県薬事衛生課は16日、今月12日に浜田市であった「ひろしま牡蠣(かき)まつり」(浜田駅前銀天街協同組合主催)で、カキを食べた浜田、江津両市の男女計42人が食中毒を発症したと発表した。入院者はなく、全員快方に向かっている。
両市内の2医療機関から浜田保健所に通報があり、調査の結果、患者3人の便からノロウイルスを検出。全員がカキを食べていたため食中毒と断定した。同課によると、患者らは、広島の業者から仕入れたカキを会場で焼いたり、持ち帰って調理したりして食べた。イベントのため行政処分は行われず、保健所が主催者を厳重に注意した。【曽根田和久】
毎日新聞 2012年2月17日 地方版