2階の倉庫から異臭をかいだと証言する従業員らはほとんどいなかった。 ケースを粘着テープで目張りしたり、保冷剤や消臭剤を入れていた状況から、捜査関係者は「遺体の腐敗を遅らせ、臭いも抑え、事件発覚を遅らせようと、執拗(しつよう)に偽装工作をしている」と指摘する。 捜査本部によると、元パチンコ店には女性従業員の失踪者がいたとの情報は入っていない。今のところ、該当するような家出人ら行方不明者も浮かんでおらず、捜査本部は身元特定につながるような情報の提供を求めている。電話はフリーダイヤル(0120)110327。 PR情報
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