お疲れさまでした ( No.31 ) |
- 日時: 2009/12/15 09:19:58
- 名前: にいや
- 申し訳ない。
昨日の昼、行くつもりの無かったキヨシさんに電話して、散々ヤマト話をして行かせてしまったのは私です。 しかしそうですか。第三艦橋にハマりましたか。それは不幸中の幸いで。
>ガキのような部下に鉄拳制裁を食らわすことも出来ない ああ、そうそう。昔はやってましたね鉄拳制裁。やはり古代を分別を持った大人として描く、ってのが良くないんでしょうね(結局そういう描き方に徹底してもいないらしいですが)。言い換えれば現実的リアリティーに則って、キャラが成長したり科学的に矛盾しない考証を導入したりってのも『ヤマト』にはふさわしくないんでしょう。 昨日キヨシさんとも話しましたが、『ヤマト』はもっと神話的と言うか、伝説やおとぎ話に近い世界観で良いわけで。遊星爆弾は人間業ではなく、天の怒り。乗り込んでる女性は森雪だけ。スターシアは宇宙に浮かぶ女神様。イスカンダルとガミラスは「神と悪魔」の二重星。なぜかヤマトは一隻だけで航海。沖田が死ぬと雪が生き返る……。などなど、神話としてみれば見事な象徴性を持った作品です。 そこに無理矢理現代性を持ち込もうとすると、世界が崩壊するのは当たり前で。
……と書いて来て思うのは、『さらば』こそ第一作の『ヤマト』の世界観にリアルな現代性を持ち込んで成功していた作品なのかも知れません。「神話」「伝説」「おとぎはなし」としての第一作『ヤマト』を、そうではない世界「現代的な物質文明の世界観」「資本主義の未来世界」に対峙させた、という意味で。 つまり『さらば』の敵はズウォーダー大帝でも彗星帝国でもなく、「神話」「伝説」「おとぎ話」を信じなくなった現代社会だったわけでしょう。ラストの特攻は、未だにいかがな物かとも思うんですが、現代社会に対して疑問を投げかけて、「神話」「伝説」「おとぎ話」の象徴としてのヤマトが消えて行く、去って行く、という意味においては見事なラストだったのではないでしょうか。
『さらば』の中で「神話」「伝説」「おとぎ話」を継承するキャラとしては、まずはテレサ、そして豪傑の斎藤始でしょうね。土方艦長はちょっと線が細い。もっともっと死人みたいな爺さんだったら面白かったかもしれません。あ、そうだ。土方さんって元アンドロメダの艦長でしょ。いかんですよ、現代物質文明の象徴アンドロメダの艦長では。むしろ、アンドロメダに幽閉されていたキチガイ爺さんとか、密航してた海賊とか、そうい方がヤマト艦長にふさわしいでしょう。古代の学生時代の教官なんかじゃなく、佐渡先生の幼なじみとか。
>もともと真田さんが大好きで ああ、そうか。先日のキヨシさんの新作の主人公。両手両足が無くて……ってのは、真田さんっぽいですね。
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なんとなんと ( No.32 ) |
- 日時: 2009/12/15 09:35:45
- 名前: にいや
- さっき、Wikで『さらば』を調べてて知ったんですが。『さらば』公開時、0号フィルムがかかっていた劇場があるとの事。長いですが以下、転載。
公開時の初期に一部劇場にて公式版よりも尺が長く、一部セリフや音楽等の違う零号フィルム(脚本の最終決定稿に基づいた試作品)が上映されたという目撃情報がある。原版は行方不明となっているが、倉敷でのリバイバル上映の目撃証言があり、現存する可能性がある(この目撃部分とは、古代のイスカンダル航海の回想シーンに出てくる地球ドック到着の場面であるが、海外用の英語吹き替えソフトに収録されていた。映像のみ現存を確認できることになる)。
0号が上映されていた劇場でもそれぞれ部分的な差異があるが、実質の上映時間は2008年時点のDVD版と大差は無い(当時の劇場の上映時間にて確認)。
またオールナイトニッポンの前夜祭特別番組で現在のバージョンと同じサウンドトラックが放送されているため、当初より現在のバージョンが正式なものであることがわかる。あくまで0号は急場しのぎの為の臨時フィルムであったと考えられる。
零号フィルムには以下の台詞があったと言う証言がある(なおひおあきらの漫画版にも存在する)。
* 英雄の丘で、古代進が佐渡先生に「先生、地球はこれでいいのでしょうか。」と繁栄に酔いしれる地球人に疑問を呈する場面があった。 * ドックに眠るヤマトで古代進が沖田十三の幻を見た直後、各種計器の電源が自然に入るが、この直後、徳川機関長が「ははは、びっくりしたじゃろう」と現れるシーンがあった。この二つのシーンは当初から目撃者が多く、公開直後は確実に上映されたと思われる。 * 土方艦長が就任する際、古代以外の乗組員が「負けた船の艦長がヤマトの艦長になるなんて・・・」と反対するシーンがある(『オールナイトニッポン』のラジオドラマ版には存在するが…)。 * ミルにデスラーの監視を命じたサーベラーに対して、ズォーダーが「女だな、サーベラー」と言う台詞がある。 * 彗星帝国のテーマであるパイプオルガン曲(作曲・宮川泰)は当初は使用されておらず、ヨハン・ゼバスティアン・バッハのトッカータとフーガニ短調の前奏部分が使用されていたとの証言もある(しかしこの噂は78年8月1日にはサウンドトラックが発売しているため零号フィルムにテーマが使われなかったとは考えにくい)。
土方艦長と白色彗星のテーマ以外のシーンはTV版「宇宙戦艦ヤマト2」にも存在する。零号フィルムのシーンと同一の物かは不明。
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続き ( No.33 ) |
- 日時: 2009/12/15 09:40:17
- 名前: にいや
- ……と言う事で。
リバイバル時に倉敷でかかったって事は、岡山県でかかったフィルムは0号なのか。 リバイバルってのがいつの頃の事かわかりませんが、実は僕がロードジョーで観たのは0号バージョンです。 英雄の丘での古代の台詞が現在のDVDでは聞けないなんて。あれが一番大切な台詞だと思うんですけど。 で、下のアドレスで0号の詳細研究がみれます。
http://www.cwo.zaq.ne.jp/bfamp703/ スクロール下、「真田の義兄弟さんから(動画より)丘に立つ英雄!戦士よ起ち上がれ!を紹介いただきました。」をクリック。
いや、まさにこれですよ。
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先生よう ( No.34 ) |
- 日時: 2009/12/15 12:24:16
- 名前: キヨシ
- いえいえ、やはり観にいってよかったです。
一箇所ですがとても素敵なところもありましたし。
ただ、せっかくやるなら、もうちょっとちゃんと復活して欲しかったですね。 ヤマトの発進シーンとか、ちゃちぃCGや、やたらアップテンポにアレンジされたアルフィーの歌のせいもあってか、夜逃げのようにバタバタした貧乏くさいものでしたが、それでもやはり感無量でしたから。 ちゃんとやってくれたら、悶絶するような素晴らしいものに化けたのかもしれません。
時代が進むにつれて細くなる艦長像は、何より現実の世相に引っ張られている感じがします。 今回の古代などは、まさに学級崩壊寸前のクラス担任にしか見えない貫禄の無さでした。
>零号フィルム 件のシーン、どれも見覚えあるなあと思っていたら、TV版ではあったんですね。 劇場に観にいけなかった僕にとっては「ヤマト2」がマスターピースなので。 英雄の丘の古代の台詞は、本当に印象的でした。 「復活篇」でもチョロっと沖田像が出てきますが、使い方は「とりあえず入れとけ」程度のもので盛り上がりには欠けましたね。
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Wikiって ( No.35 ) |
- 日時: 2009/12/15 14:33:06
- 名前: 電脳窓際族
- ご無沙汰しています。電脳です。
キヨシさん> ヤマト復活編レビュー、楽しませていただきました。そうですか、かつて人類の希望をかけて 復活したヤマトが、今度はシンタロウの五輪誘致失敗の怨念を乗せて旅立っていったのですね。 そんな映画になっていたのか。今年の5月頃に線撮でヤマト復活編を手伝いましたが過去の作品の レイアウトを意識したような作画を見ていて結構期待していたのですけど。
しかし、Wikiって個人が自主的に情報載せていくので間違った情報も多いって聞きますけど にいや君が引用してくれたものにも僕の記憶とちょっと食い違う分がありますね。 まあ僕の記憶が間違っているのかもしれませんが。ちょっと書き出してみます。
まず、0号フィルムの件に関してですがこれって想像するに、試写会用の先行上映用のフィルム ではないのかと思います。試写会だとおそらく主要都市だけでしょうがおそらく5、6本 作られていたのではないかと思われます。当時のさらばの公開劇場館数は結構な数だったと思いますから プリントにかかる時間もそれなりにかかるでしょうから地方に回す分などに先行上映用の分が 混ぜられている可能性はあると思います。
* 英雄の丘で、古代進が佐渡先生に「先生、地球はこれでいいのでしょうか。」と繁栄に酔いしれる地球人に疑問を呈する場面があった。
これは僕の記憶ではあったような気もしているのですがテレビ版であったとすればそちらと 混同しているのかもしれませんね。
* ドックに眠るヤマトで古代進が沖田十三の幻を見た直後、各種計器の電源が自然に入るが、この直後、徳川機関長が「ははは、びっくりしたじゃろう」と現れるシーンがあった。この二つのシーンは当初から目撃者が多く、公開直後は確実に上映されたと思われる。
逆にこちらの方は当時の公開版ではなかったように記憶しています。電源が入って古代が驚いたカットから すぐに場面が変わってしまうのを不思議に思っていたので。
* 土方艦長が就任する際、古代以外の乗組員が「負けた船の艦長がヤマトの艦長になるなんて・・・」と反対するシーンがある(『オールナイトニッポン』のラジオドラマ版には存在するが…)。
ラジオドラマにこんなシーンがあった記憶はないのですがシーンというより古代の「土方さんには ヤマトの艦長に就任していただく。」の後くらいに相原あたりが台詞として言っていたかもしれませんね。
* ミルにデスラーの監視を命じたサーベラーに対して、ズォーダーが「女だな、サーベラー」と言う台詞がある。
これは確かに劇場版にはなかったと思います。当時アカデミーから売られていたさらばの記録全集に あったシナリオに書かれていたけれど劇場ではなかったはずです。
* 彗星帝国のテーマであるパイプオルガン曲(作曲・宮川泰)は当初は使用されておらず、ヨハン・ゼバスティアン・バッハのトッカータとフーガニ短調の前奏部分が使用されていたとの証言もある(しかしこの噂は78年8月1日にはサウンドトラックが発売しているため零号フィルムにテーマが使われなかったとは考えにくい)。
これはおそらく誤情報でしょうね。あの白色彗星のテーマは先の『オールナイトニッポン』のラジオドラマ (放送されたのは公開前日の深夜の生放送)でもしっかりかかっていましたからねえ。ある意味さらばの 音楽の中で1番インパクトのある曲でしたから。
まあさらばのフィルムはヤマト2の放送が決まった後に公開された「ヤマトフェスティバル」の公開の際に ラスト(ヤマトは永遠に皆様の前に現れることはないでしょうのテロップの部分)が差し替えられたり と何度か編集し直されていますし、そのあたりの正確な記録も残っていないのでしょうから誤情報も 飛び交っているのではと思われます。でも僕の記憶の方が間違っているかもしれませんし、 こう言う時はヤマトにもっとも詳しいあの方に聞くと正解が分かるかもしれませんね。
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倉敷のリバイバル、、 ( No.36 ) |
- 日時: 2009/12/15 16:40:23
- 名前: ねぼけどー。
- このやつですかね、
倉敷東映でやったやつで、 館長本人から、 「いやいや、大変でしたわ、、」
と聞いてましたけど。
http://www.newyamato.com/kurasiki_touei.htm
私は新作や版権などは興味ないです。
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こりゃまた ( No.37 ) |
- 日時: 2009/12/15 23:21:53
- 名前: にいや
- なんとまあ、こりゃまた。
そういうエピソードまであったとは。支配人、お疲れさまでした。 でも、この時かかったフィルムが0号って事はあるんでしょうか。 さすがに30年近く経ったフィルムが貸し出されるのか。わからんですが。
僕が岡山で観たロードショーの記憶では、英雄の丘のエピソードは100%ありました。 徳川さんの登場は、なんとなく記憶にあったかな……。 無かったという記憶はありません。
以降は記憶に無し。
彗星帝国のテーマは、あったに決まってるじゃん! です。あれこそ『さらば』の主題歌でしょう。
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あ、すみません ( No.38 ) |
- 日時: 2009/12/16 17:18:09
- 名前: にいや
- 以前、土方さんを「アンドロメダ艦長」って書いちゃいましたけど、「ゆうなぎ艦長」でしたね。失礼。
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Re: 猫目さんを待ちながら ( No.39 ) |
- 日時: 2009/12/18 19:49:33
- 名前: 訃報。
- ダン オバノン 死去。63歳。
エイリアン、スペースバンパイア、などの脚本、
バタリアンの監督。
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Re: 猫目さんを待ちながら ( No.40 ) |
- 日時: 2009/12/19 08:05:24
- 名前: ねぼけどー。
- ↑はわたしです。
名前と題名と間違えた、、。
こちら寒いです。
昨日、お母様が来店しました。
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