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林 :
排気量をアップしてパワーアップした新しいエンジン。剛性をアップ
するためにパイプで構成し、全くの新設計になったフレームなど、
個々の部品のほとんどが新しくなって機能アップを果たしています。
でも、これらをまとめ上げて一台の製品に仕上げることが一番難しいんです。
特にスーパーカブのような幅広いお客様に使っていただく製品は、
性能を引き出すための狙いをどこに定めれば良いのかずいぶんと
悩みました。だから、毎日がテストテストの積み重ねです。ちゃんと走るのは当たり前で、もっと乗り心地を良くしよう、もっとスムーズな
操作性を持たせようと、あらゆる側面からテストを繰り返しました。
誕生以来、ひと目で分かるデザインをはじめ、乗りやすさ、扱いやすさなど、スーパーカブのスタンスは変わりません。でも、たえず変わり続けているのもスーパーカブなんです。
例えば今回、PGM-FIの採用によってスロットルの開け具合によるパワーの出方をかなり細かく調整する事ができました。誰が乗っても
スムーズに加速でき、環境にも左右されないレスポンスが実現できたと
思います。走っていただければ分かると思うのですが、低速域から
高速域まで、質感の向上という意味でも今までの世界とは全く違った、
まさに、新世代のスーパーカブといった感じを実感していただける思います。
大坪 :
レッグシールドなんですが、今回、デザインバランスが崩れるとの
理由から変更することに一番異論があったパーツです。
スクーターと比較して何が足りないかと考えながら、テスト走行を
重ねて行く中で、ユーザーの方が一番気にすることは、仕事でお客様を
訪問する際の汚れだと思いました。特に靴の汚れは非常に気になる
所だと思い、レッグシールドの形をなるべく靴が汚れない形状に
変更致しました。とっても細かなことかもしれませんが、
使っているうちに気づく点として再認識していただけると嬉しいですね。
今田 :
スーパーカブを購入されるお客様は、信頼性や経済性、使い慣れた
安心感を求めていらっしゃるお客様が非常に多いと認識しています。
今回のスーパーカブ 110は東南アジア地域をはじめ、世界中で評価を
頂いている技術を数多く盛り込み、スペック上の数値も大幅に向上して
います。ひょっとしたら「こんなに高性能じゃなくてもいいよ」と言う
お客様がいらっしゃるかもしれませんね。(笑)
開発者の我々よりも古くからスーパーカブを乗り続けていらっしゃる
方も少なくないような希有なモデルですので、初めにどんな印象を
もたれるのかとても気になるところでもありますが。
我々としては、伝統の継承と進化、いい変えれば
「変わって見えないのに実は変わってるね」という声を期待して
取り組みました。実際のお客様の使用状況を想定し、さまざまな
テストの中でお客様が求める「変えて欲しくないところ」と
「もっと良くなってほしいところ」を肝に据えて、さらにこの先50年
「やっぱりスーパーカブっていいよね」といっていただける
モデルとして自信を持って創り上げたつもりです。
林 :
今回スーパーカブ 110は大きく進化しました。
今まで乗ってきていただいたお客様、これから初めて乗ろうと
思っているお客様に、まず進化を体感していただきたいと思います。
今田 :
守らなければいけない、変えていかなければならない商品魅力について
かなり議論を重ねたうえで、自信を持って作りました。
買っていただいた時に感じる魅力、そして使い続けていただいた時に
感じる魅力を十分に織り込めたと自負しています。
たくさんの方に乗っていただけると嬉しいですね。
大坪 :
今回のスーパーカブ 110にとって最も大事なところは、
伝統と進化のバランスを感じてもらえることだと思います。
すでにスーパーカブに乗っていらっしゃる方、
これから乗ろうと思っていらっしゃる方だけではなく、街中でただ
スーパーカブを見かけた方にも、「今度のカブはかっこいいよね」と
思っていただけるようにデザインしたつもりです。
ぜひ良く見て、触って、使ってそして楽しんでいただけたらと思っています。
石坂 :
スーパーカブを使っていただくお客様の要望に応えられるような、
進化したエンジンが搭載できました。
ぜひ実際に、さまざまなシーンで使っていただき、今までのモデルとの
違いを体感していただきたいですね。
スーパーカブ 110 開発責任者
林 薫(はやし かおる)
1986年入社。
東南アジア地域のカブシリーズの車体設計を長年に渡り担当。今回のスーパーカブ 110の開発責任者。
スーパーカブ 110 研究ブロックまとめ担当
今田 典博(いまだ のりひろ)
1983年入社。
ATVシリーズを担当。以後二輪開発においてはジャイロシリーズの完成車テストを指揮。海外赴任からの帰国後、東南アジア地域のカブシリーズの開発に携わってきた。
スーパーカブ 110 デザイン担当
大坪 守(おおつぼ まもる)
1983年入社
デザイナーとして勤務。
ヨーロッパ赴任を経て帰国後東南アジア地域のカブであるWaveのデザインを担当。その後カブシリーズを中心としたデザインを担当。
スーパーカブ 110 エンジン設計担当
石坂 孝史(いしざか たかし)
1984年入社
CBRシリーズの4気筒エンジンの設計を担当。
その後各国向けにスーパーカブのエンジン設計を担当し、2007年にFI化されたスーパーカブ 50ではエンジン設計を担当。