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【大リーグ】

川崎、二塁もいける!! マリナーズ自主練習で適性

2012年2月17日 紙面から

投内連係の練習で川崎のボールを受けるマリナーズの岩隈(左)=ピオリアで

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 遊撃にはこだわらない。メジャー昇格のためなら二塁でもどこでもやる−。当地で自主練習中のマリナーズの川崎宗則内野手(30)=前ソフトバンク=は15日、慣れない二塁に入ってノックを受けたが、「二塁でも十分いける」と早くも首脳陣から及第点を与えられるなど順応性の高さを見せた。フライ捕球時には「イチ(イチロー) OK! I got it」と叫び、周囲の笑いを誘うなど相変わらずのムードメーカーぶりだった。一方、バッテリーキャンプ4日目に入った岩隈久志投手(30)は2度目のブルペン入り。44球を投げ、順調さをうかがわせた。

 川崎はこの日、ウェッジ監督ら首脳陣が見守る中、一人居残りで二塁の守備練習を行った。

 併殺時の打球処理では、コーチから身ぶり手ぶりで熱心に体の動きを教わるなど、マンツーマン特訓。見守ったトンプソン・ベンチコーチからは「遊撃とは逆の角度になるが、フットワークも良く問題ないだろう」と二塁の守備にも合格点を与えられた。

 飛球の捕球時には「I got it!」と大きな声を出して落下地点に入るなどメジャー流も実践。練習の締めくくりとなった最後の1球では、イチロー外野手(38)が右翼に入っていると想定したのか、誰もいない右翼方向を右指で指し示しながら「イチ OK! I got it」と大声を上げてから捕り、周囲の笑いを誘った。

 メジャー昇格のためには複数ポジションをこなす必要があり、本人も前日(14日)、「慣れなくてもやるしかない。投手をやれと言われればやるしかない」と決意を語ったが、二塁に入った場合の、右翼・イチローとの“連係シミュレーション”はバッチリだった。

 バッテリーキャンプの練習補助として参加している投内連係では初めて岩隈と同組に入った。ゴロの処理で投手が一塁ベースカバーに走る練習では、2度パートナーとなり、「ハイ、クマちゃんいいね」と声を掛けるなど、岩隈とのマ軍での初共演も果たした。(穐村賢)

 

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