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【プロ野球】

キヨシはニヤリ 星野さんはオレに打たれて引退

2012年2月18日 紙面から

練習前、報道陣を「指鉄砲」で攻撃するDeNAの中畑監督=沖縄・宜野湾市営球場で(武藤健一撮影)

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 DeNA・中畑清監督(58)は、星野監督の挑発もどこ吹く風だった。星野監督が「相手にならん」などと語ったことが朝から報道陣を通じて伝えられたが、「当然でしょ。うちは特に見下ろされてるチームで、そこからはい上がっていくスタイル。(謙遜で)油断させてるわけじゃないよ。これが現実」と、軽く受け流した。

 親会社同士には因縁もあるが、現場を預かる指揮官には関係ない。「いろんな意味での先輩ですから、胸を借りるつもり。謙虚にね! 星野先輩、お願いします」と、テレビカメラの先の見えない相手に向かって頭を下げた。挑発に乗らないのは目的が違うからだ。「やる以上勝負に勝ちたいのは皆同じ。でもうちは、今は選手の見極めの時期。勝ちにこだわるのはもう少し時間を置いて、オープン戦最後の5試合くらいでいい」。今はチームづくりが優先で、相手は二の次。特に18日の楽天戦と19日のオリックス戦はできるだけ多くの選手にチャンスを与え、1、2軍振り分けの材料にするつもりでいる。

 ただ、最後までおとなしく聞いていたわけではなかった。現役時代の対戦について「キヨシぐらいで何で覚えてなきゃいかんのや」という星野監督の言葉には、「忘れたくても忘れられなかったんじゃないかな」と言ってニヤリ。中畑監督によれば「オレはいい投手を引退に追い込むと言われた男。松岡弘さん(元ヤクルト)、平松政次さん(元大洋)に、星野さんも、オレに打たれて引退を決めたと言われてる」とのこと。個人の対戦では勝っていると強調することを忘れなかった。 (竹村和佳子)

 

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