 |
2012年2月15日(水) 19:14 |
|
 |
岡山県の当初予算案まとまる
岡山県の2012年度の当初予算案がまとまりました。 一般会計は6487億円で、収支不足は昨年度に続いて生じない見通しですが、社会保障関係費は増加しており、独自の給与カットが続くなど、依然として厳しい状況が続いています。
岡山県の2012年度予算のうち、自由に使うことができる一般会計は6487億円で、前年度より115億円ほど減少しています。 2012年度は、県政の指針となる「第3次おかやま夢づくりプラン」の開始年度にあたるため、プランの推進施策に重点をおいた予算となっています。 具体的には東海、東南海、南海の3連動地震における被害想定の設定などに約4100万円。 水島港の国際バルク戦略港湾推進事業に約4500万円、なでしこジャパンのロンドンオリンピック事前合宿誘致や、美作ラグビー・サッカー場の機能強化などに約1億円が計上されています。 また、「学校の荒れ」の解消を目指すなど、学習環境改善への取り組みに約2億4000万円が盛り込まれています。 また、岡山県は2009年度から4か年計画で行っている財政構造改革プランで、歳出削減や歳入確保などによる効果額の目標を396億円としていますが、このうち95.5%の378億円を、2015年度には達成できる見込みと発表しました。 一方、高齢化が進んだことで、社会保障関係費が年々増加し、県財政を圧迫するなど、財政健全化に向けての先行きは不透明な状況です。 2012年度予算は、昨年度に続いて、2年連続で収支不足が生じない見通しです。 しかし、去年8月の時点では35億円のプラスを見込んでおり、その点から考えると財政は悪化していると見られます。 職員の給与カットも続く中、依然として厳しい状況が続いているといえます。
|
|