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外相“イスラエルは冷静な対応を”

2月17日 8時30分

玄葉外務大臣は、16日夜、イスラエルのバラク国防相と会談し、核開発を続けるイランへの制裁について、「軍事的な選択は、アラブ諸国による反イスラエルの団結を招くおそれがあり、慎重であるべきだ」と述べ、イスラエル側の冷静な対応を求めました。

15日、来日したイスラエルのバラク国防相は、16日夜、玄葉外務大臣や田中防衛大臣と相次いで会談しました。
このうち、玄葉大臣との会談で、バラク国防相は、核開発を続けるイランについて、「イランの核保有を容認することは、イスラエルのみならず、中東地域全体を不安定化させるため、国際社会が協力して厳しい措置を講じていくことが重要だ」と述べました。
これに対し、玄葉大臣は、「日本としても、国際社会の深刻な懸念を共有し、引き続き『対話と圧力』のアプローチに基づいて、国際社会と協調していく」と応じました。そのうえで、イスラエルがイランに対して軍事行動も辞さない構えを示していることを踏まえ、「軍事的な選択は、アラブ諸国による反イスラエルの団結を招くおそれがあり、イスラエルにとっても非常に危険で、慎重であるべきだ。制裁を効果的に実施し、外交的、平和的に解決することが重要だ」と述べ、イスラエル側の冷静な対応を求めました。