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2012年2月16日20時28分

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小さな島で小さく進化 最小級カメレオン 体長15ミリ

写真:指先にのった世界最小級のカメレオンの子ども=プロスワン提供拡大指先にのった世界最小級のカメレオンの子ども=プロスワン提供

写真:マッチ棒の先に乗った世界最小級のカメレオンの子ども(プロスワン提供)拡大マッチ棒の先に乗った世界最小級のカメレオンの子ども(プロスワン提供)

 成長しても全長3センチ未満の新種のカメレオンが、アフリカ南東沖のマダガスカル島北部の小島で見つかった。世界で最小級の爬虫(はちゅう)類という。独、米の研究チームが米科学誌プロスワンに発表した。

 研究チームによると、このカメレオンは体長約15ミリ、全長でも30ミリ未満。このほか、3種(31〜45ミリ)の新種も見つかったという。生物が食べ物などが限られた島にすむと、大陸にいる近い種類に比べ、体が顕著に小さくなる場合がある。チームはこのカメレオンの仲間が本島で小型化した上、小島に移りすんだことで効果が「倍になった」と推測している。

 マダガスカルは多数のカメレオンが生息することで知られ、世界最大のカメレオン(全長約70センチ)や、寿命がわずか数カ月のカメレオンもいるという。(小坪遊)

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