震災がれきの試験焼却が始まった16日朝、静岡県島田市伊太のごみ処理施設「田代環境プラザ」前には、がれきの受け入れに反対する住民約50人が集まった。「子どもを守ろう」「がれき受け入れやめて」などと書いたプラカードや横断幕を掲げ、午前9時すぎ、試験焼却の視察を終え、細野豪志環境相が正門前に姿を現すと、反対の要望書を手渡した。
細野環境相は「処理後の灰を公開するので、安全性を自らの目で確認してほしい」と理解を求めた。要望書を手渡した同市中河の塾職員、白石啓美さん(44)は「試験焼却は拙速だ」と話した。
毎日新聞 2012年2月16日 12時34分(最終更新 2月16日 13時21分)