「ベイ・シャトル」運航の第3セクターが民事再生法申請 |

神戸空港と関西空港を結ぶ「ベイ・シャトル」 |
|
神戸空港と関西空港を結ぶ高速船を運航する神戸市の第3セクター「海上アクセス」が民事再生法の適用を申請しました。負債総額は約138億円です。
神戸市の第3セクター「海上アクセス」は、神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「ベイ・シャトル」を運航していて、年間約39万人が利用しています。
しかし、神戸空港開港前の事業で生じた多額の負債を抱えていて、経営を健全化するため、16日、神戸地裁に民事再生手続きの開始を申し立てました。
負債総額は約138億円です。
海上アクセスは「会社の経営は3年前から黒字に転じていて、ベイ・シャトルの運航はこれまで通り継続する」としています。
一方、神戸空港は16日で開港から丸6年が経ちました。新規路線の開設などで搭乗者は4年ぶりに前の年より増加しましたが、着陸料の安い小型飛行機が主力のため収入は伸び悩み、厳しい経営が続いています。
|
(
2012/02/17 0:32:
更新) |
架空の社名で学校と契約 暴力団組員を逮捕 |

組事務所の捜索 |
|
公立中学校と廃品回収の契約を交わす際、架空の会社名で書類を作成していたとして暴力団組員の男が逮捕されました。
有印私文書偽造などの疑いで逮捕されたのは、山口組系暴力団組員・西澤進容疑者(66)です。
調べによりますと西澤容疑者は、大阪市内の公立中学校と廃品回収の契約を結ぶ際、架空の会社名や印鑑を使って書類を作成していた疑いが持たれています。
西澤容疑者は、無料で回収した資源ごみを産廃業者などに売って利益を得ていたとみられます。
警察は、西澤容疑者が約50の小中学校と違法な契約を結んだ疑いがあるとみて調べています。
|
(
2012/02/17 0:28:
更新) |
震災・原発事故の避難者向け相談会 |

原発事故に対する賠償請求の方法などを説明 |
|
東日本大震災や原発事故によって関西に避難している被災者を対象に大阪弁護士会などが16日、賠償請求の方法などについての説明会を行いました。
この説明会では、福島第一原発の事故による、賠償請求の方法などについて、避難者にわかりやすく説明したり、弁護士らが個別に相談を受けるコーナーを設置しました。
16日の参加者は7世帯15人で全て福島県内からの避難者で、ほとんどの相談は賠償請求についてでした。福島県いわき市から避難した人は「精神的賠償というものがどういうものなのかとか、実際どういった賠償があるのか聞けた」福島県小野町から避難した人は「実際毎日の生活で困ってる状態なので一日でも早くお金が必要です」福島県南相馬市から避難した人は「直接自分の気になってたことをピンポイントで聞けたのでとても来てよかったと思います」などと話していました。
この相談会は、今月24日にも大阪市内で開催されます。
24日(金)午前10時〜 クレオ大阪北(大阪市・東淀川区)
お問い合わせ大阪弁護士会06−6364ー1248
|
(
2012/02/16 19:45
更新) |
認知症?の80歳女性死亡 殺人事件で捜査本部 |

奈良・橿原市 |
|
奈良県橿原市の駐車場で80歳の女性が頭から血を流して死亡しているのが見つかり、警察は16日、殺人事件とみて捜査本部を設置しました。
15日午後8時半ごろ、奈良県橿原市葛本町のアパートの駐車場で、1階に住む無職の東海林幸子さん(80)が頭から血を流して倒れているのを同居している長女(57)が見つけて通報しました。
東海林さんは病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。
発見された当時、東海林さんは上下スエット姿で着衣に乱れはなく、近くからは小銭だけが入った東海林さんのポーチが見つかりました。
警察は事件と事故の両面で調べていましたが、東海林さんの頭には複数の傷があり、司法解剖の結果、死因は後頭部などを鈍器で執拗に殴られたことによる失血死と判明しました。
警察は東海林さんが何者かに殺害されたとみて、16日午後、捜査本部を設置しました。
【近所の人】「(東海林さんは)感じのいい方で普通のおばあちゃん。律儀な方で、毎月(新聞の)集金にいったらちゃんと頂けた」
第一発見者の長女は警察に対して「母は認知症で、昼食を終えた午後2時以降、姿を見ていない」と話しているということです。
警察は、東海林さんが15日午後6時〜8時の間に死亡したとみて捜査しています。
|
(
2012/02/16 19:37
更新) |
橋下市長 国の地方制度調査会で「大阪都構想」説明 |

東京都内 |
|
構想実現に向けて一歩前進といったところでしょうか。
大阪市の橋下市長が16日、政府の地方制度調査会で「大阪都構想」の必要性を訴え、委員からは具体的な制度設計を進めるよう意見が出されました。
東京・霞が関で開かれた「地方制度調査会」。
総理の諮問機関として、新たな大都市制度の在り方について議論する場です。
そこに16日、この人が…。
【橋下徹・大阪市長】
「やっと東京の中央の皆さんの前で大阪都構想を説明できる段階にきたということで、うれしく思っていますし、緊張もしております」
橋下市長が政府の公的な会議の場で「大阪都構想」について持論を展開するのはこれが始めてで、60ページを超える資料を用意して熱弁をふるいました。
これに対し委員からは「大阪都構想がなぜ経済発展につながるのか分からない」といった否定的な意見も出た一方で、大阪に制度設計を任せて、それを元に議論を進めるべきだという意見が多く出されました。
【橋下市長】
「地域に制度を作らせるという発送に切り替わるんじゃないかと、すごい期待感を持った。地域に裁量を渡さなきゃいけないという流れにできたのかなと思っています」
今後、さらに詳細な制度設計をして国に説明するという橋下市長。
「大阪都構想」実現への動きが、また一歩加速しました。
|
(
2012/02/16 19:34
更新) |
”職員基本条例案”で大阪府と組合が交渉 |

交渉はまとまらず… |
|
職員の厳しい人事評価を盛り込んだ大阪府の「職員基本条例案」について16日、大阪府と労働組合の交渉が行われました。
しかし話し合いは決裂しています。
【大阪府労働組合連合会】
「明らかに職員に関する恫喝ですやん」
16日に大阪府庁で行われたのは、2月議会に提出される「職員基本条例案」についての大阪府と労働組合の交渉です。
この条例案を巡っては、今月8日の府市統合本部会議で、大阪維新の会の原案通り、職員の人事評価で必ず最低ランクになる人が出てくる「相対評価」を導入する方針などが決まっています。
これに対し組合側から反対の声が相次ぎました。
【労働組合】
「『相対評価』で職員の敵対関係を作ったら、大阪府の業務が崩壊してしまうのではないか」
【大阪府】
「従来の評価ではどういうルールでやられているのか分からない。それをある程度見える形にするということです」
結局交渉は決裂し、結論は来週に持ち越されることになりました。
府議会では維新の会が単独過半数を占めていて、条例案が提出されれば可決される見通しです。
|
(
2012/02/16 19:39
更新) |
発砲巡る裁判員裁判 警察官が正当性を主張 |

廷内スケッチ |
|
奈良県警の警察官が発砲し男性が死亡した事件の裁判員裁判で、殺人罪に問われている警察官が「車が凶暴で拳銃を使うしか止められないと思った」と拳銃使用の正当性を主張しました。
奈良県警の警部補・萩原基文被告(35)ら警察官2人は9年前、車上荒らしの疑いで追跡していた車に拳銃を発砲し、助手席にいた高壮日さん(当時28歳)を死亡させたとして、殺人などの罪に問われています。
職務中の2人の発砲が「正当」だったのか、それとも「殺人」にあたるのかを市民が判断するこの裁判員裁判で16日、警察官本人の尋問が始まりました。
このなかで萩原被告は「車が一般車両に突進するなどして凶暴で、一般市民に死傷者が出ると思った。拳銃を使うしか止められないと思った」と話しました。
また裁判員からの「窓ガラスを割って制止することは考えなかったのか」との質問に、「当時、近づくことすらできなかった」と答え、拳銃使用の正当性を主張しました。
|
(
2012/02/16 19:37
更新) |
超レア!倉庫に眠るクラシックカー50台 堺市に活用法なく… |

ズラリ50台! |
|
大阪府堺市が保管している50台ものクラシックカーが、倉庫の中で眠ったままになっています。
財政難で活用法も見つからず、専門家は「もったいない」と話しています。
倉庫の中から姿を現したのは…。
50台ものクラシックカーです。
【記者リポート】「貴重な戦前のクラシックカー、実は堺市の持ち物なのです」
22年前、カメラ量販店の創業者、土居君雄氏が亡くなります。
土居氏は高級車「BMW」の収集家で、かつて暮らした堺市に、車が家族から寄贈されました。
一体どのくらいの価値があるのか、専門家に聞きました。
【シンプルオート・吉田唯人社長】
「一番目につくのは、BMW328ロードスター。戦前の車で、直列6気筒のエンジンを積んでいる」
「このBMW507ロードスターも200台くらいの製造で、現存台数はかなり少ない。日本にはこの車を入れて4〜5台くらいではないか」
「この赤い車はBMW1600カブリオレといって、3シリーズの元になる車。これはカビが生えている状態。カビだけでなくマフラーの中が湿気で錆びてしまったりするので、月に1〜2回エンジンをかけて走らせてあげると本当はいい」
堺市はこれらの車の展示施設を造る予定でしたが、財政難で断念。
有料での貸し出しも始めたもののほとんど利用されず、整備の費用もなくなり、車検も切れて走れなくなりました。
吉田社長は50台であわせて数億円の価値があると言いますが、現在は何ら整備は行われず、市の職員が定期的にワックスをかけるだけです。
【堺市の担当者】「具体的に公道を走る機会をこれから見つけていって、その中で車検というものも考えていけばいいと考えている」
【シンプルオート・吉田社長】「車は生き物、走らせてこそのもの。動物でいうと剥製のような状態。生き返らなくなることを心配している」
マニア垂涎の名車たち…。
その余生はどうなっていくのでしょうか。
|
(
2012/02/16 19:27
更新) |
西宮市 津波想定区域に「防災拠点」計画 |

津波が到達すると予想されるが大丈夫? |
|
兵庫県西宮市が、市の中心部に新たな防災拠点を作る構想を発表しました。
しかし拠点を置く場所は、東南海・南海地震で津波被害が予想されています。
「近い将来確実に起きる」と言われる東南海・南海地震。
東日本大震災と同じ規模になると考えられるこの巨大地震に備えて、西宮市が大規模な防災拠点構想を打ち出しました。
今年閉鎖されることになっている市の中心部の「アサヒビール西宮工場」跡地を買い取り、240億円かけて避難所になる防災公園や病院、消防署などを建設しようというのです。
【西宮市・河野昌弘市長】
「災害で避難しても、すぐ医療機関もあるなど、より防災・減災の機能近くに集約されるという意味で大きな効果がある」
しかし、この構想には大きな課題があります。
兵庫県の想定によりますと、東南海・南海地震が起きれば、西宮市には地震から2時間程度で最大で5.2mの津波が押し寄せることに…。
南部を中心に広い範囲で浸水被害が出ると予想されますが、市が打ち出した防災拠点の予定地は浸水区域の中にあるのです。
【市民は】
「そこまで(津波が)来るとしたら不安、そこに避難しろというのは難しい点があるかもしれない」
「機能としては充実すると思うんですけど、そこがつぶれてしまったり何かあった時に集中させすぎると次に対応できなくなるのも不安」
一方、津波被害が想定される地域には、全市民の半数近くにあたる21万人が暮らしていることから、市長は防災拠点を「住民の近く」に作る必要性を訴えます。
【河野昌弘市長】
「できるだけ身近なところで防災を担う施設を配置したい、どのような手法でするかは課題で英知を結集してやっていく」
重要なのは「住民の近く」か「安全な場所」か。
専門家は、病院や消防署などには利便性も重要とした上で、十分な津波対策も取っておくべきだと釘を刺します。
【関西学院大学・室サキ益輝教授】(※「サキ」は「崎」の右上部が「立」)
「(土地のかさ上げなどで)仮に津波が来ても拠点として機能できる。その対策をしっかりしないといけない、最悪の場合を考えながら、でも、日常のこともしっかり考えて、防災拠点のあり方を考えることが大切」
西宮市は防災拠点の計画案をまとめるために今後、市民の意見を集める方針です。
|
(
2012/02/16 19:44
更新) |
神戸空港開港から6年 |

経営は低空飛行… |
|
神戸空港は16日で開港から丸6年となりました。
搭乗者は4年ぶりに増加しましたが依然として経営は厳しく、低空飛行が続いています。
神戸空港では、全日空の職員が開港6周年を記念した横断幕を掲げて旅客を見送りました。
神戸空港は新規路線の開設などでこの1年間の搭乗者が253万人と、4年ぶりに前の年より増加しました。
しかし、着陸料の安い小型飛行機が主力で収入は伸び悩み、厳しい経営が続いています。
【利用客】
「なんか静かですよね」
「きれいだし賑うような活性化策をすればもっと使う人も増えるのでは」
神戸市の矢田立郎市長は不振が続く空港運営について「利便性を高めて収益を増やすために、便数や運用時間の規制緩和を引き続き国に求めていきたい」と話しています。
|
(
2012/02/16 19:22
更新) |
解体予定の交番を使って災害訓練 |

兵庫・加古川市 |
|
17日に取り壊される予定の建物を活用して、地震や津波を想定した救助訓練が兵庫県加古川市で行われました。
加古川市で行われた訓練は、地震と津波で倒壊した建物に人が取り残されたという想定で行われました。
訓練は、実際に近い形での救助作業を通して技術の向上と部門の連携強化を図るのが狙いで、17日に取り壊される予定の交番の建物が使われました。
兵庫県警の機動隊など約40人はエンジンカッターなどで建物の屋根や壁を実際に壊して救出の経路を確保し、取り残されていた被災者をはしごやロープで救助しました。
訓練に参加した隊員らは救助作業を進めながら、大災害への備えを確認していました。
|
(
2012/02/16 15:01
更新) |
シー・シェパード暴行事件で罰金10万円求刑 |

罰金10万円を求刑 |
|
和歌山県太地町でイルカを運んでいた男性に暴行したとして、起訴された反捕鯨団体・シーシェパードの関係者の男の裁判で、検察側は罰金10万円を求刑しました。
シーシェパードの関係者でオランダ国籍の男(42)は去年12月、太地町の港でイルカを別のいけすへ運ぼうとしていた男性(23)の胸を手の平で突くなどしたとして現行犯逮捕されました。
太地町ではおととしからイルカやクジラ漁の期間にシーシェパードの関係者が反捕鯨活動を行っていて、警察が警戒を強めていました。
これまでの裁判で男は「被害者に触っていない」と一貫して無罪を主張していました。
16日の裁判で検察側は、「度重なる同様の行為が住民の生活を乱している自覚がなく反省も全くしていない」として、男に罰金10万円を求刑しました。
|
(
2012/02/16 14:59
更新) |
徳島 うだつの町の華道展 |

2月26日まで |
|
うだつの町並みで知られる徳島県美馬市では、冬場の観光の目玉にしようと、歴史的な町並みで華道展が行われています。
美馬市脇町には、古くから防火壁として町に「うだつ」が立ち並んでいます。うだつの町に多くの観光客を呼び込もうと、この華道展は、市の文化財として保存される「吉田家住宅」の中に花を生けるもので、今年で5回目を迎えます。
地元の特産である洋蘭や花器、豊富な自然から集めた古木や草花をふんだんに使い、華道家・假屋崎省吾さんが39点の作品に仕上げ、歴史ある空間を演出しています。この華道展は2月26日まで行われてます。
|
(
2012/02/16 12:08
更新) |