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☆ なりすまし詐欺(オレオレ詐欺) |
家族、親族、官公庁職員などになりすまして、示談金や借金返済、過払い金の手続きなどを名目に、現金を振り込ませたりする手口です。
最近では、官公庁職員(県庁や社会保険庁等)をかたって、過払い金などの手続きを名目に「手続きを行うので、職員を直接うかがわせます。」などと電話をかけ、電話の最中に別の犯人が居宅を訪問し、キャッシュカードをだまし取り、現金を引き出す手口での被害や不審電話が多発しています。
この手口は高齢者が狙われており、家族や地域の皆さんで高齢者が被害にあわないよう「キャッシュカードを他人に絶対に渡さない。」ことなどについて注意喚起をお願いします。
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〜 山口県内でのなりすまし詐欺被害認知状況 〜
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認知件数 |
うち未遂 |
被害金額 |
平成23年中 |
21件 |
0件 |
約2,048万円 |
平成22年中 |
8件 |
0件 |
約1,360万円 |
平成21年中 |
12件 |
0件 |
約1,302万円 |
平成20年中 |
61件 |
3件 |
約1億0,984万円 |
平成19年中 |
37件 |
0件 |
約7,718万円 |
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なりすまし詐欺 : 被害にあわないためのポイント |
○ |
自分から子供や孫などの名前を言わず先に相手に名乗らせましょう。
※ |
事前に入手した名簿などで家族の名前などを調べていることがあるので注意しましょう。 |
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○ |
不審に思ったときは、本人やその家族に連絡を取って事実を確認してください。 |
○ |
特に「携帯電話の番号が変わった」、「風邪を引いた(声が変わった)」という知らせには注意してください。 |
○ |
官公庁職員がキャッシュカードを受け取ることはありません。
「代わりに手続きします。」と言われても絶対にキャッシュカードを渡さないで下さい。 |
○ |
警察や弁護士を名乗るときは、その所属する警察署や法律事務所を聞いて、一旦電話を切り、相手方の言う電話番号ではなく、NTTの番号案内(104)などで電話番号を確認してかけなおしましょう。 |
○ |
事実が確認できない時や不審に思ったときには遠慮なく警察に通報(110番)してください。 |
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☆ 支払え詐欺(架空請求詐欺) |
「最終通告書」や「債権回収通告」などといった題名で、「滞納した借金や有料サイトの使用料(登録料や延滞料)を支払わなければ財産を差し押さえる、裁判になる」という葉書や封書、電子メールなどを送りつけ、お金の振り込みを要求する手口です。 |
〜 山口県内での支払え詐欺被害認知状況 〜
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認知件数 |
うち未遂 |
被害金額 |
平成23年中 |
12件 |
0件 |
約1,851万円 |
平成22年中 |
20件 |
0件 |
約945万円 |
平成21年中 |
41件 |
3件 |
約3,576万円 |
平成20年中 |
41件 |
1件 |
約3,033万円 |
平成19年中 |
42件 |
0件 |
約3,710万円 |
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支払え詐欺 : 被害にあわないためのポイント |
○ |
利用した覚えがなければ、請求の電話があってもはっきりと断ってください。 |
○ |
送りつけられた葉書、封書、メール等に記載されている連絡先に連絡しないでください。 |
○ |
見覚えのない送信元からのメールに表示されているアドレスにアクセス(クリック)しないようにしましょう。 |
○ |
発送元が裁判所の場合は放置せず、裁判所に確認してください。(裁判所への連絡は、送られてきた書面に記載されているものではなく、電話帳などで確認した番号にかけてください。)
※ |
「架空請求は原則無視」ということを逆手に取って、裁判所の「督促手続制度」を悪用したものがあり、通知を受け取って2週間以内に異議を申し立てないと不利益を被るおそれがあります。 |
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☆ 貸します詐欺(融資保証金詐欺) |
「即融資可能!」などといったキャッチフレーズで、葉書、ダイレクトメール、電子メール等を送りつけて融資を持ちかけ、連絡先に電話すると、「融資するためには保証金を振り込んでもらう必要がある」などと言ってお金を振り込ませて騙し取る手口です。 |
〜 山口県内での貸します詐欺被害認知状況 〜
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認知件数 |
うち未遂 |
被害金額 |
平成23年中 |
5件 |
0件 |
約580万円 |
平成22年中 |
6件 |
0件 |
約364万円 |
平成21年中 |
23件 |
0件 |
約1,107万円 |
平成20年中 |
74件 |
0件 |
約4,511万円 |
平成19年中 |
117件 |
0件 |
約6,446万円 |
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貸します詐欺 : 被害にあわないためのポイント |
○ |
正規な貸金業者であれば融資を前提にお金を振り込ませることはありません。事前にお金の振り込みを要求するものは要注意です。
事前に振り込みを要求する名目として、特に多いのは「保証金(人)」、「信用実績(確認)」ですので、注意してください。 |
○ |
保証金を納めれば借入金データが抹消され、融資を受けられるというような国の制度はありません。 |
○ |
送りつけられてきたダイレクトメールや電柱広告の金融会社の中にはヤミ金融も多く含まれているので注意してください。 |
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☆ 戻します詐欺(還付金等詐欺) |
「年金の払い戻しがある」、「電話料金の過払い金を返還する」などと関係機関等を名乗って電話をかけて、被害者を金融機関に赴かせ、携帯電話で連絡を取りながら還付手続きを装ってATMを利用(操作)させ、実際にはお金を振り込ませる手口です。
※ ATM〜現金自動預入れ支払機
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〜 山口県内での戻します詐欺被害認知状況 〜
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認知件数 |
うち未遂 |
被害金額 |
平成23年中 |
0件 |
0件 |
0万円 |
平成22年中 |
2件 |
0件 |
約149万円 |
平成21年中 |
4件 |
0件 |
約281万円 |
平成20年中 |
28件 |
2件 |
約2,116万円 |
平成19年中 |
20件 |
0件 |
約1,957万円 |
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戻します詐欺 : 被害にあわないためのポイント |
○ |
役所などが還付手続きでATMを利用(操作)させることはありません。
還付手続きのためATM設置場所へ行くよう指示する電話は詐欺電話だと疑いましょう。 |
○ |
お金が返ってくるといった内容の電話を受けた場合に確認する連絡先は、相手が教示した連絡先ではなく、電話帳などで連絡先を調べて、正しい連絡先に確認しま
しょう。 |
○ |
ATMの利用限度額を引き下げておけば、万が一騙されたとしても、被害を最小限度に抑えることができます。
詳しくは、最寄りの金融機関にお問い合わせください。 |
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ちょっと待って、その振り込み!! |
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被害防止のための講習を実施しています。
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