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March 13, 2005 楽天プロフィール Add to Google XML

ディズニーランドと我が子 ビジネス・起業に関すること。(208234)」
[ ディズニーと我が子 ]    

『ディズニーと我が子』
旦那の上司の話です。亡くなったお子さんの話だそうです。
主人の上司のA課長は、病気で子供を失いました。当時5歳。幼稚園でいえば、年中さんですね。原因は分かりません。不治の病だったそうです。
Aさんも、Aさんの奥さんも絶望の淵に立ったそうです。奥さんは、突然Aさんに皿を投げつけたりするDV行為を行ったそうです。ストレス発散だったのでしょうか。
Aさんは事情が理解できていたので、黙って見守っていたそうです。我が子を失った思いというのは、自分さえ深く深く傷ついている。ましてや、奥さんは自分が仕事でいない間もずっと一緒だった。たとえば入院してからも、自分は仕事で病院に行けない日があったのに、奥さんはずっと通っていたわけです。Aさんも悪いなあと思っていました。その時点では、いずれ退院したら、どっか連れて行こうか、女房と子供はディズニーが好きだから、連れていけばいいや、と軽く考えていたそうです。その矢先のお子さまの突然の天界。Aさんも自分の過ちを気づいたそうです。その時、その一秒でも子供と、奥さんと共に接していれば、わずかな時間でも共有していれば、たとえ結果は一緒だったけれど、過程は全然異なる。そう自責の念に駆られたそうです。
子供を失った夫婦というのは、とてつもなく大きな暗い穴が広がるそうです。我が子はうざいと思う時もありますが、いざ、最初からいないと仮定すると、それは考えられない。失う、消えるという事態が突然自分の事になるのはとても理解できないと思います。そういう場面にAさん夫妻は直面したわけです。その後は毎日が夫婦喧嘩。一方的に奥さんが罵るわけですが、Aさんも耐えてるんでけども、悪いとは思いながらも、時折言い返してしまう。メビウスの輪の悪循環。
Aさんと奥さんは精神的にボロボロに崩れ落ちていました。当時A課長は、私の旦那を送ってきた際に『きみの子たちは元気だね。それは結構幸せな事なんだ。ゼロになるというのは本当に信じられないことなんだ。気が狂うよ』と言ってました。涙目で。
 後々になって話を聞くと、実際に、備長炭を用意していたそうです。死ぬ一歩手前。
そんな時な話です。
『ディズニーランドに行ってみようか』。そう思ったA課長はその考えを奥さんに言いました。なぜならその日は生きていれば我が子の誕生日だったからです。それに、子供は病院で息を引き取る前に、ミッキーのぬいぐるみを抱いていたほどディズニーが大好きだった。Aさんは、子供が亡くなるまで毎年、ディズニーランドで子供の誕生日を祝っていたのでした。今年も生きていれば当然ながら行っていた。自分の家のイベントだった。それを思い出したんです。それで一周忌に子供の約束は守ろうかって思ったんですね。
Aさん夫婦はディズニーランドに行きました。最初は後悔したそうです。
すれ違う親子連れ。ミッキーの帽子をかぶってじゃれ合う親子連れ。同い年であろう子供を見るたびに涙がこぼれそうになったそうです。だって我が子も一緒に来ていれば同じことをしていたわけです。手の温かさを思い出したそうです。『パパ、ママ』。亡き子供の声を何万回も聞いたそうです。 もし、自分の子供が生きていたら、こんなふうに乗り物に乗っていたんだろうか。こんなものを一緒に食べて喜んでいたのかなあ。ディズニーランド内を歩くたびに亡くなった子供の笑顔ばかりが頭に浮かんだそうです。
Aさんは『来なければよかったよ』と思ったそうです。奥さんも同じことを考えていたのか、Aさんを睨み付けるばかり。『帰ろうよ』、さらに『あなたは私に悲しみを与えるばかり』、『最悪の夫だよね』とも言われたそうです。宣告ですね。
 Aさんは、ふと、そんな奥さんを見て思ったそうです。
 ぼくと一緒にいるから彼女は子供のことを思い出し、救いようのない泥沼から這い上がれずにいる。それは自分も同じだ。お互いに幸福になるには?
 導き出した結論は離婚でした。子供を亡くした親は必ず離婚を意識するそうです。理由はこれ以上、子供のことを思い出して、互いに傷つきたくはないから。それが天国にいるであろう、我が子に対しての償い。償いとは、自分自身に対する運命のカルマです。
 真剣に離婚を考えながらもA課長は、予約してあるレストランへ行きました。
 そこではお互い、言葉は交わすことはなくても、これが一緒に取る最後の食事であることはなんとなく、感じていました。
 子供が生きていたら喜ぶであろう、ミッキーマウスのショーが見れるレストラン。これが最後の晩餐になるんだろうなぁ、と夫婦共に考えていたそうです。
 A課長は自分の心は死んだ子供にある。奥さんも亡くなった子供だけしか考えられなくなっている。どんなに思おうが、子供は生き返らない。苦痛のジレンマ。だけど、二人にとっては決して忘れることができないし、忘れる気持ちも毛頭ない、楽しい日々の思い出がある。共有する楽しい思い出と、それに残酷なまでに続く悲しい思い出。子供の笑顔が脳裏で蘇るたびに、罵り合い、互いに傷つけ合う。レストランに入り、
「予約していたAですが」、と伝えると、係の者(キャスト)は席に案内してくれました。テーブル席。空席がありますが、それは亡くなった子供の席です。
Aさんと奥さんの間にある一つの空席。ポツンと。
あいにくと、その日は非常に混んでおりました。日本はおろか、アジア中から客(ゲスト)が来ていたから当然です。
 Aさんの席は二人だけなのに、4人掛けのテーブル。席を譲るーAさんもちょっぴり悪いかな、と考えました。そんな時に、キャストは来て言いました。
『お客さま、大変申しわけございませんが、御夫婦さまでしたら、二人掛けのテーブルに移っていただけないでしょうか?御家族連れに困っているお客さまのために』
 そう言ったそうです。夫婦だけなら、もっと小さなテーブルに行って、大きなテーブルは待ち疲れたファミリーに譲る。それはディズニーに限らず、レストランで食事を摂る者の当たり前のマナーですね。
 だけど、Aさんは「悪いな」とは思いつつ言いました。
『混んでいるのは分かるんだよね。できることなら僕だって席を譲りたい。でも、実は、昨年、私たちの子供が病気で死んだんだ。今日は、私たちの子の誕生日なんだ。私たちは子供の誕生日を祝ってあげたい。この真ん中の席には、子供が座る予定だったんだ。約束していたんだ。二人だけであれば当然、席を譲ろうかとも思うんだけれど、亡くなった子のバースディだから、大変申しわけないんだけど、このままでいさせていただけないだろうか』
 と言ったそうです。そのキャストは、しばらく考えると、
『お客さま、それは大変失礼な事を言ってしまいました。大変申しわけございません。どうぞ、このままの状態でいらしゃって下さい』
 と言って去って行ったそうです。
 しばらくして食事が来ました。注文したのは二人分のフレンチのコースだったのに、なぜか三人分が来たそうです。しかも、真ん中の席にはきちんとお子さまランチが置かれたそうです。ドリンクはオレンジジュース。Aさんはキャストを呼びました。『自分たちは子供の分までは注文していない』と。すると、
『これは店のサービスです。お子さまの分はお店のサービスです』
 そうキャストは言ったそうです。
 しばらくして、天井の明かりが少しばかり落とされたかと思うと、突然、アナウンスがありました。
 Aさん夫妻は何だろう?と思い、マイクの発信先に目をやりました。すると、そのキャストが大きなケーキを持っていました。それもバースデーケーキを。
『みなさな、大変申しわけございません。本日は特別な日です。ここにいらっしゃる方のお子さまの誕生日なのです。どうかみなさま、いっしょにハッピーバースデーを一緒に歌ってはいただけませんか』
 そう言うと、音楽と共に、ケーキをAさんのテーブルに運んできてくれたそうです。幾人ものお客さんが、音楽に合わせて、ハッピーバースデーを歌ってくれたそうです。
 テーブルに運ばれてきたケーキ。
 すると自然に蝋燭の火が消えたそうです。理由は分かりませんが静かに消えた。
 Aさん夫婦が立ち上がってお礼のために頭を下げると、拍手が起こったそうです。おめでとう。おめでとう。
 やがてショーが始まったそうです。ミッキーのショーですね。
 そのとき、Aさん夫婦は、奇跡を見たそうです。真ん中の席に、誰もいないはずの席に、我が子が座っている。ミッキーの踊りを見て喜んで手を叩いている。
 ああ。ああ。君と一緒に見たかったんだよ。Aさんは涙目になりながら、我が子、生前の我が子からは少し成長した我が子を見たそうです。笑顔で喜ぶ我が子を。
 横に目線を走らせると、Aさんの奥さんもハンカチで目頭を押さえて、同じように、空席に座る少し成長した我が子を見ることを体験したそうです。
 そのとき、夫婦で悟ったそうです。
 ぼくたちは間違っていたのかもしれないね。ぼくたちが喧嘩ばかりしていたら、亡くなった子供はますます悲しくなってしまうよね。悲しみがひどすぎて、天国へもいけないね。 ぼくたちは間違っていたんだ。子供のことは忘れてはいけない。だけど、前に進まなればならないんだね
 そう、夫婦で一瞬にして悟ったそうです。その直後、真ん中に座る子供はAさんと奥さまを右、左とゆっくりと見て、微笑んだそうです。声は出すことはなかったそうですが、こう聞こえたそうです。
『ありがとう。ありがとう。パパとママ、ありがとう』
 やがてショーが終わり、店内に明かりが再び灯りました。Aさん夫婦の間には手を付けられていない料理が一つ。
 だけど、いま体験した奇跡は夫婦は本物であると疑いを持つことはありませんでした。二人手を握り締め合って、ディズニーランドを後にしたそうです。

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Last updated  October 17, 2005 10:11:27
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う。   t@mez0さん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   Yukai810さん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   Yukai810さん


いい話ではあるけど辛すぎます。。   通りすがりですさん


生かされている   peeさん


………   pepeさん


うぅ   さぼりさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   のりまきターボさん


泣きました。良い話です。   ブルームさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   next0209さん


初めまして   プラチョコさん


切ないです   ぼんこさん


ありがとう   はなさん


その後、Aさんたちは?   k_kyjさん


朝から会社で号泣   チェンゴーさん


Re:ディズニーランドと我が子   ザ・でんかさん


はじめまして   hanaさん


はじめまして   hanaさん


なんだか…   papasさん


なんだか…   papasさん


なんだか…   papasさん


いいお話ですね。   らぶっちさん


(ToT)   あおとママさん


泣いてしまった   はなこさん


あ~友よ   アセトンさん


。。。。。。   sorasoramameさん


。。。。。。   sorasoramameさん


素敵な話でした。   monkey0805さん


素敵な話でした。   monkey0805さん


気づいたら   さくらさん


なけました   あいさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   さーもんぴんくちゃんさん


感動しました   デイさん


ディズニーシーの花火   紫瑛のままよりさん

私達夫婦は昨夏、2歳5ヶ月になる息子を亡くしました。病気や事故などではなく、突然のお別れでした。
私は、今だどうにも立ち直ることができず、自責の念に苦しみ、生きることへの意味を見出せずにいます。
2005年3月12日は息子の3歳の誕生日でした。私達は昨年も息子の誕生日に行った動物園(ズーラシア)に息子の遺骨を抱いて、今年も出かけました。ゾウやシマウマなど動物が大好きな子でした。ズーラシアには“オカピ”がいますが、息子は「ぷまぷまぁ」(シマウマを彼はそう呼んでいました)と小さな指を指して教えてくれました。
今回もレストランに立ち寄ったのですが、通されたのはカウンター席でした。昨年は4人掛けのテーブル席…。カウンター席は、夫婦やカップルには確かにちょうどいいからでしょう。でも、お願いして3人掛けられるように椅子を用意してもらいました。誕生日の事は話しませんでしたので、ディズニーランドのようなサービスはありませんでしたが、これからも毎年、息子の誕生日には動物園に連れて行ってあげようと思っています。
今年迎える1周忌には、できればディズニーシーの花火が部屋からみえるホテルで家族3人過せたらいいなぁと
思っています。ディズニーシーの花火は、息子と一緒に見たことがあるからです。お部屋から花火が見えるホテルで良い所がありましたら、どなたか情報を教えていただけたら嬉しいです。
今だ悲しみに涙が出ない日は1日たりとなく、泣きながら眠り、息子のいないこの世界に再び目覚めてしまう現実に起き上がることもできません。多くの母親がそうであるように、私も子供と共に成長するのが生きがいです。息子がいない今、私の世界は終わりなのでしょう。
今までも、そしてこれからもずっと息子を愛しています。(March 25, 2005 20:03:57)

思い出のディズニーランド、ディズニーシー   うちも・・・さん


泣きました   usagiさん


Re:思い出のディズニーランド、ディズニーシー(03/13)   紫瑛のままさん


綺麗な涙をありがとう   ☆SAKI☆さん


泣きました   くみうささん


お願いします。   ☆SAKI☆さん


明日   ひびさん


朝から・・・   ますみさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   mio24さん


涙。   実耶++さん


安く泊まれます   ミッキーさん


涙がとまりません   みっこさん


うあぁ・・   風雲再起さん


Re:お願いします。(03/13)   aozora003さん


おばかでした   むにさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   ツヨさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   ゆうっちさん


久々感激しました   k/hiromatiさん


感動しました   イーゴールママさん


ありがとうございます   Asaさん


とても感動しました。   sakura95さん


泣いた~。   ふじまるさん


朝から   ジュンピョンさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   けあるさん


はじめまして!   Dafneさん


なにげなく   ドンキー6676さん


なにげなく   ドンキー6676さん


ありがとうございます   Dreams管理人さん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   リリカ2112さん


涙が。。。   sora119さん


初心にかえれそうです   大也daiyaさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)    yamakazu623さん


拝見させていただきました。   chicoさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   mimiさん


+++泣けました+++   こなもん屋さん


+++泣けました+++   こなもん屋さん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   りいこさん


良い話   あいうさん


涙が止まらなくなりました。   はちさん


うぅぅ。。。   あかり1230さん


いいはなし   kuonitbanさん


泣きそうになってしまいました。   *ぇぁ*さん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   こーえんこーやさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   Resporl.Mさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   珈琲貴族さん


伯母さんの夢   香山 れいこさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   みっきーさん


もうひとつ夢の国の話を   yuji19810503さん


もひとつ夢の国の話を   yuji19810503さん


夢の国の話   yuji19810503さん


涙でた   koara2006さん


仕事中に読んで失敗だ~涙止まらない   ちゅうけんさん


はじめまして。   morisさん


ううう・・・涙   司会者さん


ううう・・・涙   司会者さん


泣けました   ユカコフさん


スミマセン   ユカコフさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   サクラママン♪さん


感動です   chi04さん


ありがとうございます。   harumamaさん


。・°°・(>_<)・°°・。   karin_mom1968さん


素敵なお話しですね・・・   yukiさん


参考にします★   マリーさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   pachitakaさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   みーさん


ディズニーランドの奇跡ですね。   yumeさん


ディズニー、ハワイにリゾート新設へ、2011年開業予定   ホテルマン^^さん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   ありえない・・・さん


これを会社で読んではいけない   りきさん


Re:ディズニーランドと我が子(03/13)   しがないサラリーマンさん


出逢い空間   出逢い空間さん


この話   ユデピロさん


・・・   んーさん


あかん   仕事中さん


あかん   仕事中さん


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