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2012年2月16日13時21分

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がれき試験焼却、静岡・島田市で始まる 反対派が抗議

 静岡県島田市のごみ処理施設で16日朝、岩手県山田町で発生した震災がれきの試験焼却が、細野豪志環境相や川勝平太知事らの立ち会いのもとで始まった。周辺では、受け入れに反対する住民ら約30人が「がれき受け入れ反対」といった横断幕を掲げて抗議。対面した細野環境相は安全性を訴えたが、「あなたの話は聞きたくない」との声も上がった。

 試験焼却は、放射能汚染への住民の不安を取り除くため島田市が実施を決定。木材チップにしたがれき10トンを同市の家庭ごみに混ぜ、17日未明にかけて焼却する。市は、試験焼却で出る排ガスや焼却灰、集塵(しゅうじん)フィルターなどの放射性物質濃度や周辺の空間線量率を計測して数値を公表する。焼却灰も20日以降、市役所や公民館など7カ所で公開。線量計を貸し出して希望する市民に測定してもらう。

 細野環境相は「がれきとみなさんが吸っている空気は同じ空間線量率。ぜひ実際に測って安全を確認して欲しい」などと訴えた。

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