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【プロ野球】杉内にG圧 初実戦2失点2012年2月17日 紙面から
沢村賞左腕も“G圧”と無縁ではなかった。ソフトバンクからフリーエージェント(FA)移籍した巨人の杉内俊哉投手(31)が16日、紅白戦で初の実戦登板。先発して2イニングを2安打2四死球2失点と今ひとつの内容で、ネット裏で見守る「18番の先輩」桑田真澄氏(43)に、派手なGデビューを見せることはできなかった。 このところ雨が続いた宮崎。足元の緩いマウンドにてこずったのか、18番が頼りなく見えた。 1回は2死から新外国人のボウカーに甘く入った直球を狙い打ちされ、右中間を破られたが、村田を三ゴロに打ち取って無失点でしのいだ。 2回は2死から持ち前の制球が定まらず連続四死球で走者をため、実松に浮いた直球を捉えられて2点二塁打を浴び、あっさり失点した。「初の実戦は毎年すごく意気込んで臨むんだけど、いつも打たれてしまう」と苦笑いした杉内。マウンドについても「セ・リーグは屋外球場が多いので慣れないといけない」と反省を口にした。 スライダーは抜け、チェンジアップも引っ掛けた。もっとも一度の乱調で、首脳陣の信頼は揺るぐものではない。川口投手コーチは「まだ“試投”だから」と評し、原監督も「順調に来ている。ステップアップの材料になればいい」と冷静に話した。ネット裏で熱視したDeNAの斉藤スコアラーも「珍しく制球が悪かったが、彼の場合はまだどうこういう段階ではないでしょう」と、この日の結果は参考外との見方を示した。 2006年まで、杉内と同じ背番号18を背負った桑田氏の視線には冷静な左腕も「ちょっと意識した。ゼロに抑えたかった」。桑田氏は「18番」の先輩として「周りの視線をすごく感じる番号。惑わされず、自分の投球を心掛けてほしい」と温かい助言を送った。 今後は、22日の韓国・LG戦(セルラースタジアム那覇)を経て、3月3日の東京ドーム開幕戦の西武戦に先発する。「後は僕の状態を上げていくだけ」と口調は最後まで自信に満ちていた。(臼杵秀之) PR情報
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