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ガールズバーで飲酒接客、高3死亡 (2/2ページ)

2012.2.14 05:04
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 18歳の女性がガールズバーの従業員として働くこと自体は合法でも、未成年のため、そもそも飲酒は法律で禁じられている。その上、死亡してしまった。

 府警南署によると、女子生徒は東大阪市に住む市立女子高の3年生で、11日午後11時ごろ出勤。カウンター越しに飲酒しながら、ほかの女性従業員数人ととともに接客していた。経営者の男性は女子生徒とはほとんど会話をしなかったが、女子生徒が接待しながら「かなりの酒を飲んでいた」ようだと話したという。

 営業終了後の12日午前5時ごろ、男性が店を閉めたとき、女子生徒はすでに店の奥の床であおむけに横たわっていた。男性が声をかけたところ、うめき声とも返事ともつかない声を上げたため、眠っていると思い、自分もカウンター席を数脚並べて、その上で仮眠をとった。

 12日午後0時半ごろに男性は起きたが、女子生徒は横たわったままだったという。男性が起こそうと体を触ったところ「冷たくなっていたため、あわてて通報した」らしい。

 大阪府警は、目立った外傷がなかったことなどから、急性アルコール中毒の可能性もあるとみて司法解剖を行い、死因の特定を急ぐとともに、店の営業形態に問題がなかったか調べる。

 女子生徒は昨年12月ごろ、友人の紹介で働き始めたという。

 同署では同店で働いていた他の女性従業員のなかに、未成年または18歳未満者がいないかなども含め事情を聴いている。

 同店は椅子席のみで、十数人が座れるようになっていた。

(紙面から)



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