C# 開発環境 (C# によるプログラミング入門)

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C# 開発環境

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キーワード

概要

C# でプログラミングを行うためには、コンパイラだけ入手してテキストエディタで開発する方法と、 統合開発環境 Visual Studio.NET を利用する方法があります。

ちなみに、Visual Studio(もしくはその無料版の Visual C# Express Edision)を使うのがお勧め

開発ガイドなども公開されているので、インストール前に概要を知りたいという方や、インストールしたけどもよく分からないという人はこちらもご覧ください。

Visual Studio

Visural Studio は C# などの .NET Framwork 上で動くプログラム開発を行うための 統合開発環境(コンパイラ、エディタ、デバッグ用の環境などがすべてセットになったもの)です。 Visual Studio に関する情報はマイクロソフトのサイトでご覧になれます。

Visual Studion には、 高機能版や廉価版、開発言語をC#やBasicのみに限定したものなど、 いくつかのバージョンがあります。 C#での開発のみを行うバージョンはVisual C#といいます。

図1: Visural Studio でプログラミング(画像は 2008 のもの)

特に、入門者用の Visual C# Express Edition は誰でも無料で利用可能になりました。 Microsoft のサイトからダウンロードできます。

無償版と有償版の違い

よく誤解を受けますが、無償版の Express も商用利用可能です。 無償版の Express と有償版の違いは以下の通りです。

  • Express では、Visual C# Express、Visual Basic Express、… というように、製品が細かく分かれていて、 それぞれ作成可能な(標準でテンプレートが入っている)アプリの種類が異なります。 プログラミング言語をまたいだ開発などを行う場合は有償版の Visual Studio が必要です。
  • Express には、単体テストやチーム開発に関する機能が欠けています。 ただコードを書く分には、機能の不足はほとんど(一部のリファクタリング機能がない程度)ありません。
  • Express では、Visual Studio 自体の拡張機能が欠けています。 プラグインによる生産性の向上には有償版が必要です。

注: これらは、Visual Studio 2010 の時点での話です。 これまでの傾向として、バージョンが上がるにつれて、上位グレードだけにあった機能が下位グレードにも追加されています (その分、別の新機能が上位グレードに入ります)。

C# コンパイラ

C# コンパイラとテキストエディタ(メモ帳などのテキストファイルを編集できるソフト)さえあれば C# によるプログラム開発を行えます。 C# コンパイラは無料で利用できますし、 テキストエディタはさまざまなものがありますが、無料で利用できるものもたくさんあります。

C# コンパイラだけでいいのなら、 .NET Framework(開発者向けの SDK ではなく、アプリケーション機能に必要なランタイムのみでも)に付属しています。 Windows Vista なら .NET Framework 3.0 が、 Windows 7 なら .NET Framework 3.5 SP1 が標準でインストールされています。 (つまり、このバージョンでよければ、他に何もインストールしなくても、C# コンパイラを利用可能です。) また、.NET Framework は Windows Update でもインストールやバージョン アップが可能です。

図2: メモ帳でプログラミング

その他の統合開発環境

Visual Studio などの市販の統合開発環境以外に、 フリーウェアの統合開発環境もあります。 以下に、代表的なものを列挙します。

これらのフリーソフトウェアは、 ネットで検索を掛ければ、 日本語での解説や日本語版なども見つかるかと思います。

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