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2012年2月16日(木) 19:14 |
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鹿島「海底トンネル完成が責務」
倉敷市水島の海底トンネル事故は、依然3人が行方不明のままです。 工事元請けの鹿島は16日の会見で、不明者捜索が最優先だが、ここに海底トンネルを完成させることがわれわれの責務だと考えているとして、海底トンネル工事は継続する考えを示しました。
鹿島は会見で、事故を引き起こしたことは申し訳ないとした上で、ここに海底トンネルを作ることは責務であり、現在、すでに掘っているたて穴が使えるかや、新たなトンネルを掘ることまで視野にいれて、関係機関と相談していきたいと述べました。 海底トンネルについては15日、石井知事が水島コンビナートの国際競争力をつけるためには必要な事業だという認識を示していて、鹿島は、これについてのコメントとして述べたものです。 また、事故があったトンネルの約30m北側に10年前に建設された第一トンネルについて、事故後、鹿島は点検を行いましたが、安全面での問題は確認されなかったことを明らかにしました。 一方、地上のモニター室のパソコンに送られていた事故直前までの掘削機の位置や、周辺の土の圧力など、200項目にわたるデータについても、引き続き解析を行っているということです。 事故現場では、たて穴に積み重なったがれきの撤去作業が24時間体制で続けられています。 これまでに、3分の1程のがれきが撤去されたということです。 さらに、16日午後からは、水を浄化する新たなろ過装置が稼動しています。
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