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環境相 がれき広域処理協力を

2月17日 13時31分

環境相 がれき広域処理協力を
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被災地のがれきを、ほかの自治体で受け入れる広域処理が課題となるなか、静岡県島田市ががれきの試験的な焼却を始めたことに関連して、細野環境大臣は「処理する力があるほかの自治体も立ち上がるべきだ」として、各自治体への要請を強める考えを示しました。

震災で発生した大量のがれきを被災地以外で受け入れる広域処理を巡っては、放射性物質に対する不安から、これまでに受け入れが決まったのは、東北地方以外では東京都だけにとどまっています。
こうしたなか、受け入れを表明している静岡県島田市で、16日、岩手県山田町のがれきの試験的な焼却が始まりました。
これについて細野環境大臣は、会見で「大きな一歩を踏み出していただいた」と述べたうえで、「島田市のような小さな自治体が立ち上がったわけだから、処理する力がある自治体の首長の皆さんは立ち上がるべきだと思う。住民に理解いただくよう説明し、説得するプロセスに入っていただきたい」と述べ、改めて広域処理への協力を呼びかけました。
また、細野大臣は「来週から民主党の同僚議員や各党にも改めてお願いに回り、なんとしても広域処理を前に進める」として、国会議員などを通じて各自治体への協力要請を強める考えを示しました。