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現地復旧 タイ人従業員帰国へ

2月16日 14時24分

去年秋のタイの洪水で工場が被災し、栃木県小山市の自動車部品メーカーが受け入れていたタイ人の従業員100人余りが、現地の復旧が進んで、近く帰国することになりました。

帰国するのは、小山市の自動車部品メーカー「ケーヒン・サーマル・テクノロジー」が受け入れていたタイ人の従業員100人余りです。
去年10月、自動車のエアコンの部品を生産していたグループ会社のタイの工場が洪水で操業停止に追い込まれ、小山市の工場で受け入れてきましたが、現地の復旧が進み、18日から順次、帰国することになりました。
16日は従業員の代表が小山市役所を訪れ、同行したタイの工場の責任者が「日本で働くことができ感謝しています」と述べて、大久保市長にゾウの飾りが付いたタイの時計を手渡しました。
タイ人の従業員の中には、慣れない日本の寒さで体調を崩す人もいたということですが、従業員の1人は「周りの日本人がとても優しかった。でも、タイに帰って早く家族に会いたい」と話していました。
自動車部品メーカーの高崎完二副社長は「部品を遅らせることなく世界のメーカーに供給することができました。協力しあい、何とか乗り切ることができた」と話していました。