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ビッグ・データを意思決定や課題解決に生かす新たな情報基盤の構築を
――企業の経営陣は、どのような観点でビッグ・データの活用を検討するとよいでしょうか?
Big data分析が
もたらすビジネス変
革事例(13分41秒)
Adobe Flash Pla
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野嵜:いきなり「ビッグ・データを活用すべきだ」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、既存のデータであっても、観点を変えることによって新たな発見が得られる可能性があるということをお伝えしたいと思っています。
ある海外の電話会社さんでは、通話料金の計算に使用していた通話履歴に実はいろいろなビジネスのネタが入っていそうだということに気づかれました。そして、従来、3年分保持していた通話記録を10年分に増やし、Hadoopの基盤を導入し、顧客の行動パターンを調べるようになりました。料金計算以外のビジネス価値を見出したからこそ、新たな基盤が必要になったのです。
――これまでと次元の違うことをしているのだと理解する必要がありそうですね。
土屋:少し違う切り口ですが、経営層の方々には、的確な意思決定を行うのに必要な情報管理・分析基盤のあり方が変容しつつあることに目を向けていただきたいと思っています。主に構造化データで形成されるこれまでの情報基盤は定型的で、経営者自身がどこにどんなデータがあり、自分が何を知りたいかを把握していました。ところが昨今のように、センサーやICタグが収集したデータ、コールセンターの音声通話ログ、ソーシャル・ネットワーク上のメッセージといった、これまで活用の対象としてこなかった種類のデータを扱うとなると、必要な情報を得ることが難しくなってきます。そこで、ビッグ・データにも対応しうる情報基盤を改めて構築し、経営者が、意思決定や課題解決に役立てる情報をきちんと掌握できるようにしておくことが求められているのです。
CEO Study 2010より中林:土屋さんが話したようなことを、海外の先進企業の経営層は早い時期から強く意識しています。2010年実施のグローバルCEO意識調査では、全体の76%が、ビッグ・データの活用が自社の経営に大きな影響を与えると回答しています。また、日本企業の回答だけを見ても、情報戦略に重要視している企業は総じて業績が好調であるという結果が出ています。
CIO Study 2011よりそして、CEOのニーズを汲み取ってビッグ・データを活用する仕組みを構築し、リアルタイムな意思決定のための洞察を作り出すのがCIOの役目となりますが、2011年のグローバルCIO意識調査によれば、83%のCIOが向こう3~5年間のIT戦略の中で、ビッグ・データ活用の取り組みを計画しています。
――なるほど。ビッグ・データは自分には関係ないと思っているのは、ただ気づいてないだけで、本当は、氾濫するデータから価値のある情報を読み解く情報基盤が求められているわけですね。
中林:ビッグ・データというテーマはすでに検討から実践の段階に移っています。今後、多くの企業が経営課題をクリアして新しい成長戦略を描く第一歩を踏み出していただくために、IBMでは、ビッグ・データの活用に必要なすべてのアプローチに加え、海外での先行事例で培ったノウハウをもって、お客様の取り組みをご支援していきます。 また、具体的なビッグ・データの活用事例やユース・ケースをご紹介していきますので、活用のヒントにしていただければ幸いです。
経営の「攻め」と「守り」の双方に強みを発揮する、ビッグ・データの具体的な事例やユース・ケースをご紹介します。
紹介
野嵜 功
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業 インフォメーション・アジェンダ・タイガー事業部
ICP-コンサルティングITスペシャリスト (2011年8月現在)
公務員時代にITに興味を持ち日本IBMに入社。大和研究所でのワードプロセッサ開発などを経て、金融機関向け営業支援システム開発、国内初インターネット・バンキング・ システム開発、CRMパッケージ・プリセールスなど一貫してユーザー視点のテクノロジー活用に携わる。近年はスケーラブルなデータ処理ミドルウェアと分析テクノロジーをお客様にご活用頂くために鋭意活動中。
専門・担当領域
土屋 敦
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業 インフォメーション・マネージメント事業部
ワールドワイド ビッグデータ タイガー (2011年8月現在)
メイン州立大学コンピューターサイエンス学部卒業の後、米国大手CRMベンダーにて開発業務に携わった後に、SCM、ERPベンダーにて開発業務に従事。2003年からSolid社にて、アジア地域担当エンジニアとして、通信システムや組込み機器などのインメモリーDBのコンサルティング、開発業務を行う。
2008年より、IBM社にてSubject Matter Expertとして、インメモリー・データベース技術、スケーラブル・データ処理などの高速化テクノロジー技術の推進を図るとともに、近年は、ワールドワイドのビッグデータ・タイガーチームとして、ストリーミング・コンピューティング、分散並列処理などのテクニカル・スペシャリストとして活動。
専門・担当領域
中林 紀彦
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業 インフォメーション・マネージメント事業部
マーケティング・マネージャー (2011年8月現在)
データベース関連製品のテクニカル・サポートを経て、2006年よりDB2の新機能であるXMLデータベースのスペシャリストとして、Web 2.0サービスを行うお客様などに対して、XMLデータベースの素晴らしさを説く日々を送る。2007年より、Info 2.0のエバンジェリストとして、エンタープライズ・マッシュアップがビジネス・イノベーションの鍵となるということを、伝え続ける。2010年はBAOエリアのエバンジェリストとして活動。現在はインフォメーション・マネージメント関連製品のマーケティングを担当。
岩渕 史武
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業 Information Management営業部
ビッグ・データ・ビジネス推進 主任営業 (2011年8月現在)
98年にSEとして入社。銀行間決済のRTGS化、BIS規制にかかる金融情報系システム基盤のSE、プロジェクト・マネージャーを経て、2007年より情報系基盤のスペシャリストとしてデータマネジメントソフトウェアの日本での新製品リリースを推進。次世代ハイブリッドDBとしてリリースしたDB2 V9.1、9.5、9.7などの立上げに携わる。2011年より現職。世界的に爆発的な拡がりを見せるビッグ・データの日本でのビジネス展開を金融のお客様中心に、営業、講演や取材を通じて活動している。