【経済】ユニー、サークルKを完全子会社化2012年2月16日 23時17分 スーパー大手のユニー(愛知県稲沢市)は16日、傘下のコンビニエンスストア大手、サークルKサンクス(東京)を7月中旬に完全子会社化すると発表した。商品の発注や物流などの一本化を進めてコスト削減の相乗効果を狙う。グループ運営を強化するため、来年2月21日には持ち株会社制に移行する。 成長するアジアを中心に海外進出を本格化させる方針で、サークルKサンクスは来年にも「サンクス」で乗り出す。進出先は明かしていない。 持ち株会社制は、スーパーとコンビニの事業ノウハウを相互に生かし、少子高齢化社会に対応したグループ運営を強める狙い。 コンビニ店舗で野菜や肉類の販売を増やすほか、今年前半にはインターネット上にグループの総合サイトを開設してネット販売の顧客層を広げる。 前村哲路ユニー社長は「思ったような相乗効果が挙がっていなかった。新しい枠組みでできるようにする」と狙いを語った。 発足する持ち株会社「ユニーグループ・ホールディングス」の会長兼最高経営責任者(CEO)に前村ユニー社長、社長兼最高執行責任者(COO)には中村元彦サークルKサンクス社長が就任する。 ユニーは、47・28%出資するサークルKサンクスの完全子会社化に向け、765億円かけて株式公開買い付け(TOB)する。16日の終値1330円に対し、買い付け価格は1780円。 (中日新聞) PR情報
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