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JR石勝線東追分駅で貨物列車が脱線
(2012年 2/17)
脱線しシェルターに衝突した先頭の機関車=17日午前0時50分ごろ、JR東追分駅 |
16日午後8時50分ごろ、安平町追分美園のJR石勝線東追分駅構内で、釧路貨物駅発札幌貨物ターミナル行きの貨物列車(16両編成)が赤信号を通り過ぎ、待避用の安全側線に乗り上げて、先頭の機関車と後続の貨車の計5両が脱線した。列車は、シェルターと呼ばれる雪よけ用のトンネル状施設に衝突し停車した。運転士1人が乗車していたが、けがはなかった。国土交通省の運輸安全委員会は17日、鉄道事故調査官を現地に派遣し、事故原因を調べる。
JR貨物北海道支社やJR北海道によると、貨物列車は脱線後、安全側線を覆うシェルター内の壁を突き破り、2両目が横転した。事故当時、構内では赤信号がついていたが、列車は止まらず、そのまま安全側線に進入し、脱線したという。
男性運転士(25)は「赤信号の前でブレーキをかけたが、思うように止まらなかった」などと話しているという。JR貨物などは、運転士がどのタイミングでブレーキを操作したか、線路の状態はどうだったかなど、事故原因を調べている。
単線の東追分駅は通常、貨物列車の停車駅ではないが、石勝線でダイヤの遅れがあり、札幌方面からの対向列車とすれ違うため、停車する予定だった。安全側線は、列車が誤って赤信号で進んだ場合、本線の対向列車との衝突を防ぐための引き込み線で、自動誘導のポイントが設定されている。ダイヤの遅れについてJR北海道は「砂利の跳ね上げ防止で、昨年12月から列車の減速運転をしているため」と説明。貨物のコンテナには、道東産のジャガイモや清涼飲料水などが積まれていた。
JR北海道によると、事故の影響で17日午前4時現在、札幌と釧路・帯広を結ぶ石勝線の特急26本、普通列車19本が運休。札幌―新夕張間などでバス代行輸送を行っているが、復旧のめどは立っていない。JR石勝線では昨年5月、上川管内占冠村のトンネル内で特急列車の脱線、炎上する事故が発生。同年6月には追分駅で信号機の誤作動トラブルが相次いだ。