三崎千恵子さん
映画「男はつらいよ」の“おばちゃん”役で知られる俳優の三崎千恵子(みさき・ちえこ、本名宮阪トシ〈みやさか・とし〉)さんが13日午後7時15分、老衰で神奈川県鎌倉市の病院で死去した。90歳だった。通夜・葬儀は近親者だけで行う。喪主は長女柴順子さん。
東京・巣鴨生まれ。レビュー劇場「ムーランルージュ新宿座」での活動をへて、1954年に劇団民芸に入団。同年、新藤兼人監督の「どぶ」で映画デビューした。
69年に始まった「男はつらいよ」では、葛飾柴又でだんご屋を営む、寅さんの「おばちゃん」としてシリーズ全48作品に出演した。テレビドラマ「パパと呼ばないで」でも、主人公が下宿する下町の米屋のおかみさん役で、人情豊かで包容力のある女性を好演。2011年に公開されたドキュメンタリー映画「ムーランルージュの青春」に出演したのが最後になった。