やっと更新できました
駄文製造機と言われても仕方ない出来に
「おいじじい!」
「モモ、帰っておったのか」
鉄心をじじいと呼ぶ少女の名前は川神百代。武神とまで言われる鉄心の孫娘であり、現・武道四天王の一人。
「私のいない間に試合をしたそうだな」
どこから聞いたことなのかはわからないが、尋ねる百代の表情からは不満の思いが見てとれる。自分が戦えなかったのがよほど不服らしい。
「うむ」
「門下生が負け、ルー師範代までも負けたそうじゃないか。それも骨まで折られて」
「ルーの試合には言い訳にしかならぬがハンデがあった。…じゃが、それでも情けないかぎりじゃな」
百代にそう言うと鉄心は一度溜息をついた。
「その相手って何者なんだ?ハンデがあったとしても川神院師範代は強い。そのルー師範代に勝ち、骨まで折れるヤツを私は知らない」
「お前さんの知り合いじゃよ」
鉄心の言葉を聞いた百代は瞬時に思考を巡らせる。
「……揚羽さん…いや、違うな。揚羽さんだったならそもそもハンデなんていらない。それは他の武道四天王にも同じことが言える」
「そう考えなくても、じきに会えるわい」
「そうか…それは楽しみだ」
百代は気付いていた。川神院の中に知らない…いや、どこか懐かしい感じのする気の持ち主が居ることに……。
知り合いであろうが、知らないヤツであろうが百代には関係がなかった。ただ強いヤツと戦いたいという思いで頭の中がいっぱいになっていたからだ。
そんな百代の思いを察したかのように、鉄心は釘を刺した。
「モモ暴走してはならんぞ。もし、した時は……」
「ちッ!わかったよ」
そこで二人の会話は打ち切られ、互いの部屋に戻っていった。
=================================
今日のルーさんとの試合には勝った。けど、あれの試合には実際1つ大きなハンデがあったんだよな。
互いの全力を出し切って戦って勝ったなら文句なく喜べるけどルーさんは気を使わずに戦っていた。だからあの試合は引き分けかなと思う。
もしルーさんが気を使っていたら結果は変わっていたかもしれない。
「それでも、僕は絶対に負けられない…」
コンコン……。
「どうぞ」
「夕食の準備ができましたので、食堂の方にお越しください」
「ありがとうございます。今行きますので」
川神市に戻ってきてから一度もまともな物を食べていなかった伊織は一度思考するのを止めると、立ち上がり宛がわれた部屋を出ると門下生のあとを着いていった。
「陸奥殿は何故こちら(川神院)に?」
久々に食べれる日本食のことを考えている伊織の前を歩く門下生が尋ねた。
「百代さんに会いに来ました。昔にお世話になったことがあったので」
それを聞いた門下生は納得したような表情を浮かべる。
「そうだったのですか。ですがお気をつけください」
「???」
門下生の言った言葉を理解できていない様子の伊織だったが、漂ってくる美味しそうな匂いで夕食の方に思考が傾き礼を言うと言葉の意味を聞き返さないそのまま食卓に着いてしまった。
食事中は目の前に出される料理の数々をまるで吸い込んでいるかの速さで平らげていた。
「ごちそうさまでした」
「口に合ったようでよかったわい」
「はい!久々の日本食だったので満足しました。寝泊まりする部屋から食事までありがとうございます」
「ほっほっほ、いいんじゃよ。モモのヤツさっき帰ってきたぞい」
鉄心の言葉を聞いた伊織は飛び付くように身を乗り出した。
「ほんとですか!?あとで会いに行ってみます」
十数年ぶりに出会える時が近づいてきたのを、実感できた伊織の心臓の鼓動は自然と早くなっていた。
「うむ、そうしてやってくれ。じゃが……」
珍しく歯切れの悪い様子の鉄心。
「なにか問題でもあるのですか?」
そんな鉄心の様子にいち早く気付いた伊織はなんとなくだが嫌な予感がした。
「会えば分かることなんじゃが、今モモは強者との戦闘に飢えておってな、今日の出来事(試合)も知っておった。気をつけるんじゃよ」
一瞬自分の耳を疑ったがすぐに理解すると聞き返した。
「それってまさか…百代さんと僕が戦うってことですか!?」
「たぶんモモの方から仕掛けていくじゃろうな」
「僕には戦う気がないし、あと昼間にも言いましたが百代さんに会いに来ただけですので」
「そうじゃったな。流石のモモでも戦闘の意思がないことを伝えられれば大丈夫じゃろうて。………………………………多分」
最後の言葉を聞き逃さなかった。
「今、多分と言いましたよね?ちょっと!鉄心さん!どうにかしてくださいよ!!!!」
焦りと泣きが混じった表情で鉄心にすがるようにする伊織。
「善処しよう」
不安にさせるような一言を言い残し鉄心は伊織のもとから去って行った。
=================================
鉄心と別れたあと伊織は一人葛藤していた。
百代さんの実力は噂で聞いたことしかないけど…なんかビーム撃つとか、怪我を負ってもすぐさま直るとか、それはもう色々と…………。
そもそも僕は戦う意思なんてないんだ。それを伝えれば済む!……はず。
会いたいのは山々なんだけど百代さんと戦うなんて御免被る。
そうだ明日にしよう!
明日にはココ(川神院)から出て行かなければならないから、その時百代さんと会おう。運がよければ戦わなくて済むし、もし戦闘になっちゃったらその時は逃げればいいしね。
ということで今日は寝よう!!!
多少強引ではあったが何とか答えがでた伊織はそのまま部屋に戻り睡眠をすることにした。
一人称みたいなものと、おそらく三人称が混ざり合った変な文章になってしまいましたがお許しを…。
感想等ばっちこーい!
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。