米アフラック:福島原発事故の発がんリスク評価でチェルノブイリ検証
2月16日(ブルームバーグ):米医療保険会社アフラックは、東京電力福島第一原子力発電所の事故後に放出された放射性物質による発がんリスクを評価するため、1986年に旧ソ連(現在のウクライナ)で起きたチェルノブイリ原発事故の影響を検証していることを明らかにした。同社は日本事業が収入全体の約4分の3を占める。
アフラックのダン・アモス最高経営責任者(CEO)はバンク・オブ・アメリカ(BOA)がニューヨークで主催した会議で、「チェルノブイリでの主な問題は、汚染された牛乳を飲んで子供たちが甲状腺がんを発症したことだ」と発言。日本政府は甲状腺被ばくの予防に効果があるヨード剤を配布し、それが服用される確実な対応を取ったと述べた。
アモスCEOはその上で、同社が想定される発がんリスクを保険料の決定に反映させていると語った。
記事に関する記者への問い合わせ先:Noah Buhayar in New York at nbuhayar@bloomberg.net.
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更新日時: 2012/02/17 09:10 JSTニュース一覧
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