ライフ【放射能漏れ】放射線について正しく理解を 乳児用粉ミルクからセシウム 基準値以下だが交換+(1/3ページ)(2011.12.22 07:28

  • [PR]

ライフ

  • メッセ
  • 印刷

【放射能漏れ】
放射線について正しく理解を 乳児用粉ミルクからセシウム 基準値以下だが交換

2011.12.22 07:28 (1/3ページ)放射能漏れ

 食品大手「明治」(東京都江東区)の乳児用粉ミルク「明治ステップ」(フォローアップミルク)から放射性セシウムが検出され、同社は約40万缶を対象に無償交換すると発表した。今回の件で、食の安全性に疑問を持った消費者もいるだろう。しかし、検出された放射性セシウムは、暫定基準値を大きく下回っており、新たな基準値案よりも低い。消費者は過剰に不安に思う前に、放射性物質について正しく理解することが大切だ。(平沢裕子)

世界的に厳しい値

 乳製品の放射性セシウムの国の暫定基準値は1キロ当たり200ベクレル。基準値の乳製品を毎日摂取し続けたとしても、年間1ミリシーベルトを超えないように設定された値だ。乳製品の放射性セシウムの基準値は、コーデックス(世界保健機関などによる食品衛生基準)が同1000ベクレル、米国が同1200ベクレル。EU(欧州連合)は同500ベクレルだったが、東京電力福島第1原発事故後、日本に合わせて同200ベクレルとした。世界的にみれば日本の基準値はむしろ厳しい方といえる。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital