適齢期と結婚
テーマ:ブログこれは、友人N子の話・・・・・・
R子 旧家のお嬢さんで自営業の手伝い、
外見は大人しそうだが、かなり頑固者・・・・・
恋愛経験は少ない。
当時、私達は33歳、
R子は33歳にして、初めて相思相愛になった。
これはとても喜ばしいことだけど、
問題は彼氏が23歳で社会人になりたて・・・・・・
もちろん相思相愛というぐらいだから、当初は彼もR子に夢中で、約1年、ラブラブだった。
1年経って・・・・・
R子→結婚を意識する
年下彼氏→責任とらされたらどうしよう・・・・・
R子にとって初めて深く愛した男性・・・・・本人も自分の年齢を非常に気にして、涙ぐましい若作りの努力をしていた。
実際にR子は若い。
年下彼氏が、ちょっとツメの甘いタイプの男なら、ゴリ押しで結婚できたかもしれないが、
この男・・・・なかなかの曲者・・・・・・
私はこの年下彼氏に会ったことがあるのだが、
“ハルルさんは怖い”と言われた。私はニヤっと笑いながら、「どうかな」と言ったのを覚えている。
若いのに思慮分別があり、恋愛と結婚は違うと読んでいる。非常に如才なく賢い。
自分が結婚をするんだったら、いかに自分が楽か?得か?と考えることが、大恋愛中もできるので、
恋愛初心者のR子には厄介な相手だ。
1年経った頃にR子から恋愛相談を受けた。
口には出さないが、彼と一緒になりたいけど、どういう風にもっていけば自然か?という内容だった。
(↑非常に年齢を気にしているので、自分から、年下の男にそういう話は出来なかったみたいで)
私は、なんとなく、軽い食事会みたいな流れで親に紹介してみたら?
お正月も近いから、初詣の帰りとかに
(家に向かえに来たり、送ってくれたりした際に、サラッと)
と言ってみた。
だが、若い彼氏、親に会ったらヤヤコシイと察知し、食事会はうまく逃げた。
社会人1年目、
まだ大学に付き合いや、サークルの付き合い、コンパ・・・・・いくらでも出会いがある
23歳の彼は出会いの最前線・・・・・・・楽しい事だらけだ。まだまだ、遊びたいさかりだろう。
周りも自分も落ち着ついている30代とは違う・・・・・
R子は飲み会の度に心配していた。
(行って欲しくないのだ、自分だけをカマッて欲しい)
彼女のデートより、飲み会を優先することもでてきて、不穏な空気が流れだす。
ここで、彼女が、しっかり仕事をしていて、経済力もあり、自立していたら、良かったんだけど
非常に弱い・・・・・
“早く結婚してできれば専業主婦になりたい”
嫌われたくないから、我慢する・・・・・・→イライラする・・・・・→徐々に態度に出始める・・・・・
ある日、R子は彼に呼び出され、
「R子の歳を考えるといい加減な態度はとられへんし、これから、2、3年付き合っても結婚できるかわからないし、R子にとって貴重な時間やから・・・・・・・責任をもてないし・・・・別れよう」
R子は黙ってその言葉を受け入れた。
きっと、辛かっただろう・・・・・・
でも、ありがちな話だ。
ひどいのはこれから・・・
私は年下の彼氏と共通の知り合いから、
R子と別れて、3ヶ月後、
彼が結婚した、と聞く((゚Д゚ll))
しかも
22歳の女の子と・・・・・・・・・・・
(ひどくない?)
二股をかけられて、捨てられたのだ。
これは、キツイ・・・・・・完全同時進行・・・・・・・・
このことは私の方からはR子には言ってないが、彼女が知っていたら、こんな悲しい話はない・・・・・・
共通の知り合いから聞くと、
22歳の子は彼の行き着けのショップ店員・・・・・まだまだ若いし、共働きもしてくれるし、
彼は土日休み、22歳は女の子は土日仕事。
彼にとって、やりたい放題の相手・・・・・・
R子は年齢を非常に気にしている、ここを理由に自分が悪者になって別れ話をすれば、黙って別れてくれるだろうとヤツは読んでいたんだと私は思う。
まぁ、私からすると、1年で結果が出て、恋愛期間も十分楽しんだんだから、今度はちゃんと結婚できる相手と付き合ってもらえればと思っていたんだけど、
やはり、34歳で受けた失恋の傷は相当深いうようだ・・・・・・
タイミング悪く私の結婚が決まり、R子はかなりキツかったと思う。
私が結婚してから、音信不通になっているぐらいだから、まだ、引きずってるのかもしれない。
外傷の傷も若い時の方が治りは早い、
心の傷も、なかなか癒えない。
同じ内容のことが起こっても20代なら、それなりに出会いもあるから、気も紛れよう、
30代後半は確実に出会いが減る。
R子にとってこんな悲惨な別れになるとは思ってなかったが、この彼氏と結婚するには大恋愛中にデキ婚を狙うしかなかったと私は思う、
デキ婚で結婚しても彼の女性関係での心配は避けれない。
また、いつも自分の年齢を気にしなくてはダメだから、女性にとって、酷な話だ。
“別れて正解の相手”
一生懸命、慰めたが、彼女から返ってきた言葉は
「自分が結婚決まったからって!!」
という悲しい言葉だった。
あれから二年・・・
彼氏どころか、婚活もしていない・・・・・・