岐阜県羽島市の小中学生と教員が相次いで腹痛を訴え、6人からノロウイルスが検出された問題で、市教育委員会は17日、市南部学校給食センターの業務を当面休止すると発表した。17日はパンと牛乳の簡易給食とし、週明けは弁当に切り替える。
市学校教育課は「食中毒なら各学校で同じ症状が広がるはず」としており、感染経路は特定できていない。ただ、勤務する栄養教諭1人からもノロウイルスが検出され、「念のため」の措置という。県の保健所が13、14両日に調理された給食のサンプルを調査中で、結果などを踏まえて再開を判断する。
この教諭は13日に調理場に入ったが、休校中の3中学校の調理釜には近づいていないという。料理の味見をした小学校と幼稚園の欠席者は0〜6人で、ほぼ増減がないまま推移。また、14日以降は調理場に入っていないという。この給食センターでは羽島市内の幼稚園と小中学校の計10校(約3千人分)の給食を作っている。
15日以降、羽島市内の児童と生徒計216人と、教員10人が学校を休むなどしている。