脱税:著作権管理会社を告発 東京国税局

 芸能人やアニメなどの著作権管理などを行う「ディエスアール」と「ビーエフケー」(いずれも東京都千代田区)、両社の菅谷覚社長(65)が計約2億円の所得を隠し、法人税計約6000万円を脱税したとして、東京国税局から法人税法違反の疑いで東京地検に告発されていたことが分かった。容疑を認め、すでに修正申告したとみられる。

 両社は芸能プロダクションなどの著作権保有者から使用許可を得て、パチンコ台メーカーに商品化する権利を与えるビジネスを展開していた。

 関係者によると、実体のない業務を知人の会社に外注して架空経費を計上する手口で、ディ社は10年12月期までの3年間に約1億7000万円、ビー社は10年7月期までの1年間で約3000万円の所得を圧縮し、それぞれ法人税約5000万円と約1000万円を免れた疑いが持たれている。隠した所得は菅谷社長が代表を務める会社の経営資金に充てていたという。【飯田和樹】

2012年02月17日 12時25分

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