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アメリカ議会での「慰安婦」非難に対してーーホンダ議員への直訴は

2007/02/11 10:09

 

アメリカ議会下院国際関係委員会が日本のいわゆる「従軍慰安婦」問題に関して、日本政府に謝罪を求めるという趣旨の公聴会を2月15日に開く予定です。
予定される証人はみな反日勢力の代表です。日本の立場を主張する証人も、中立の立場の証人も、いまのところ予定されていません。
そもそもこの問題をなぜアメリカの議会がいま取り上げる権限があるのか。アメリカの政府も裁判所もみな、もう解決ずみとみなす案件なのです。日本側としてはそもそもこの公聴会を主導する民主党のマイク・ホンダ議員が述べるような「セックス奴隷」とか「日本軍が20万人の女性を強制徴用」の事実がないことを主張すべきでしょう。

日本からでもホンダ議員にメッセージを送ることは簡単です。人種や国籍を問わず、弱者の言い分はきちんと聞く方針を標榜するリベラル派の政治家ですから、日本側の見解もきっと真剣に受け止めてくれることでしょう。ただしメッセージは英語でないと効果がありません。
ホンダ議員の連絡情報を以下に書きます。

Rep. Mike Honda
(国民の選良ですから、敬意を表して以下の呼びかけがベターです)
Honorable Mike Honda

email:mike.honda@mail.house.gov

fax:202-225-2699(Washington)
      408-558-8086(California)

なおこの種の第二次大戦にからむ賠償問題は対日講話条約にともなう取り決めにより当事国の政府間ですでに解決済みというのが国際条約上の合意です。
そうした点についてアメリカの最高裁がすでに示した見解について私は産経新聞に昨年3月、長い記事を書きました。

その記事を以下に紹介します。



 

【緯度経度】ワシントン・古森義久 米国での慰安婦訴訟の教訓
2006年03月18日 産経新聞 東京朝刊 国際面


 慰安婦問題といえば、最近でもなおNHKの番組や朝日新聞の報道をめぐって、論議が絶えないが、米国内でこの問題で日本を非難する勢力にとって大きな後退となる最終判決がこのほど出された。米国の司法や行政の良識を思わせる適切な判決だったのだが、ここにいたるまでの五年以上の原告側の執拗(しつよう)な動きからは日本側にとっての多くの教訓もうかがわれる。

 米連邦最高裁判所は第二次大戦中に日本軍の「従軍慰安婦」にさせられたと主張する中国や韓国の女性計十五人が日本政府を相手どって米国内で起こしていた損害賠償請求などの集団訴訟に対し、二月二十一日、却下の判決を下した。この判決は米国内でのこの案件に関する司法の最終判断となった。もう慰安婦問題に関して日本側に賠償や謝罪を求める訴えは米国内では起こせないことを意味する点でその意義は大きい。

 この訴えは最初は二〇〇〇年九月に首都ワシントンの連邦地方裁判所で起こされた。米国では国際法違反に対する訴訟は地域や時代にかかわらず受けつけるシステムがある一方、外国の主権国家については「外国主権者免責法」により、その行動を米国司法機関が裁くことはできないとしている。ところが同法には外国の国家の行動でも商業活動は例外だとする規定がある。元慰安婦を支援する側は慰安婦を使った活動には商業的要素もあったとして、この例外規定の小さな穴をついて、日本政府への訴えを起こしたのだった。

 日本政府は当然ながらこの種の賠償問題はサンフランシスコ対日講和条約での国家間の合意で解決ずみだとして裁判所には訴えの却下を求めた。ワシントン連邦地裁は二〇〇一年十月、日本側の主張を認めた形で原告の訴えを却下した。原告側はすぐに上訴した。だがワシントン高裁でも二〇〇三年六月に却下され、原告側は最高裁に上告したところ、最高裁は二〇〇四年七月に高裁へと差し戻した。ちょうどこの時期に最高裁が第二次大戦中、ナチスに財産を奪われたと主張するオーストリア女性の訴えを認め、オーストリア政府に不利な判決を下したため、日本政府を訴えた慰安婦ケースも類似点ありとして再審扱いとしたのだった。

 だが、ワシントン高裁の再審理でも日本政府に有利な判断がまた出て、原告は二〇〇五年十一月にまた最高裁に再審を求めた。その結果、最高裁が最終的に決めた判断が却下だったのだ。

 六年近くもこの訴訟を一貫して、しかもきわめて粘り強く進めた組織の中核は「ワシントン慰安婦問題連合Inc」という団体だった。在米の韓国人や中国人から成り、中国政府関連機関とも連携する政治団体である。Incという語が示すように資金面では会社のような性格の組織でもあるという。

 この「ワシントン慰安婦問題連合Inc」は実は二〇〇〇年十二月に東京で開かれた「女性国際戦犯法廷」にも深くかかわっていた。この「法廷」は模擬裁判で慰安婦問題を主に扱い、日本の天皇らを被告にして、その模擬裁判を伝えたNHK番組が日本国内で大きな論議の原因となった。「慰安婦問題連合」はまた、その少し前には中国系米人ジャーナリスト、アイリス・チャン氏著の欠陥本、「レイプ・オブ・南京」の宣伝や販売を活発に支援した。

 この種の組織は日本の戦争での「侵略」や「残虐行為」を一貫して誇張して伝え、日本の賠償や謝罪の実績を認めずに非難を続ける点では間違いなく反日団体といえる。その種の団体が日本を攻撃するときによく使う手段が米国での訴訟やプロパガンダであり、その典型が今回の慰安婦問題訴訟だった。米国での日本糾弾は超大国の米国が国際世論の場に近いことや、日本側が同盟国の米国での判断やイメージを最も気にかけることを熟知したうえでの戦術だろう。日本の弱点を突くわけである。

 だから「慰安婦問題連合」は日ごろワシントン地域で慰安婦についてのセミナーや写真展示、講演会などを頻繁に開いている。最高裁の最終判決が出るつい四日前も下院議員会館で慰安婦だったという女性たちを記者会見させ、「日本は非を認めていない」と非難させた。

 だが米国の司法は最高裁での却下という結論を打ち出した。行政府のブッシュ政権も一貫して「日本の賠償は対日講和条約ですべて解決ずみ」という立場を裁判の過程でも示した。

 しかし立法府である米国議会は「慰安婦問題連合」などの果敢なロビー工作を受けて、慰安婦問題ではまだ日本を非難する決議案をたびたび出している。その種の工作の持続性、粘り強さは今回の訴訟での軌跡がよく示している。日本側も米国という舞台でのこの種の争いの重要性を十二分に意識して、果敢に反撃すべきだろう。反撃すればそれなりの成果も得られる。今回の最高裁の判決はそんな教訓を与えてくれるようである。 




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コメント(128)

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2007/02/11 12:58

Commented by soudenjapan さん

とするとこの件に関しては、行政と司法サイドにおいて個人からの訴えは無効とする万全の体制が出来上がっているので、立法府でチョコチョコやられてもそう心配する必要はない、と考えてよろしいでしょうか?

 
 

2007/02/11 13:15

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

実害、実効の面からすれば、そのとおりです。
アメリカの政府と最高裁と、両方の見解はすでに決定すみだから、普通はそれで終わりです。
アメリカ議会のおもしろいところは、それでもなお同じテーマをまた別の観点から取り上げ、蒸し返すことができる点です。
そのうえにnon-bindingの決議案が成立しても、その言葉どおり、なんの拘束力もありません。類似の決議案はアメリカ議会で無数に採択されています。
しかしこの決議案はシンボリックには日本の政府や国民にとって、きわめて不快であり、知らない人たちには間違った印象を与えます。
そもそも日本が同盟国としてこれほどアメリカに協調している現在、半世紀以上も前の戦争のごく一部の局面だけを摘出して、現在の道徳基準で非難を浴びせるなど、理不尽なイチャモンの極だと、一日本人としての私は腹立つわけです。そういう反応を示す日本国民は少なくないと思います。

 
 

2007/02/11 13:25

Commented by soudenjapan さん

それから、米陸軍が所蔵していた例の報告書は、慰安婦問題についての討論の際にはどんどん引用させてもらっています。あれは河野談話をだす前のリサーチの際に、ナショナル・アーカイブスで発見されて資料だったと聞いています。

日本側からの証言者がでてこない点が、この議論の弱みになっている気はします。

 
 

2007/02/11 13:58

Commented by bitter さん

1999年で、貴紙で、来日していた彼の議員に合って、会話をしたところ感じが悪かったと言うものがあったのでは?
http://www.history.gr.jp/~nanking/honda.html
何を言っても無駄そうなリベラルです。

 
 

2007/02/11 14:54

Commented by ohrakusai さん

ホンダ氏は確信犯ですから、メールのコンタクト先としては、下院外交委アジア太平洋分科会のメンバー (http://foreignaffairs.house.gov/members.asp?committee=asia)に送る手もあるかと思います。

米国最高裁の判決主文は確認しておりませんが、上記の報道内容であれば、慰安婦問題の実体論に入らず技術論で退けた印象です。事情を知らない者が読めば、日本は戦時中に悪辣なことをしたが、戦後の和平条約の締結で、補償問題にけりをつけたつもりでいると考えるでしょう。
古森さん指摘の通り、慰安婦問題を、仕掛けている連中の素性は、アイリスチャンの本の出版宣伝を手がけた連中とつながっていますから、真正面から慰安婦問題を取り上げて、つぶしにかかろうとすると、逆に連中の思うツボになる可能性もあります。
連中の思惑は、裁判闘争で補償金を獲得することも、さりながら、むしろ日本の道義的責任を追及し続ける、そうすることにより倫理的に外交上日本の上に立つことに狙いがあるわけですから。元日弁連会長がこういう連中と一緒の行動をとっているのは実に嘆かわしいです。

余談ですが、下院の外交委アジア太平洋委で思い出すのは、スティーブン・ソラーズ元委員長です。民主党リベラルの彼は、フィリピンマルコス政権が倒れるときに、積極的に反マルコス勢力を支持しておりました。湾岸戦争の時、米国の参戦(開戦)を積極的に支持するかれの国会演説には感銘した記憶があります。勿論、その日和見主義・タカ派への豹変ぶりにです(ちなみにNY育ちで、ユダヤ系ですから当然ですが)。ハワイ選出の今の委員長も怪しいですね。 なんせ、UC Berkley出身ですから。

 
 

2007/02/11 15:02

Commented by hiropon さん

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=84460&servcode=400&sectcode=400

15日に聴聞会が開かれて、オランダ人と韓国人が証言するそうですが。彼女たちが仮に被害にあっていたとしても、末端の兵士の暴走なのか、貧困のため女衒に売られた結果なのか検証もせずに、お涙頂戴で証言されたら実害はなくても日本のイメージの悪化、韓国北朝鮮や朝日に利用されたりと考えるだけで気が重くなります・・・。

仮に彼女たちの証言が事実だったとしても、個人の証言をいくら集めても日本が組織的だったという証明にはならないはず

 
 

2007/02/11 15:50

Commented by soudenjapan さん

To ohrakusaiさん
>
>米国最高裁の判決主文は確認しておりませんが、上記の報道内容であれば、慰安婦問題の実体論に入らず技術論で退けた印象です。

そうですね。確かに条約の効力を認めたにすぎませんね。慰安婦にまつわる事実認識とは関係なさそう。

 
 

2007/02/11 16:59

Commented by buryar9551 さん

中国側の情報・宣伝戦に対する中長期的な対策ですが、ここで話し合われているように、「アジア歴史資料センター」のような文書館を各地につくって、そこから日本側の史料を各国の研究者が利用できるようにするのも一つの方法ではないかと思います。

『国境を越える歴史認識―日中対話の試み』刊行記念 ジュンクトークセッション
川島真(北海道大学公共政策大学院)×池内恵(国際日本文化研究センター)
ttp://www.utp.or.jp/todai-club/2006/09/04/noueioeciac/

池内:あと,中国の放送局に比べて日本のNHKの国際放送なんてものは情けないものですが,だからてこ入れをしよう,などといってどう頑張ったってNHKはBBCには敵わないわけですね,情報収集と発信でも.じゃあ日本としてどうしたら良いかという戦略を考えるのであれば,むしろ川島さんが仰るように,長期的に見て,日本側の資料や日本側の資料の扱い方の方が信頼できるっていう信頼感を築いた方が良いのではないかと思うんですね.

 
 

2007/02/11 17:02

Commented by urara225 さん

マイク・ホンダがカルフォルニア選出だとしたら、韓国系や中国系の多い土地柄ですから、支援者から相当の働きかけを受けているでしょうね。日本における外国人参政権の働きかけと同じ構図だろうと思います。

2/10の報道に
自民党は9日、米下院で慰安婦問題に関する対日非難決議案が提出されたことを受け、採択阻止を働きかける議員団を月内にも米国に派遣する方針を決めた。」とありましたすが、議会で発言する機会はあるのでしょうか?言うべきことは、言うべき相手に、言うべき場所で言わないと効果がないです。影でコソコソやってもロビー活動ととられかねないですから、議会の面前でハッキリと否定してもらうのが一番効果が高いと思います。

 
 

2007/02/11 19:54

Commented by kikuti-zinn さん

古森様
 この手の反日活動家は、ルール違反を平気でしますね。
 講和条約がいったん締結されたら、戦争の賠償問題は終了は常識です。
こんな事を認めるtおいうのは、交通事故の示談が終わってもイチャモンつけて金を要求する輩の存在を認める事と同じで、ルール無用の世界を是認する事を意味すると思います。

 
 

2007/02/11 20:31

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

確かに日本側の証言者が出てこないのは弱みですね。
いまさらドロナワで日本の国会議員団が公聴会の直前にきても、効果は疑問です。
こうした日本側の対応の欠如は積年の日本政府自身の態度の結果です。
オール日本としての対応がないこと、政府が河野談話に象徴されるように、ひたすら意味もなく謝ってきたこと、日本国内に中韓を煽る勢力がいること、などなど、要因は多々あります。
ただし安倍首相はこうした従来の対応は批判してきたわけです。
ここらで日本側の対策を基本的に変える時期であり、それにはホンダ議員の言動は効果的な反面教師になりうると思います。

 
 

2007/02/11 20:38

Commented by koku さん

河野談話外務省のHPにペタと貼ってあるので、なにを言ってもそこで終わりになりそうに思います。安倍総理は、河野談話を認める、でも強制はないとあやふやで。モタモタしてる間に総理をクビになりそうだし。

(河野氏は)、昨年10月、ベトナムのズン首相を国会に迎えたとき「先の大戦で、わが国の軍政下において多数の餓死者を出したことを忘れてはならない」(10月25日付朝日)と挨拶(あいさつ)している。
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/070206/srn070206000.htm

着々と謝罪と賠償範囲を拡大してて、自民党が、どうしてこういう無責任な言動を止められないのか。まったく不思議。息子は息子でサヨクっぽいし。

 
 

2007/02/11 20:41

Commented by 古森義久 さん

ohrakusaiさん

彼らの狙いが日本を対外的に貶めること、というのはそのとおりだと思います。ではその大前提で日本はどうすべきか。
「真正面から慰安婦問題を取り上げて、つぶしにかかろうとすると、逆に連中の思うつぼ」というご指摘も、よくわかります。そうなると、ホンダ議員の言明自体を詳しく伝えることも「思うツボ」になりそうですね。
相手の攻撃の入り口部分に光りをあて、とにかく、いま日本に向かってアメリカ議会がこんな非難をすることがおかしいことを主張していくのも手だと思います。ただ日本側の対応が官民多層であれば、民間の研究者が事実関係の個々の非をあげ、政府が相手の全体の非難の不適切を指摘し、という反撃も考えられます。

ソラーズというのは、懐かしい名前です。
私も彼のアジアがらみの議会活動をさんざん報道しました。

 
 

2007/02/11 20:45

Commented by 古森義久 さん

hiroponさん

オランダ女性ということであれば、インドネシアで日本軍将兵の一部が日本軍自体の規則に違反して、オランダ女性を徴発した戦争犯罪事件があったと記憶しています。ごく一部の戦争犯罪をあげて、それを日本軍、日本国の全体が組織的にしていたように描く、というのも侮日派の手法ですね。日本国内でもよくみられる手法ですが。

 
 

2007/02/11 20:49

Commented by 古森義久 さん

burya9551さん

この種のまじめな「歴史資料センター」の意義は十二分にあると思います。
しかしその一方、いまのアメリカ議会でのような動きは、歴史研究とは無関係といえる政治的活動です。どうしてもまじめな資料の提供とは別な次元の対応が必要になる部分があるわけです。

 
 

2007/02/11 20:53

Commented by 古森義久 さん

urara225さん

日本の国会議員が議会の公聴会で証言という実例は私はこれまでみたことがありません。それに対応がずいぶんと遅いです。
しかしこの問題のために訪米というのは初の事例ですから、活躍を期待したいところです。
アメリカ議会のなかにも、そもそもいま日本をこんな形で叩くことに反対する議員は明らかに多数、存在するのですから、訪米国会議員団には日本の多数派の声を発してほしいですね。

 
 

2007/02/11 20:55

Commented by 古森義久 さん

kikuti-zinnさん

ご指摘の点こそ最大の基本の一つです。
ブッシュ政権もまさにそうした立場を鮮明にしています。

 
 

2007/02/11 21:24

Commented by soudenjapan さん

To kikuti-zinnさん
>古森様
> この手の反日活動家は、ルール違反を平気でしますね。
> 講和条約がいったん締結されたら、戦争の賠償問題は終了は常識です。

彼らの論理はこうです。

1.慰安婦問題は人道、人権の問題である。
2.人道人権に対する犯罪に時効はない。
3.また人道の罪に対する個人の賠償請求権を、国家間の取り決めにより消滅させることはできない。

これが国際法上妥当なのかどうかは知りませんが、確かナチスの犯罪追求と国際法との関わりから導き出された理屈だったように記憶してます。

 
 

2007/02/11 21:35

Commented by soudenjapan さん

To 古森義久さん
>soudenjapanさん
>
>確かに日本側の証言者が出てこないのは弱みですね。
>いまさらドロナワで日本の国会議員団が公聴会の直前にきても、効果は疑問です。
>こうした日本側の対応の欠如は積年の日本政府自身の態度の結果です。

この点はそのとおりだと思います。

ただ言いたかったのは、数多く存在したであろう慰安婦経験者の中から、「それほど無茶な扱いを受けたわけではなかった。」「たくさん稼げた。」と語ってくれる元慰安婦の方はいないのかという疑問です。ビルマにおける例の韓国女性たちの証言は大切ですが、もっともっとああいう話を語ってくれる元慰安婦の人たちはいないのでしょうか。

極端な経験を語る元慰安婦はたくさんいるのにたいし、そうでない経験をしたひとの話はなかなか聞けない。極端な話ばかりが引用される。これが弱みだと思います。

 
 

2007/02/11 22:06

Commented by fa-eng さん

>極端な経験を語る元慰安婦はたくさんいるのにたいし、そうでない経験をしたひとの話はなかなか聞けない。極端な話ばかりが引用される。これが弱みだと思います。

絶対出て来ないでしょう。捏造はしても、自分に都合の悪い真実は出さないのが特亜です。

オランダは親日だと思ったら大間違い。特亜と同じくらいの反日国家ですから
今回のオランダ人の自称証人が出てきても不思議じゃないです。
歴史的にも、日本を植民地にしようと思ってやってきたら、長崎に閉じこめられて
同じ長崎内ですら自由に行動出来なかった。
WW2当時のインドシナ利権は日本に叩きつぶされ、あまつさえ独立までさせてしまって
戦後はすっかり落ちぶれてしまった。
相当日本を恨んでますよ。

 
 

2007/02/11 22:38

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

やはり「私は日本軍将兵に売春をしていたけど、結構、楽しく、蓄財ができた」などと証言する人はいないでしょうね。
ただし繰り返しですが、米軍の資料では韓国系慰安婦が日本軍将兵に結婚を申し込まれたり、実際に結婚したという証言は存在するわけです。

 
 

2007/02/11 22:41

Commented by 古森義久 さん

fa-engさん

なんとなくお久しぶりですね。

オランダ植民地主義については深田祐介氏の著作などでも、インドネシアでどれほど苛酷な統治をして、インドネシアの独立志士たちが日本にどれほど頼ったかという状況がよく記録されていますね。

 
 

2007/02/11 23:00

Commented by ohrakusai さん

古森さん
>そうなると、ホンダ議員の言明自体を詳しく伝えることも「思うツボ」になりそうですね。
前スレの私の主張との齟齬のように聞こえるかも知れません。ALPHAの連中の、お先棒担ぎをしている、民主党議員の非常識度を、日本の国民が知ることは、将来の民主党政権との関係を考える上で、決して相互にマイナスではないと思います。
いずれにせよ、世界中の人間がアクセス出来るパブリックドメインに存在しいる提案主旨ですから、これに対する日本側の反証・資料に基づいて、彼の真意を質すことは意味があると思います。アジア太平洋小委員会でそのような議論になれば、話は別ですが。 

 
 

2007/02/11 23:29

Commented by koku さん

古森義久

口をはさんですみませんが、

>やはり「私は日本軍将兵に売春をしていたけど、結構、楽しく、蓄財ができた」などと証言する人はいないでしょうね。

お言葉を返すようですが、まだいるかもしれません。公的な機関とか新聞社がそういう証言を一般に募ったことは、なかったんじゃないですか。終戦時20才だったら、今なら80を越えますが。

 
 

2007/02/11 23:29

Commented by 古森義久 さん

ohrakusaiさん

決して『齟齬』とは思いません。
私自身の思考でも、「無視したほうがよい」という考えと、逆に「大々的に取り上げて、理不尽さを世に知らせるほうがよい」と考えと、両方が交錯しています。
おたがい基本のスタンスは共通していると、こちらは勝手に思っていますので。

 
 

2007/02/11 23:34

Commented by 古森義久 さん

kokuさん

そうですね。
そんな人はいない、なんて簡単に断言はできませんね。
もしかすると、出てくる人がいるのかもしれません。

 
 

2007/02/11 23:57

Commented by minato さん

在米韓国、シナ人が日本料理店を経営しているのも気に入らないですね。一方で日本を貶める画策をしておいて、一方で生活の糧を得ている。

歴史を絡めたこの手の画策が再び起こされないように日本は万全の対策を講じて、封じ込めるべきです。

飛躍しますが、日本人有志で首謀者を提訴することは考えられませんでしょうか?政府ができるのであればそれに越したことはないのですが。そのような可能性はあるのでしょうか?

在韓日本大使館の前で毎週行われているという、韓国人慰安婦による抗議デモを放置しているから、捏造が既成事実化されるのだと思います。即刻止めさせるよう韓国政府に掛け合うべきです。中止しないなら日本大使館を引き上げるくらいの覚悟でやって欲しいです。個人的に韓国とは断交してもいいと思ってます。こんな国と友好関係を築くのは無理です。

 
 

2007/02/12 00:20

Commented by kikuti-zinn さん

soudenjapanさん
 ご指摘ありがとうございました。
 
 「敵を知り、己を…」という言葉が浮かんできました。

 
 

2007/02/12 01:29

Commented by urara225 さん

古森さん

>日本の国会議員が議会の公聴会で証言という実例は私はこれまでみたことがありません。それに対応がずいぶんと遅いです。

前例がないから、遅いから諦めるという問題ではありません。対日非難決議は日本が非難されるのですから日本は当事者です。当然当事者として発言の権利を与えられるべきです。事実関係を調べる時間が必要ならそれを議会に要求すべきです。日本の弁明も聞かずに決議を急げば、その決議自体一方的なもので、法治国家のやることではないと訴える必要があります。

 
 

2007/02/12 01:43

Commented by 古森義久 さん

minatoさん

韓国系経営の「日本料理店」に入ったときの、あのなんともいえないむずかゆさ、在米日本人ならほとんどの人たちが経験しているのでは。しかもこちらが原因ではない、なんとなくの違和感です。

在米(ワシントン本部)の「慰安婦連合Inc」などというような組織の一貫した侮日キャンペーンへのカウンター提訴というのは、私は考えたことはありませんでしたが、訴訟の大国では、ありえますね。ユダヤ系だったら、とっくに行動していたでしょう。一考の価値はあると思います。

 
 

2007/02/12 01:46

Commented by 古森義久 さん

uraraさん

消極主義、敗北主義に傾いてはいけないという原則、おっしゃるとおりです。こういう原則を実行できる態勢を日本側としてぜひ早く築きたいものです。

 
 

2007/02/12 04:25

Commented by ervin さん

掲示板に散見される民主党=反日、共和党=親日、というのは単純化しすぎた見方で、今回のホンダ議員の従軍慰安婦法案は、共和党有力議員の支持を受け、超党派で提出されていることを見逃すべきではありません。前述したように、共和党の中には、増大する宗教右派勢力に支えられ、「道徳観」を重視する議員が民主党以上にたくさんいます。彼らのような宗教右派は、内向きも内向き、日米関係など知ったことではありません。宗教右派の観点で、これからの共和党全体が動いていくことも十分考えられるわけです。

歴史を見れば、親日的だった共和党大統領はごく最近のレーガンと子ブッシュ大統領だけですし、非親日的な民主党大統領はビル・クリントン大統領だけでした。その前をみれば、日本の頭ごなしに中国と国交を結んだ共和党のニクソン大統領がいます。その補佐官、キッシンジャーは、日中国交正常化を耳にした際、「卑怯なジャップ!」、と罵ったと最近報道されました。一方で、大平さんと民主党のカーター大統領の深い友情は常に知られているところです。

今の民主党は、テディ・ケネディ、ペロシやマクダーモット議員のようなリベラル派だけでなく、リーバーマン議員のような共和党保守本流並のタカ派まで幅広くいます。民主党大統領候補ヒラリーはリベラルの代表格のようにいわれていますが、彼女はもともと、保守的な家庭に育ち、しかも、かつては共和党右派とされた、故バリー・ゴールドウオーターの陣営で働いていました。その共和党もいろいろで、大きく変化しつづけています。例えば、晩年のゴールドウオーターは、保守本流の観点から、宗教右派の台頭を大変危険視していました。時代も変わり、その宗教右派がブッシュ政権を支えています。その一方で、共和党には、マケイン議員やジュリアーニ前市長のようなリベラルな考えを持つ中道まで、これまたたくさんいます。ケリーがマケインに副大統領候補を要請したように、米民主党と米共和党の差というのは、日本人の一部が考えているよりも複雑なものです。これからのアメリカの政治の流れを見誤らないためにも、より複雑な視点が望まれます。

 
 

2007/02/12 05:57

Commented by 古森義久 さん

ervinさん

共和、民主、保守、リベラルの区分に気をつけて、多層な見方を、というのは貴重なご指摘ですね。
保守とリベラルの区別も外交や軍事、あるいは内政や社会と、テーマによっても異なるわけです。
ただしヒラリーがゴールドウォーター陣営というのは、後者が主導する特別の調査委員会の一員に前者が任命されて加わったという感じであり、決してヒラリーが保守のイデオロギーや政策を信奉していたというわけではない、というふうに聞いています。

 
 

2007/02/12 09:04

Commented by ohrakusai さん

ソラーズを引き合いに出しましたが、民主党であれ、共和党であれ、その出自、選出基盤により、態度は豹変します。 民主党=反日、共和党=親日などという単純な二分法で考えている人は少ないのではないでしょうか。

昔の同僚に、メニューにコリアンBBQを載せているような店で寿司を食うなという忠告を無視して肝炎を患った友人がおります。シルバースプリングあたりの店でしたが。

 
 

2007/02/12 10:42

Commented by 古森義久 さん

ohrakusai様

民主党は親中、共和党は反中というような色分けもなかなかできませんよね。

コリアンBBQと寿司の組み合わせについてのコメントへの私のごく自然に出てきた反応は、含み笑いでした。

 
 

2007/02/12 12:06

Commented by take8 さん

アメリカの調査結果です
戦史のごく一部でしょうが証拠にはなるでしょう
http://oncon.seesaa.net/article/33359836.html

アメリカ側の調査結果を提示していくほうがいいでしょうね
日本側の調査だと向こうが認めない事もあると思います

 
 

2007/02/12 12:28

Commented by よもぎねこ さん

 この従軍慰安婦や、南京大虐殺の騒ぎが、アメリカで起きるたびに、気なっている事ですが、一般のアメリカ人は、これをどう思っているのでしょうか? 韓国系でも、中国系でも、アメリカ国籍をとれば、アメリカ人としてまずアメリカの国益を、考える義務があるはずです。
 しかし彼等の行動を見ていると、アメリカ中国や、韓国の為に利用しようとしているのが、ミエミエです。 それも中国や、韓国の国民の為ではなく、中国や、韓国の現政権(両国とも決して新米政権とは言えない)の為に、利用しようとしているようにしか見えません。
 このような人々が、他のアメリカ人から、信頼され、尊敬されるとは思えません。

 それとも、一般のアメリカ人もまた、国際法や国際条約の常識を、無視してなお日本を非難し続けたい、理由があってこれを積極的に指示しるのでしょうか?

 
 

2007/02/12 13:01

Commented by 古森義久 さん

take8さん

資料の提示、ありがとうございます。
ただしこの資料はすでにこのブログで他の人たちからも紹介されて、
かなり広範に出回っています。

 
 

2007/02/12 13:04

Commented by 古森義久 さん

yomoginekoさん

今回の動きはいわゆるアメリカ本来、アメリカ国民(いかに定義づけるにせよ)本来の動向よりは、中国当局、あるいは在米の韓国系のごく一部の政治アクティビストにダミーのような政治家が操られている、という構図のように思えます。あえて控えめな描写ですが。

 
 

2007/02/12 13:05

Commented by 古森義久 さん

yomoginekoさん

ごく一般のアメリカ人はまったく無関係、無関心だといえますね。

 
 

2007/02/12 18:04

Commented by urara225 さん

アメリカ国民にとって、日本との同盟関係はどの程度重要視されているのでしょうか?日本が同盟関係を結ぶのはアメリカだけですが、アメリカは他国とも同盟関係を結んでいます。アメリカにとって日米同盟を代替するのがあるのか知りたいものですね。

日本もアメリカも民間人・議員を問わず、韓国系、中国系の寄付(資金)提供を受けている人間がいるでしょう。そのような人たちの活動で下院で対日非難決議が上程されることは、日本人としては大いに不愉快です。

だいたいアメリカの民主党が考えるアメリカ国防のビジョンは、どのようになっているのでしょうか?中国の軍事台頭はアメリカにとっても現実の脅威のはずです。台湾―日本はアメリカにとって防衛線となっているはずですが、そこを引く可能性があるのかどうか知りたいですね。この対日非難決議は、日本人を傷つけ、民主党政権の下での日米同盟に大きく疑義を持たせることになるものです。マイクは慰安婦問題については日米同盟を斟酌していないと言っているようですが、受け取る側(日本)はそうではないとハッキリと議会で証言して欲しいと思います。

その証言で、アメリカ民主党の日米同盟に対する過小評価を牽制しなければなりません。日米同盟という既にあるものがパーマネントなものでは決してない、今進んでいる日米の軍事一体化も、民主党政権下では形骸化する危険を孕み、日本は独自の国防を用意する必要に迫られます。まさに中共の情報戦略は、この点を突いてきていることをハッキリと共通認識として持ってもらわなければなりません。

 
 

2007/02/12 18:22

Commented by urara225 さん

(つづき)
韓国系の情報戦略は、もっとナチュラルな民族の特性(虚言癖)に根ざすもので、賠償を取るために見境なく繰り返されているものだと、日本で起こされた訴訟を元に示唆しておかなければなりません。自叙伝『ヨーコの話(So far from the Bamboo Grove:竹の森遠く)』の著者・川嶋擁子(ワトキンズ夫人)が、韓国アメリカ人の弾圧を受けていますが、このことも議会で触れていただきたいです。真実が弾圧され、韓国人の虚言が猛威を振るっています。人権派を標榜する民主党に対し、このとについて調査するよう議会で進言していただきたいです。「いわゆる従軍慰安婦」は問題にするが、「ヨーコの話」は問題にならないというのはダブルスタンダード以外の何ものでもありません。戦後の満州、朝鮮半島の引揚者は多大な犠牲を強いられたと聞いています。日本はこのことを人権派の民主党に訴えるべきです。本当に非難されるべきは日本なのか?そのことを知らしめるために是非日本は資料を提示して欲しいです。

プロパガンダは日常的な情報源に潜み、それが何度も報道されることで政府が取り上げるようになり、世論を背景に政治的決着に影響を与えようとします。しかし虚構であるがゆえに、後の検証によって証拠とされた写真や証言に信憑性のないものだと日本で解明されつつあります。プロパガンダの最終目標は政治に影響を与えることです。日本もアメリカも自身の政策決定に他国のプロパガンダによって影響を受けることについて、日米で学術的なネットワークをつくり、研究分析をする必要があると思います。それが日米同盟強化を担保すると提案していただきたい。プロパガンダの巣窟の中共と日中歴史共同研究なんかしても屁のツッパリにもなりません。所詮初めから無駄なのです。必要なのは日米同盟に影響を与えるプロパガンダの分析と対策です。是非取り組んでいただきたい。

 
 

2007/02/12 21:15

Commented by soudenjapan さん

ホンダ決議案と関係ないのですが、今日はじめて「古森・クレモンス」論争について知りました。彼のThought Police についてのコラムは去年読んでいたのですが、さっと目を通したくらいで気にも止めてなかったので、こんな論争になっていようとは思いもしませんでした。

ちょっと検索してみたのですが、ある方がこんなコメントをしてました。的を射た指摘なのでコピペしときます。

The real 1930s militarists didn't write letters to the editor demanding retraction, they waited on the sidewalk and stabbed people climbing into cars.
If openly pressuring the editor is repression, then I question whether "free speech" as Clemens sees it EVER existed in cities with a population over 100,000.

 
 

2007/02/12 22:20

Commented by 古森義久 さん

urara225さん

ホンダ議員の日本に対する態度への憤慨はよくわかります。同盟をどう考えているのか。日本の民主主義をどう考えているのか。根本部分が病気のようです。
ただし一般の米国人の日本への信頼や親近感は(皮相な次元にせよ)高いといえます。米国の安全保障上の利害からして日本と同盟を保つことが欠かせないという政策上の認識も国政レベルではコンセンサスがあります。もちろん個々の政治家の間で濃淡はありますが。
米国の中国に対する認識や態度については私も自書の『日本に挑む中国』とか中嶋嶺雄先生との共著『米中新戦争』で詳しく報告しています。
多くの日本国民がホンダ議員の活動にきわめて激しく怒っているということをできるだけ多く、ご本人に直接、伝えることも効果があると思います。

 
 

2007/02/12 22:23

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

ご関心ありがとうございます。
ワシントン・ポストも遅ればせながら、私の反論の投稿を掲載しました。

引用された意見もNBRに出た一つでしょうね。おもしろいと思いました。

 
 

2007/02/12 23:43

Commented by ervin さん

古森様

>>ただしヒラリーがゴールドウォーター陣営というのは、後者が主導する特別の調査委員会の一員に前者が任命されて加わったという感じであり、決してヒラリーが保守のイデオロギーや政策を信奉していたというわけではない、というふうに聞いています。

お返事ありがとうございました。ヒラリーは、若い頃は共和党支持で、ゴールドウオーターの選挙陣営でも働いていました。昨年HBOで放映されたゴールドウオーターのドキュメンタリーにも登場しており、彼のことを賞賛していました。彼女はリベラルのように装っていますが、実は、ゴールドウオーターが代表していた、60-70年代の保守本流の価値観に共感するところがあるのではないか、と思った次第です。イラク撤退とは言ってはいますが、初期の頃は賛成票を投じていました。あの攻撃的な性格から見ても、もし大統領になれば、対外的にはかなりの右派になるのではないかと見ています。旦那以上に日本には容易い相手ではないでしょうね。

ホンダ議員ですが、こんなニュースもありました。

http://www.iht.com/articles/ap/2007/01/13/america/NA-GEN-US-SKorea-Congressional-Travel.php

民主・共和党の議員数名とともに、韓国と日本に招かれ、当地の議員達と懇談したそうです。その際、旅行をスポンサーしたのが、韓国政府関連の財団だったということで、米議会の規定に違反する怖れが出ているとのこと。韓国政府のロビイ活動なのかと思ってしまいました。

 
 

2007/02/13 01:03

Commented by mercury21 さん

件のオランダ人女性ヤーンさんですが、「2001年、オーストラリアABC放送とのインタビューで「あのとき、私たちが『ジュネーブ協定違反』と叫ぶと日本軍はにやにや笑った」と回想した。」
とありますが、Wikipediaによると「ジュネーヴ協定(ジュネーヴきょうてい)は第一次インドシナ戦争を終結させるために1954年スイスのジュネーヴで開かれた和平会談によって合意された休戦協定」、つまり、第二次世界大戦中には“ジュネーヴ協定”なるものは存在しません。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=84460&servcode=500&sectcode=500

http://ja.wikipedia.org/wiki/ジュネーヴ協定

それ以前の“ジュネーヴ条約”はあくまでも「ジュネーブ条約(ジュネーブじょうやく, Geneva Conventions)とは、戦時国際法としての傷病者及び捕虜の待遇改善のための国際条約である。」とされ、傷病者及び捕虜(つまり兵士)の待遇に関する物です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ジュネーヴ条約

戦争犠牲者保護(民間人含む)のための「ジュネーヴ諸条約」は1949年に締結された条約であるため、第二次世界大戦中の事例にまでさかのぼって適用されることはありません。(法の不遡及の原則による)

こうした問題点も追求すべきです。

 
 

2007/02/13 04:52

Commented by 古森義久 さん

ervinさん

貴重な情報をいくつも、ありがとうございました。
参考にいたします。

 
 

2007/02/13 04:56

Commented by 古森義久 さん

mercury21さん

彼らからすると、「邪悪」への非難は事実を歪曲しても、逸脱しても、許されるというむちゃくちゃな理屈があるようですね。

 
 

2007/02/13 06:16

Commented by 古森義久 さん

こういう多数のご意見を読んでくると、こうした声が直接にホンダ議員あてに届くことがさらに重要だと痛感するようになります。
メールで簡単に届くのですから、英文のメッセージを送ることをぜひお勧めします。

 
 

2007/02/13 15:32

Commented by 珈琲好き さん

古森義久 さん
もうご存知かもしれませんが 英語版 wikipedia のマイク・ホンダ氏の所が書換え合戦の様相を呈しています
http://en.wikipedia.org/wiki/Mike_Honda (history)
少し前に見た時は「韓国の勝手な言い分を全面的に信じている」みたいな文言があったのですが韓国側に都合の悪い部分はばっさり消されていたりします。

 
 

2007/02/13 22:18

Commented by 古森義久 さん

珈琲好きさん

おもしろい情報をありがとうございました。
知りませんでした。

 
 

2007/02/13 22:46

Commented by urara225 さん

英語が得意でないとなかなかメールする気になれないと思います。でもこれは重要な話なのでメールしておきました。

 
 

2007/02/14 01:35

Commented by 古森義久 さん

urara225様

貴重な意見表明となるはずです。

議員へのメールはごく簡単な英語でだいじょうぶです。
I protest--とか I oppose--という書き出しで、今回の決議案に対する議員の動きへの反対を表明すれば,よいわけです。
アメリカの議員は一般国民(たとえ自国民でなくても)の意見に耳を傾けるという民主主義の大原則の尊重を標榜していますから、メールでの意見表明も雑な扱いをしないはずです。

 
 

2007/02/14 06:06

Commented by 古森義久 さん

bitterさん

遅ればせながら、有益な資料の紹介をありがとうございました。
元のレポートに目を通しました。
ホンダ議員は日本でこうした言動を展開していたこと、知りませんでした。

 
 

2007/02/16 14:48

Commented by 古森義久 さん

ワシントン時間の本日2月15日午後、下院の慰安婦問題公聴会が開かれました。
証人の一人は「村山政権は日本の軍部に倒された」などとアメリカ連邦議会で証言するのです。いかに事実の間違いが多いか、いい加減か、仰天するほどのひどさでした。

 
 

2007/02/16 18:54

Commented by herotarou さん

「村山政権とは、何年ごろに存在し、どのような政権か」、証言者本人の答えが欲しい。その内容によっては、『慰安婦』に親和的な米政界の一部に決定的な打撃を与え得る。

 
 

2007/02/16 21:40

Commented by Emmanuel Chanel さん

To 古森義久さん
>ワシントン時間の本日2月15日午後、下院の慰安婦問題公聴会が開かれました。
>証人の一人は「村山政権は日本の軍部に倒された」などとアメリカ連邦議会で証言するのです。いかに事実の間違いが多いか、いい加減か、仰天するほどのひどさでした。
本当にいい加減にしてほしいものですね.自衛隊は関係ねえだろう!ってやつ.相手が何も知らないと思って思いつきで言っているのですね.偽証罪で晒し者にしないといけませんね.

 
 

2007/02/16 22:48

Commented by 古森義久 さん

herotarouさん

村山政権に関する大間違いの主張は印刷された証言文に明記されています。

 
 

2007/02/16 22:50

Commented by soudenjapan さん

問題の発言はこれですかね。「戦後初めて誕生した野党からの首相」という説明に続いて、

his term in office was cut short due to rejection by their military and Diet of even his weakly worded statement of regret.
(多少遺憾の意を表しただけで、軍部と国会に任期の途中で引導を渡された。)

 
 

2007/02/16 22:50

Commented by 古森義久 さん

Emmanuel Chanelさん

日本に対してはどんなデタラメの悪口を述べても、なんの反撃もない、なんの反論もない、という意識が染み付いた結果のウソ証言だと思います。
悲しいことに、この「意識」は正しいんですよね。

 
 

2007/02/16 23:06

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

ご指摘のとおりです。

 
 

2007/02/17 00:49

Commented by - さん

抗議や反論するのも結構ですが、恥をかかないようにしてくださいよ?(笑)なんか、議員がアメリカに反論しに行くそうですね。阿部内閣は河野談話は踏襲しているわけです。だとすれば、「謝罪は十分だ。」という反論でもするんでしょうか?十分か不十分かは水掛け論になりますね。「河野談話」を踏襲する限り、どっちもどっち的印象を与えるでしょうね。それと、河野氏は衆議院議長という顕職の中の顕職をしているわけです。「おかしな談話を出した人間がどうして議長をやってるの?」といわれればそれまででは?私がホンダ議員なら河野氏に会談を申し入れ、一緒に河野談話賞賛と他の自民議員の誹謗をするかもしれませんねえ。河野氏ならやりかねないでしょうな。つまり、日本の議長が賞賛するものを、下院議長に決議するな!という奇観になりかねないわけです。自民党の議員がどれぐらいそういうリスクを認識してるんでしょうか?ま、そんな能力があればこんな事態になってないわけですが(笑)

 
 

2007/02/17 01:09

Commented by butagorilla さん

 古森義久

 はじめまして。いつもブログを拝見させて頂いております。

 「南京大虐殺肯定派」の人々や「従軍慰安婦強制連行肯定派」の人々の中に例えば、東中野修道氏や秦郁彦氏と公開討論をするような人はいないのでしょうか?ちらっとそういうことが以前あったと聞きましたが、基本的にはみんな逃げてしまうと伝え聞いております。

 私、実は現在オーストラリアに留学中なのですが、グリーンピース出身の豪州人と捕鯨問題、中国系の学生と南京事件についてやり合ったことがあります。私の拙い英語でも論理的に反論すると相手は何も言えなくなるか、何とか誤魔化そうとします。彼らは自分達が絶対に正しくてまさか日本人が反論するとは思っていないようでした。
 しかし世の中声が大きい方が正しいとなってしまう。外務省をはじめ政治家や官僚の方々に是非とも頑張って頂きたいです。

 古森さんの活躍は日本人として本当に心強いです。
 どうかくれぐれもご自愛ください。

 

 
 

2007/02/17 03:02

Commented by 古森義久 さん

identification7さん

ご指摘の諸点は同意します。
しかしでは日本側は国会議員も含めて、黙っているのが最善なのかというと、そうとも思えません。
これほど民主主義を徹底させ、国際的にも人道主義や人権尊重を重視する言動を実践する日本が、しかもアメリカの対テロ戦争に協力する、よき同盟国の日本が、大昔の戦時の局部的現象だけを拡大され、全体の歴史の文脈から切り離されて、いま非難されねばならないのか。慰安婦問題なるものになんの責任もない現代の日本の政府や国民がなぜ非人道的存在であるかのように糾弾されねばならないのか。
少なくとも以上の点ぐらいはホンダ議員らに伝えるべきだという気がします。普通の日本国民はこういう非難に怒っているのだという報告はしたほうがよいと思うわけです。

 
 

2007/02/17 03:09

Commented by 古森義久 さん

butagorillaさん

東中野氏は秦氏と公開論争をするという人たちは存在すると思います。
ただしだれがその討論会を主催するとか、どこでその結果を発表するとか、条件にもよるでしょうね。過去にも「南京」や「慰安婦」でのその種の紙上論争、誌上論争はありました。一種の公開論争です。

日本側も声をあげて、反論し、反対するということの意義、私も賛成です。

 
 

2007/02/17 12:20

Commented by 珈琲好き さん

古森義久 さん
直接的にマイクホンダ氏の話題とは関係無いですが、韓国人の偽証に関して昔書いたことがあります(TBさせて頂きます)。
韓国人の証言能力に関しては疑わしいという事への一つの証拠として捕らえる事が出来ると思っています。

 
 

2007/02/17 13:24

Commented by 古森義久 さん

珈琲好きさん

TB、拝読しました。
おもしろいですね。ここまでとは、知りませんでした。

 
 

2007/02/17 13:24

Commented by hiry900 さん

日本政府は従軍慰安婦問題に対してもっと反論すべきです。
おそらく日米関係に楔を打つために北朝鮮韓国中国が暗躍している
のでしょう。

いつも反論と言う守りの姿勢ではなく、慰安婦問題が持ち上がれば
それに対抗して日本にいる不法滞在の韓国人売春婦を取り締まるべきです。
東京だけでも数百人はいるのではないでしょうか。
日本は韓国人の売春婦に困ってるとのイメージを発信することです。
不法滞在の売春婦も従軍慰安婦問題が話題になれば自分たちが逮捕されると思うので、韓国国内で慰安婦問題追求は止めようとの声が上がるかもしれません。

南京事件問題でも日本は守りではなく、もし中国が政治カードとして
利用するなら即座にチベットや法輪功についてNPO等を利用して
世界に発信する体制を作るべきです。
日本は牽制しないため情報戦を仕掛けられるです。

 
 

2007/02/17 13:35

Commented by soudenjapan さん

To 古森義久さん

>慰安婦問題なるものになんの責任もない現代の日本の政
>府や国民がなぜ非人道的存在であるかのように糾弾され
>ねばならないのか。

この点は彼らからすれば、一般の日本人にも、「非難される側」にいるのではなく、ぜひ「非難する側」に来て攻撃に加わってくれとの思いだろうと推察します。明らかにそうすべきなのに日本人はそうしていない。これは教育のせいに違いないと彼らは考えているのだと思います。

そして人道という原理原則よりも、日本という集団の利益保護に終始する姿をとらえて、「部族的」という人がいるのでしょう。(掲示板での書き込みを少し読んだのですが、クラーク氏の論旨は、28年前に同氏が書いた本のそれと変わっていません。今は知りませんが当時の本では、「部族的」は必ずしも悪い意味では使われてなかったはずです。)

 
 

2007/02/17 13:37

Commented by 古森義久 さん

hiry900さん

情報戦では守りではなく、攻めだ、というのは、まさにそのとおりだと思います。
黙っていると、向こうは分かってくれるどころか、理不尽な攻撃は止まるところを知らず、という感じです。

 
 

2007/02/17 13:45

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

今回の米国での慰安婦非難というのは、人道的側面を論じる前の、もうすんだことを歴史の文脈を無視して、一点だけ、取り出し、現在の日本と結びつけるという、きわめて不公正な他者糾弾だと思うのです。
この手法だと、米国の日本への原爆投下をいま取り上げ、日本の原爆被害者を議会に証人として登場させ、米国議会全体に謝罪を求める、というのと同じことになります。
インドネシアでのオランダ女性の徴用は戦後、戦争犯罪として責任者が処罰されているはずです。

 
 

2007/02/17 14:05

Commented by soudenjapan さん

この決議案にまつわる主張を見ていて感じるのですが、マイク・ホンダ下院議員をふくむ「日本政府のこれまでの対応をある程度評価する。」という人たちと、エバンズ前下院議員やこのOk Cha Soh博士のような無茶苦茶な主張をする人たちとは、ちょっと分けて観察しておく方がいいように思います。

 
 

2007/02/17 14:17

Commented by soudenjapan さん

To 古森義久さん
>soudenjapanさん
>
>インドネシアでのオランダ女性の徴用は戦後、戦争犯罪として責任者が処罰されているはずです。

なるほど。手続きがおかしいというわけですね。
それとこのオランダ人女性のケースについては、ホンダ氏に抗議のメールを出しておきます。

 
 

2007/02/17 16:02

Commented by soudenjapan さん

To 古森義久さん

>インドネシアでのオランダ女性の徴用は戦後、戦争犯罪として責任者が処罰されているはずです。

オランダ女性が公聴会にいた理由はたぶんこれですね。

Further, in 1951, correspondence with the Dutch government, Japan agreed that the 1951 Treaty did not bar individual damage claims arising from the war. But today, Japan has discarded that statement and now says that such claims are barred by the Treaty.
(Ok Cha Soh博士の証言より引用)

犯罪に直接かかわった人の処罰は終わったが、日本政府の責任も問うという態度なのでしょうか。法的に可能なのかどうかは知りませんが。

 
 

2007/02/17 20:12

Commented by 珈琲好き さん

古森義久 さん
Mike Hoda の 英語版 wikidedia のその後の状況に関してTBさせて頂きました。英語ちゃんと伝わっているか全然自信無いです。

 
 

2007/02/18 00:13

Commented by ervin さん

数年前、Newsweek誌に、韓国軍の残虐行為を纏めた論文が掲載され、それを読んだことがあります。調べてみたら、4/10/2000付け、Fallen Heroesという題名の論文でした。かなり詳細な内容だったと記憶しています。Newsweekのarchivalから購入できます。私は一時期、この論文のリンクを韓国の記者に送りつけていました。

Fallen Heroes: South Korea confronts its troubled legacy in the Vietnam War. By George Wehrfritz and B. J. Lee

同じ著書の"South Korea's Vietnam"という論文も、抜粋を読む限りでは、同じく韓国軍の残虐行為を扱っているようですが、これは未読です。
これは極端かもしれませんが、ベトナム人達が日本の国会で証言したら、アメリカ韓国も困惑するでしょう。日本は部外者ですが、グローバルな環境問題にかこつけて、ダイオキシン関連ー枯葉作戦ー残虐行為とつなげていく手はあります。マキャベリスト的手法ですが、それくらいのカウンターアタックをする能力は見せた方がいいかもしれません。誰も毒蛇には手を出さないものです。

 
 

2007/02/18 00:13

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

引用された証言の「日本政府が個別の戦争がらみの賠償は講和条約で一括されないとオランダ政府に言明しておきながら、勝手にその約束を反古にした」という趣旨の主張自体、根拠はありませんよ。

アメリカ政府は間違いなく、この種の個別案件はすべて講和条約で処理された、という見解をとっています。国際条約上も同じです。日本が相手国の政府に賠償金を払って、その国の国民が受けた被害についてはその国の政府が日本からの賠償を適宜に配分するという仕組みが確立されているわけです。

 
 

2007/02/18 00:15

Commented by 古森義久 さん

珈琲好きさん

熱意でいきましょう。

 
 

2007/02/18 00:18

Commented by 古森義久 さん

珈琲好きさん

追伸ですが、ホンダ議員の自身のメールアドレスも上記にありますから、
直接に意見を送ることもさらに効果的だと思います。「日本人は怒っている」ということだけでも。

 
 

2007/02/18 00:21

Commented by 古森義久 さん

erivinさん

確かに米国議会が過去の日本の「悪」をいま追及するならば、日本の国会が過去の韓国の「悪」を追及してもおかしくない、ということになりますね。
とくにいまのベトナムは日本との関係がきわめて良好で、「戦略的パートナーシップ」を結んでいるくらいですから。

 
 

2007/02/18 00:44

Commented by 珈琲好き さん

古森義久 さん
そうですね。熱意は伝わるでしょう。きっと。^^;
ホンダ議員へのメールも自動翻訳結果と日本語原文の両文併記で送ってみます。本人も日本語読める可能性はあるんでしょうか?
まぁ気にしないで送ってみる事にします。
此処を見た皆さんも一緒に送りましょう。
沈黙は美徳と言っている場合では無いですぞ!

そういえばベトナムと上手く行っているのなら韓国がベトナムで行った残虐非道な事に関する謝罪を求める運動を起こしてもらうのも良い手ではありますね。

 
 

2007/02/18 04:42

Commented by 古森義久 さん

珈琲好きさん

ホンダ議員もその議会スタッフも日本語は読めないと思います。
読めないというより、読まないというほうが正確かも知れませんが。
ただしホンダ議員の親類には日系米人の著名な日本研究学者がいます。
この人は慰安婦問題などについても議員とは異なる意見の持ち主のようです。まあ本題には(シャレではないです)関係ない話ですが。

 
 

2007/02/18 19:33

Commented by soudenjapan さん

To 古森義久さん

>アメリカ政府は間違いなく、この種の個別案件はすべて講和
>条約で処理された、という見解をとっています。国際条約上
>も同じです。

この点なんですが、Ok Cha Soh博士の証言によると、先の最高裁の判決は「政治がらみなので行政の判断にゆだねる。」という内容だったらしく、もしそうだとしたら政権が入れ代わると、この問題についてアメリカ政府の見解が変わってしまうということはないのですか?

[The U.S. Supreme Court] ruled in February 2006 that the claims of the women constituted non-judicial “political questions,” Thus leaving it to the Executive Branch to seek redress for these women.
公聴会より引用)

 
 

2007/02/18 20:43

Commented by ぷぅ さん

初めまして。いつも読ませていただいてます。
この問題での私の疑問は、他のコメントにも出てきた1.当時の米軍の調査結果をアメリカ人はどのように受け止めているのかということと、2.GHQの日本占領中に米軍が慰安所を利用したことはなぜ問題にされないのか?(慰安婦が日本人だったから或いは利用したのが米国人だから許されるのか?)、3.慰安所があったにもかかわらず多数の一般の日本人の婦女子が性的な暴行の被害にあったこと(3万件という話も聞きます)をアメリカ人はどう受け止めているのか?ということです。

 
 

2007/02/18 21:26

Commented by kaoru さん

兵士が地元の女性を凌辱するのが日常茶飯事のような戦争環境下で、逆に律義に大金を払って厚遇した日本軍は極端な話、褒められても良いとすら思うのです。
それを、平和時に他国に駐留する兵士が地元住民を強姦した場合すらも大した罪に問わない国が、よく自らの行為を棚にあげて良い子のふりして解決済みの過去を責めたてるものだと思います。正直な対応がバカを見るのは、今も昔も同じかと…。

そういえば以前、韓国で売春を禁止しようとしたら、現役売春婦の方々が顔を隠して反対デモをしていたのを思い出しました。あの国はもともとそういう国柄なわけです・・・。

 
 

2007/02/18 21:27

Commented by 珈琲好き さん

古森義久 さん
ホンダ議員関連の記事を色々と読んでいると聞く耳を持ってない人のような気がします。馬の耳に念仏では送っても効果が無さそうでは翻訳の苦労が無駄に成ってしまいます。
出来れば次期大塘路候補のヒラリー・クリントン氏とバラク・オバマ氏のメルアドはご存知無いでしょうか? 両氏へも日本での意見も含めてメールしたいと思ったりしています。大統領に成ってからでは聞く耳を持ってないでしょうし届かない可能性も大きいですよね。候補の内だからこそ意見も届くのではと思います。辞めた方がいいのかな。こんな考えは!もっと英語の上手い人がやった方が良さそうではありますよね。
米国民主党は日本の理解が少ないように思えてなりません。外務省の努力が足りないせいなのか、米国民主党が未だに真珠湾攻撃をひきずっていて聞く耳を持たないのかわかりませんが異常な気がします。ホンダ議員は民主党の副議長なのですよね。下手したら次期政権では要職に着く可能性も否めません。忌々しき事態です。
何とかせねばと思われて成らないのですが…とりあえず色んな情報を集めてTBさせて頂きます。

 
 

2007/02/18 22:06

Commented by ohrakusai さん

公聴会での議論は、日本は正式に謝罪したのか、その謝罪に誠意があるのか、歴史教科書で教えているのか、日本に歴史修正主義があるのではないかというものでありました。軍による強制連行、慰安婦20万人、拷問・虐殺、強制暴行、殺害、などの事実認定の議論は皆無であり、このサイトに見られるような日本国内の世論との大きなギャップに嘆息するばかりです。これでは、いくら、日本が大使の書簡を送り、中山代議士を派遣しても、議論が噛み合わないでしょう。なぜならば、「河野談話が存在し、1994年以降、歴代の首相がこれを踏襲しているから、軍の関与があったことを認めている」が議論の出発点だからです。残念ながら、いまだに、日本政府の公式の見解としては、日本は既に謝罪しているというものです。今後、日本としては当時の石原信雄官房副長官の談話「事実調査したが軍による強制連衡を示す証拠は出なかったこと、宮沢政権の韓国政府(盧泰愚政権)への配慮であのような声明になったこと」(産経紙にあり)、「一部の日本の弁護士がこの問題の裏で画策していること」あるいは強制連行の有無に関する参議院片山代議士の質問に関する政府答弁等を、英訳して出す必要があるように思います。今後日本の国民が糺すべき相手は、米国の議員以上に日本政府になると思います。

下院外交委アジア太平洋分科会のH.Res.121に関して、3時間18分の公聴会のwebcastを観ました。閑散とした議員席に比較して傍聴席は特亜関係者・マスコミ関係者と思われる人が多かったように思います(古森さんの姿は、探しましたが映っていないようですね)。事実に疎い、議長のFaleomavaega、カリフォルニア選出のEdward Royceの発言はホンダ氏の提案主旨をなどる内容でしたが、同じカリフォルニア選出のDana Rohrabacher議員は、日本政府は過去に明らかに謝罪している、日本の歴史教科書18のうち16で従軍慰安婦の記述があること、日米同盟の重要性、日本は世界のdecencyを担っている国だと明瞭に主張しておりました。オハイオのSteve Cabotも日本は既に謝罪済みだが金銭的な補償を継続すべきだと主張していました。

 
 

2007/02/18 22:10

Commented by ohrakusai さん

これに続く、韓国人、オランダ系オーストラリア人の証言はともかく、やはり一番困るのは、Mindy Kotlerによる証言かと思います。日本の謝罪を否定しており、日本の歴史教科書の非難、謝罪が国会議決でない、Kabuki theaterの様だ、読売新聞まで事実を捏造している、日本の行為をホロコーストを持ち出して非難し(彼女自身のethnicityもあるのだが)、こんな日本とアメリカは価値観を共有しているのか、日本のような人権を尊重しない国が国連安保理常任理事国の資格があるのか、この件で米国人学者が脅迫を受けている、等々、日本をdemonizeする讒言の数々です。このような人間の主催するグループが、ワシントンで日本関係のシンクタンク然として振るっているのですから困ったものです。

 
 

2007/02/18 22:39

Commented by ぷぅ さん

このような問題が続いているのは、戦争当時のアメリカ自身のプロパガンダが深く根付いたためでしょうか。
日本人への誤解を解くためにいろいろと方策を練るべきだと思いますが、その一つとして、明治維新前後に外国人が記した日本(+中国や朝鮮)に関する本を各国語でペーパーバックなどの廉価版で発行できないものでしょうか。その中にヘレン・ミアーズなどのような視点で書かれたものを混ぜていく。読めば少しは疑問も持つのではと(呆れるほど希望的観測ですが)・・・。
外交機密費なんてものがあるのですから、少しは世論工作(かどうかは甚だ疑問ですが)にも資金を出して欲しいものです。

 
 

2007/02/18 22:40

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

この証言の最高裁の判断の解釈も全面的に正しいかどうか疑問です。
引用された二つの文章のうち、たとえ第一が事実だとしても、そこから行政府がまた賠償を求められる、とする解釈はきわめて一方的です。すでに歴代政権(行政府)がもう終わりという立場を公式に表明しているわけであり、立法府がいろいろできるというのなら、まだしも行政府の立場を逆転させるのは現実には起き難いと思います。

 
 

2007/02/18 22:43

Commented by 古森義久 さん

kakashiさん

ご指摘の諸点に対する一般アメリカ人の反応ということになれば、彼らはなにも知らないというのが現実です。
ごく一部の活動家たちが中国や韓国の意向を反映させて、この問題を利用して日本を叩いているのが実態だといえます。
だからそういう活動家は自分たちの主張に不利な証拠はすべて無視ということになります。

 
 

2007/02/18 22:46

Commented by 古森義久 さん

kaoruさん

まさに勝手な二重基準ですね。おおせのとおりだと思います。
こういう理屈が通用するなら、中国での文化大革命で殺された人たちの人権や賠償、あるいは原爆で殺された人たちへの賠償や謝罪なども、本来、ホンダ議員は「普遍的な人権への配慮」から取り上げて然るべきですね。

 
 

2007/02/18 22:50

Commented by 古森義久 さん

珈琲好きさん

民主党でも普通の議員はこの慰安婦問題に関して、知識も関心もないのが実態だと思います。
民主党の一部がこういうことをすると、日本国民の多数が激しく反発するという事実は、これからの日米同盟の維持や日米間の協力という見地からも、重大な負の要因であることを発信することは重要ですね。

 
 

2007/02/18 22:58

Commented by 古森義久 さん

ohrakusaiさん

河野談話があるために、日本としては強制性を対外的に認めたことになるという矛盾など、そのとおりだと思います。だからいわゆる慰安婦の実態の論議に入っていくと、難しい部分があります。その一方、デマを唯々諾々と聞かねばならない屈辱も日本側としては無視できません。
カトラー女史に関するご指摘も同意です。そもそもこの人がなぜ慰安婦問題であれこれ証言する資格があるのか、彼女の言葉には日本人に対するレーシズムがにじんでいます。でもあまりにメチャクチャなことを述べて、本来、仲間になりうるアメリカ人たちからも愚弄されているという側面もあります。かえって日本の常識を示すために効用のあるピエロかもしれません。

 
 

2007/02/18 23:50

Commented by soudenjapan さん

To ohrakusaiさん

今このビデオを見ようとしましたが、ちょっと音声がひどすぎます。よくこれで3時間も見れましたね。特に委員長の発言は、もともとボソッとした話方の上にこの音声ですから、ほとんど判別不能でした。

議員席の埋まり具合はあんなものですよ。外交委員会全員でやっても、議員さんたちは他の公聴会やら投票やらで出たり入ったりで空席は多いです。自分の質疑時間が終わったらすぐ出て行ってしまうようですし、最後は委員長一人だけが残って証言者に質問をしていたりします。

 
 

2007/02/18 23:55

Commented by 珈琲好き さん

古森義久 さん
そうなんですよ。米国民主党は日本に対する知識無しで韓国の偽証を聞いている可能性が非常に高いのです。ホンダ議員も騙されているのかもしれません(確信犯とは思っていますが)。とりあえず色んな資料の類を集めてTBしました。現在反論に行っている議員団や外務省も資料無しで戦っている可能性も無きにしも非ずと思えてなりません。私は出来るだけキャッシュも含めて一時資料を集めましたが玉石混合ですが参考資料として彼らの手に渡る事を望みます。(既に持っていて欲しいのですが色々読むと何も無く反論に行っているようです)

 
 

2007/02/19 00:05

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

議会の公聴会の議員の出席度は一般的にご指摘のとおりですが、今回はとくに欠席度が高かったようです。同じ下院国際関係委員会の公聴会でも中国関連などだと、議員も多数、しかも長時間、出て、頻繁に発言をしています。
小委員長は投票権のないサモア選出の人ですよね。

 
 

2007/02/19 00:10

Commented by 古森義久 さん

珈琲好きさん

いやこの種の活動はきわめて貴重ですよ。
これまで日本側では米国議会などで戦争がらみの過去の案件を誇大に、歪曲され、ぶつけられても、公式には一切、反論せず、でした。加藤大使が公聴会の直前に出して声明はその意味で、ややおおげさに言えば歴史的でした。
日本の一般でもこれまで、むしろ中韓や米国の日本叩きに同調して、「そうだ、そうだ、日本はもっと謝罪し、反省せよ」という対応が多かったのです。外務省の首脳までがそういう考えの持ち主でした。河野洋平さんの名をあえてあげることもないでしょう。
だからとにかく、日本として反論する、という意識だけでも、すごい変化だと私は希望を持っています。
「世界でも最も民主主義の国の日本に向かって、何を言うか」という憤慨を日本人として持つかどうか、から始まるプロセスだと思います。

 
 

2007/02/19 00:20

Commented by soudenjapan さん

To 古森義久さん

「慰安婦」問題についての米国議会調査局の報告書を友人から仕入れてきてブログで公開してくれている人がいます。
http://macska.org/article/134

これによるとやはり最高裁の判決は「行政府しだい」ということになっているようです。

"The case went back to the Supreme Court, which ruled on February 21, 2006, that the claims of the women constituted non-judicial “political questions” and that the Supreme Court deferred to the judgment of the U.S. Executive Branch that the acceptance of such claims by U.S. courts would impinge upon the President’s ability to conduct foreign relations."

 
 

2007/02/19 00:24

Commented by soudenjapan さん

To 古森義久さん

そしてこのレポートの著者自身の解説によると、最高裁の判決は従来からの日本政府の立場を「強めた」そうです。この方も決定的とは見ていないようす。

The February 2006 U.S. Supreme Court ruling in Joo vs. Japan seems to add strength to the Japanese government’s position. However, demands for official compensation have a strong moral component; even some defenders of the Asian Women’s Fund argue that Japan could have followed Germany’s example and set up additional private-government combined funds to compensate other abused groups like forced laborers and prisoners of war. Japan’s concern that official compensation to comfort women could open up a pandora’s box of claims from other abused groups is a possibility that opens up a number of uncertainties, including the possibility that individual Japanese might counter by demanding official U.S. compensation for the U.S. napalm bombings of Japanese cities in 1945 and the atomic bombings of August 1945.

 
 

2007/02/19 00:32

Commented by 古森義久 さん

soudejapanさん

資料のご紹介、ありがとうございます。
この報告書は昨年春ごろ、議会調査局のラリー・ニクシュ氏が作成したものだと思います。韓国の新聞が報道していましたが、日本ではほとんど知られていませんね。
この記述だと、確かに大統領の外交政策に基づく判断にゆだねるということですね。

 
 

2007/02/19 02:16

Commented by benkei さん

私、常常思うようになったのですが、このようなことは、過去に何度も有り
その都度個々に対応し事なかれで対応した日本が悪いのです。
一度大々的に取り上げ国際社会も巻き込んで、仕掛けられた工作を徹底的に暴き
相手を徹底的に追求することです。それと国内にこのような工作をする韓国にかかわらず工作好きの国に対して此方から問題提起して、国民に大々的に知らせ
反韓感情を植え付けるようにする事が一番良いのです。在日が日本に居辛く成る程やればよいのです、困るのは相手である事は彼らが一番良く知っています。
中国がいい例で反中感情が大きくなる事が困ると擦り寄ってきます。
中途半端な対応が彼らのねらいです。国民感情が大きくなれば韓国など大変な事になります。日本の事なかれ主義が相手に誤解を与えてきたのです。
事を大きくして国民感情をコントロールするしか手はありません。

 
 

2007/02/19 02:26

Commented by soudenjapan さん

委員長声明の中に問題発言がありますね。「アメリカも人権侵害したことはあるであろう。」との発言に続いて、

But nowhere in recorded history has the US military as a matter of policy issued a directive allowing for the coercion of young women into sexual slavery or forced prostitution. On the other hand, this is exactly what the Japanese military did ....
(しかし女性を脅して性奴隷にしたり強制的に売春をさせるような命令を、米軍が政策として発令したことは一度もないが、これこそまさに日本軍がやったことである。)

そんなことはないでしょう。この強制性は否定されているはずです。

 
 

2007/02/19 05:14

Commented by 古森義久 さん

benkeiさん

日本の事なかれ主義が相手を誤解させ、増長させてきたという認識は、私も共有しています。その事なかれ主義の典型が河野談話でしょう。しかし
そんな謝罪の談話を出してもも、事態はかえって悪い方向へ走っていくという教訓は今回の公聴会での侮日糾弾で証明されたと思います。

 
 

2007/02/19 05:15

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

この「強制性」発言も日本側の河野談話に起因しているといえますね。

 
 

2007/02/19 11:22

Commented by kagemaru1326 さん

思うんですがこの問題を追及している連中に聞いたらどうなんですかね?
例え軍隊でも禁欲生活には限度があり、どうしても娼婦が必要になる。
当時の日本軍のやり方がだめだったらどうしたら良かったのかと。
おそらく、今の風俗の形式を解答するだろうと思うが、その時こそ
当時の日本軍の売春婦公募や健康管理などの資料を出して
日本はあなたがいうような形でやっていましたよと目の前で突きつけたら
いいんじゃないでしょうか。

 
 

2007/02/19 12:24

Commented by herotarou さん

麻生外務大臣は、衆議院予算委員会で「旧日本軍は決議案に書かれているようなことをしたのか」という質問に対し「基本的にそのような事実を認める立場にはない」と述た。そのうえで、麻生大臣は「決議案は客観的な事実に基づいていないもので、甚だ遺憾だ。今後、日本政府の立場について理解を得るため努力したい」と述べた。

いよいよ、安倍政権は、忍耐の限度もこれまでとばかり、盧武鉉退陣を待たず、見切り発車したか。河野談話の否定も時間の問題となった。

 
 

2007/02/19 12:31

Commented by 古森義久 さん

kagemaru1326さん

そもそも当時は軍隊だけでなく、一般社会で売春は合法だったわけです。
単に日本だけでなく、他のアジア諸国でも。その時代背景を一切、無視して
現在の法や倫理の基準で昔の特定行動を裁くことの不公正さを衝くべきでしょうね。
ご指摘の点も上記の趣旨と同じだと思います。

 
 

2007/02/19 12:33

Commented by 古森義久 さん

herotarouさん

私は麻生大臣の言明をきちんと読んでいませんが、これだけ明確に述べたのならば、そのことがホンダ議員らにも伝達されるべきでしょうね。

 
 

2007/02/19 13:03

Commented by kagemaru1326 さん

古森義久さま
ちょっと説明不足だったかもしれません。

言いたかったのは、相手に正しい方法を言わせて、それをやっていたぞと
目の前で証明することに意味を求めてみました。
これで相手は何も言えなくなるんじゃなかと。
こちらがいくら正論を言ってもその穴をついてくるでしょう。
だから相手が正しいとした方法を言わせてそれにこちらがあわす。

まあ効果が自分の想像より全くないかもしれませんがちょっと思いついたので書き込ませていただきました。
すみません。

 
 

2007/02/19 13:42

Commented by 古森義久 さん

kagemaru1326さん

ご意見の趣旨はよくわかるし、賛成です。
ただそれをそっくり公開の場、公式の場で述べると、逆につっこまれるという部分もあると思ったわけです。
日本側の対応としての忌憚のない意見はいつも歓迎です。

 
 

2007/02/19 18:12

Commented by mlk1945 さん

Dr.Ok Cha Sohって、うさん臭くないですか。

彼女の率いる WCCWのウエッブサイトのActivitiesの写真を見ると、大統領との記念写真ばかり。
http://www.comfort-women.org/v2/activities.html
なんか、日本の地方議員がはく付けに有力国会議員との握手写真を事務所に飾っているのと似てますな。

Googleしても、彼女の著作は見つからず。アクレジットのないWashington Bible CollegeというところのAdjunct Professorという肩書きもなんだかね。

Mindy Kotlerさんもなんだかね。PhDもJDもMBAも持っていませんね。彼女が率いるAsia Policy Pointはどうみても小所帯。主活動の対象は産業情報関係。彼女以外は非常勤か、学生のインターンじゃないのかな。活動歴を見ても最近目立ったものなし。

この2人はワシントンで「慰安婦問題」を飯の種にしているんとちゃいますか?

 
 

2007/02/19 21:57

Commented by 古森義久 さん

milk1945さん

ご両人についてはご指摘のとおり、いやそれよりもさらにお粗末というのが現実のようです。

 
 

2007/02/20 10:57

Commented by missionpossible さん

古森様

はじめまして
阿比留記者のブログに出したコメントを以下のとおり送付させて頂きます。二番煎じで申し訳ありません。あとホンダ氏やコトラー氏といった確信犯以外の人達に働きかけては如何と思います。コトラー氏のAsia Policy Pointのボードメンバーにはキャンベル氏やベーダー氏、サミュエルズの西本氏(同社のクリスネルソンの公聴会レポートもひどかったです)が名を連ねてます。在米日本企業がこうした人達とコンサル契約などで金を払っているとしたら、あまりに鈍感ではないでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この手の話はとかく「日本政府、就中外務省はだらしない」といった論議に終始しがちですが、国内でいくら盛り上がっても「内弁慶」なので、日本の意志を米国の関係者に幅広く伝える工夫が必要です。大使館の働きかけも、政府の公式説明ラインを超えられないでしょうから、理不尽な論理でくる相手にはからめ手から攻める工夫も必要では。たとえば以下のようなやり方はどうでしょう? 国民各層の奮起を期待します。
1)在京のアメリカ大使館に働きかける
米国産牛肉の問題で米国議員が日本の駐米大使を何度も呼びつけましたが、同じことを日本の議員はシーファー大使にできないのですか? 国会等で日本政府関係者の尻をたたくのも結構ですが、アメリカ人相手に直接主張できなければだめです。ワシントンに乗り込めればなお良いです。
2)マイク・ホンダ他の地元米国企業・日本企業に働きかける
この問題が日本でのビジネスに悪影響を与えかねないとのメッセージをこれら企業関係者に伝えるのも一案。日本人観光客も多いでしょうから、シュワルツェネッガー知事はじめ地方政府関係者に観光客収入に響くと伝える手もあります。
3)河野衆院議長、村山元総理など「ハト派」に行動を促す
保守派の議員だけが声をあげても「一部の右翼が騒いでる」としかとられかねません。この決議案は、ハト派の人達の努力が無意味だと言っているに等しいわけですから、こうした人達が声を上げて良いはずです。特に河野氏はペロシ議長のカウンターパート、村山氏は基金理事長という立場にあるわけですから、「下品な決議案をもてあそぶのでなく、日本の良識を信じよ」といった書簡をしたためる位の労をとっても良いのでは?

 
 

2007/02/20 13:08

Commented by 古森義久 さん

missionpossibleさん

ご提案はいずれも現実的であり、各界の関係者が真剣に検討すべき内容だと思いました。
とにかく日本側の多数派はこんな理不尽な動きには怒っているという実態をアメリカ側に伝えるべきですね。
ミンディー・カトラー女史の実態はご指摘のように異様です。
これまではあまりにマイナーということでまともに取り上げる気もしませんでしたが、議会公聴会に出てくる以上、もう少し詳細な報道が必要かもしれませんね。

 
 

2007/02/20 13:19

Commented by missionpossible さん

To 古森義久

早速のレスありがとうございます。
>missionpossibleさん
>
>ご提案はいずれも現実的であり、各界の関係者が真剣に検討すべき内容だと思いました。
>とにかく日本側の多数派はこんな理不尽な動きには怒っているという実態をアメリカ側に伝えるべきですね。
>ミンディー・カトラー女史の実態はご指摘のように異様です。
>これまではあまりにマイナーということでまともに取り上げる気もしませんでしたが、議会公聴会に出てくる以上、もう少し詳細な報道が必要かもしれませんね。

是非よろしくお願いします。ホンダ氏にせよコトラー氏にせよ、朝日・共同にもインタビュー記事が出てこないのは、これら報道機関もアプローチを控える位、異様なのかも知れません。あまりこれらの人達だけにスポットライトを当てると思うつぼでしょうから、周辺の無自覚にお付き合いしている人達(その他米議会議員、地元関連企業、有識者など)に関する情報を是非米国よりお伝え頂ければと思います。

 
 

2007/02/20 13:54

Commented by 古森義久 さん

missionpossibleさん

わかりました。
これからまさにmission possible  でいきたいと願っています。

 
 

2007/02/20 20:44

Commented by soudenjapan さん

あの公聴会以降、政府もこの件で動いているそうですね。誇張されている表現や言いがかりについてはきちんと対応していただきたいものです。

ここ数年、世界中から人が集まってくる掲示板で、政治や歴史の議論に参加しているのですが、最近の傾向として日本軍についての話がしやすくなりつつあるように思います。

以前は、南京にしろ慰安婦や強制労働にしろ、明らかに誇張されている面について説明しようとすると、それだけで問答無用風の集中砲火を浴びたものですが、昔ほどの「出て行け!」というような拒絶反応はなくなりつつあるあるように感じます。慰安婦を売春婦と呼ぼうものならすごい反応があったものです。今はわりと遠慮なしにものが言えます。

おそらく中国での反日暴動のころからでしょうか。多くの人にとっては理解しがたい暴動だったようで、日本人の話も一応は聞いてみて、あの騒動の意味を理解しようとしたのかもしれません。

今後は、さらに遠慮なしにオープンな話ができるようになっていくだろうと予想してます。旧日本軍のしたことには影もあったが光もあったとか、バランスよく全体像を見るべきとか、わりと落ち着いた雰囲気の中で話ができるようになるだろうと思います。

日本政府にも、気後れせず誇張されている点についてはきっちりと事実関係と切り離すよう、相手方に詰め寄っていただきたいものです。

 
 

2007/02/20 23:24

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

いや実に有益なお知らせです。
私も意を強くしました。

そうですね。たとえば「ドイツはきちんと反省し、謝ったけれど、日本はなにもしていない」という日独比較は数年前までは、日本国内の自虐勢力だけでなく、欧米の「識者」の多くが、お経のように繰り返していました。
しかしいまでは、その「お経」もかなり少なくなりました。日本側から「日本とドイツでは戦争の処理や、特定民族の抹殺の実行など基本的に異なる」という反論が頻繁に出るようになったことが大きいと思います。

 
 

2007/02/21 01:46

Commented by ervin さん

以前、イチローのWBCでの「30年発言」が、韓国マスコミによって曲解されて報道されたことがあります。全米のメディアもその筋にたって報道していたので、MLBのサイトと、ESPNに抗議メールを送りました。MLBの記者からは返事があり、「私のソースではイチローは確かにこう発言した、とある」と書いてあったので、発言が行われた記者会見の映像のリンクを添付し「一次ソースに当たること、それからこの映像は誰か日本語の読める人に通訳してもらいないさい」と書きました。そのせいかどうかわかりませんが、決勝戦のESPNのアンカーは、「イチローの30年発言は誤って引用された。イチローにはそのつもりがなかった」とコメントしていました。きちんと抗議すれば対処するのがアメリカという国です。

ただ、そのためにも、皆さんにはできるだけ、きちんとした英語で書くよう心がけて頂きたいと思います。翻訳サイトの英語は役にたちません。本屋さんで売っている手紙の用例集の方が役にたつはずです。ネイティヴのような言い回しの英語を書く必要はありません。中学校や高校レベルの知識で、立派な英語はかけます。中学校の英語の先生でも結構ですから、書いた文章を読んでもらい、論点がしっかりしているか、文章がおかしくないかを多くの人に見てもらうことが大切です。また、どうしても日本人の文章は、ダラダラと長くなり、論点がくどくなります。短くきりつめて、むしろ感情を排するように書くようにすると良いと思います。
大切なことは、怒りにまかせて、民族差別的、人種差別的、性差別的な事を言うのは厳禁です。アメリカ社会は、特に人種差別主義者に対しては、厳しい態度でのぞむか、無視を決め込むのが正しいとされています。一方で、人種差別に非常に敏感なアメリカ社会ですから、日本人や日系人への民族差別を突くのは良いと思いますし、効果があると思います。「アメリカ社会はマスメディアを見ても、日系人の数が少なすぎる。この決議も欠席裁判であり、日本人の声を伝えようとしていない。これでは、あなた方議会が主導した、戦時中の日系人収容のような不幸な歴史を繰り返すおそれがある」とでも書けば十分効果があるはずです。

 
 

2007/02/21 04:40

Commented by 古森義久 さん

erivinさん

ご指摘の諸点はみな有用な指針になると思います。
ご自身の活動をも含めて、感謝いたします。

 
 

2007/02/21 19:18

Commented by soudenjapan さん

To 古森義久さん
>soudenjapanさん
>
>いや実に有益なお知らせです。
>私も意を強くしました。

これからも慰安婦だ、強制労働だ、大虐殺だ、と書き立てられるでしょうし、国際世論の関心を引くためにことさらに誇張されたストーリーを振り撒こうとする人たちも出てくるにちがいありません。

それはそれで対応しなくてはならないでしょうが、その一方で、トルコやロシア周辺国の人たちが、日露戦争のときに日本軍の前に敗走するロシア兵をみて勇気付けられた、ともっと発言できるような雰囲気作りをしていく必要もあると思います。

同じように、東南アジアや南アジア、中東の人たちが、第二次大戦中、旧日本軍には勇気付けられた、イギリス人、フランス人、オランダ人が敗走する姿に感動した、と歴史的な意義をもっとオープンに発言できるような雰囲気作りも必要ですね。

 
 

2007/02/21 19:30

Commented by soudenjapan さん

(続きです)

東南アジアの人たちが、自分たちのストーリーを、西洋から解放される過程を映画化、ドラマ化しておきたいと希望するなら、それを支援することもできるでしょうし、独立記念会館のような施設を設立、拡充したいと望むのなら、それを援助することも有効だろうと思います。

 
 

2007/02/21 20:20

Commented by fa-eng さん

公聴会の様子。
韓国人の騒ぎっぷりとは随分話しが違うようで。

http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=thistory&nid=1827492

結局、バカを見たのはホンダ議員?
他の議員は、既に終わった話に関わるほど暇じゃないってことですかね。

 
 

2007/02/22 01:18

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

日本の戦前、戦中の行動がアジア諸国の植民地支配からの解放に、少なくとも結果として寄与したという認識は、インドでもきわめて強いですね。
実際にいまもインドで活躍する識者たちがそう明言しています。
具体的にはつい2006年5月に、国防次官を務めた著名な国際政治学者のK・サブラーマンヤム氏がその趣旨の論文を大手紙『ヒンドスタン・タイムズ』に発表しました。そのなかで「インドは中国と異なり、日本の第二次大戦での軍事行動を非難しない」とはっきり述べていました。
インドネシアベトナムといった国にも似た傾向があります。
こうしたアジアの実態を私は自書の『日本に挑む中国』で詳述しています。

 
 

2007/02/22 01:22

Commented by 古森義久 さん

far-engさん

公聴会のほとんどの部分は、議員側はホンダ氏とあとは議長役のサモア選出の代議員ファレオマバエンガ氏の二人だけでした。ちなみに後者は議会の本会議での投票権を与えられていない文字通りの代議員です。

 
 

2007/04/05 18:56

Commented by abisuke55 さん

古森さん
日本の為の報道活動、本当に御苦労様です、感謝しております。
チャンネル桜での出演もかならず拝見しております。
先にNesweekに加瀬英明の論文が記載され、轟々たる反響と批判が
あったようですが、Newsweekでのディベートブログでも散々に
罵倒されておりますですね。

私もK ICHINHEのハンドルで(産経新聞の正論だんわ室では『いちのへ』で
出ておりますが)参加し、日本=ナチ国家の図式で慰安婦問題のみならず
日本を非難する人達に対して拙い英語で反論を加えていますが、冷静かつ
論理的に論じられる相手方は本当に少なく、すぐ罵倒の言葉の羅列で来ます
ので甚だ残念です。

最新では、巷間多い『日本はドイツに見習うべきだ』という主張の
無知と欺瞞を暴く反論を加えました。
日本が本当にドイツに倣うことを受け入れることができるのか?とですね。

私は、白人が『ドイツに見習え』という場合は、日本という有色人種に
対するアプリオリな優越意識、アジアの有色人種が日本に対して
ドイツに見習え』と云う場合は、ドイツという白色人種に対する劣等意識
があるのではないか、と思っています。

いずれ、英語の世界で、1文字でも多く発信すること、その重要性を
痛感しております。

古森先生のこれからの御活躍を心から祈っております。
応援しています、頑張ってください!

いちのへ 拝

 
 
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2007/02/19 10:35

韓国人 崔基鎬の述懐 [日々の雑感]

 

武士道の覚醒と強い日本を願う 6 キャッシュ 武士道の覚醒と強い日本を願う 7 キャッシュ 崔基鎬(チェ・ケイホ)氏へのインタビュー記事。 現在80歳を越えてられる氏の韓国側から見た歴史の証言である。 歴史…

 

2007/02/19 01:00

『韓国が世界に誇る ノ・ムヒョン大統領の狂乱発言録』エピローグ [東アジアニュース]

 

韓国が世界に誇る ノ・ムヒョン大統領の狂乱発言録 』のエピローグの部分が、“ 依存症の独り言 ”に書かれていますので、紹介します。 以下は、同書の“あとがき” ↓ あとがきにかえて ――なぜ韓国民は盧武鉉…

 

2007/02/18 23:47

従軍慰安婦 公聴会関連BLOG記事 [日々の雑感]

 

アメリカ議会での「慰安婦」非難に対してーーホンダ議員へ… いわゆる慰安婦問題 米下院の動き 反日「マイク・ホンダ」追考 誤った史観の払拭を! 良識有志一丸となるべき時! 【慰安婦の奇術】マイク・ホンダ反日…

 

2007/02/18 22:56

従軍慰安婦の捏造(解釈間違い)の真実 [日々の雑感]

 

韓国の政府機関Ministry of Gender Equality & FamilyのHP http://www.hermuseum.go.kr/eng/exp/Experience01_2.asp キャッシュ これが韓国政府が「慰安婦が強制連行された証拠」と自慢する資料。 1944年「慰安婦を…

 

2007/02/18 21:30

「親日派」財産没収の関連記事 [日々の雑感]

 

「親日反民族行為者」の検索 親日反民族行為者財産調査委員会が発足 キャッシュ 盧 大統領:「親日派」財産没収へ9委員を任命 キャッシュ 親日派の子孫6人の土地10万坪を調査 キャッシュ 議員154人が「親日反民…

 

2007/02/17 20:10

Mike Honda-英語版wiki [日々の雑感]

 

ナルトさんのブログ で記事にして頂いてますが、 Mike Hoda の 英語版 wikidedia への書込みが停止されました。 停止した時の記事の内容がどうなるのか気にしていたのですが日本には有利な内容で停まってます。めち…

 

2007/02/17 16:18

いわゆる慰安婦決議案について、米国大統領への親書w [個人的メール凸報告ブログ]

 

日系議員の企みに対し、私、安崎(ryはアメリカ合衆国大統領に2月9日メールを送った。 文は以下の通りである。 Dear President you. How do you do? I am a Japanese who has declared himself a handle name…

 

2007/02/17 13:14

便利で金になる日本人名 [先っちょマンブログ]

 

米下院議員のマイク・ホンダについて、週刊新潮2月1日号掲載のコラム「変見自在」で高山正之氏が言及していた。 それによると、クリントンの手引きで当時カリフォルニア州議会議員だったマイク・ホンダが、何の前触…

 

2007/02/17 12:14

偽証が氾濫する法廷 [日々の雑感]

 

韓国では偽証が氾濫している 罪の無い人を貶める偽証 罰を受けるべき人の罪を覆い隠す偽証 日本の671倍にも及ぶ偽証が蔓延っている。 偽証がこのように多い理由は、嘘を大したことと思わない社会の風潮と、「情」に…

 

2007/02/14 12:08

環境破壊大国のやること [東アジアニュース]

 

以下は中国情報局(サーチナ)からの引用 ↓ 雲南省昆明市内の富民県で、同県林業局がペンキを使って山の岩肌数千平方メートルを「緑化」していたことが明らかになった。新華社は13日付で「周辺住民も当惑を隠せない…

 

2007/02/11 17:40

★ 中国人の犯罪は“日本のせい”なのか? ★ [『漫画  アブナイ! 中国』  …]

 

 私の友人のある日本人は、中国の大学に2年間留学した後に帰国して、ある県警の国際捜査課に配属されました。  中国語の能力を生かして、容疑者や被害者の通訳をするためです。  もともと中国の歴史や文学に造詣…