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【ゴルフ】

遼 三重苦 出遅れ 暫定55位

2012年2月18日 紙面から

ノーザントラストOP<第1日>

 ▽16日、米カリフォルニア州パシフィックパリセーズ、リビエラCC(7349ヤード、パー71)▽晴れ、気温20度、強風▽賞金総額660万ドル、優勝118万8000ドル▽144選手

 最後まで乗り切れなかった。パーを続けて迎えた後半の5番。2メートルのパーパットを外すと、8番でもティーショットを右ラフに打ち込んで2つ目のボギー。「バーディーが1個でもあると流れが変わるのに。最後まで変えられなかった」。ノーバーディーに終わった18ホールを、遼が静かに振り返った。

 三重苦に襲われた。まずは待ち時間。午前組の最終組で、出だしの10番から25分も待たされた。さらに4年連続出場で「これだけ強いのは初めて」という強風に距離感も合わず。パットにも苦しみ、バーディーチャンスにつけても決めきれない場面が続いた。

 歯車がかみ合わなかった一日。だが、悪条件の中でも「悪いなりに耐えられた」。今季のテーマの1つは「心に波風を立たせない」。17番パー5では3打目で165ヤード残っていたが、冷静に「まだ初日。無理して打たない」と判断。無謀な攻めを封印してパーで切り抜け、「自分をしっかりコントロールできればいい」とうなずく。

 2日目も午後の遅いスタートと悪条件は変わらず。予選カットラインの70位を考えるとスコアはこれ以上落とせないが、「この状況で2ボギーは悪くない。2日目も最後まで集中力を切らさずにやりたい」。マスターズ切符獲得へ。三重苦をはねのけ、1つでも上位を目指す。

 

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