2012年 2月 15日
海底トンネル事故撤去続く
倉敷市の海底トンネル事故は9日目。行方不明の3人の捜索に向け、ガレキの撤去作業が進められており、全体の2〜3割が撤去されました。ガレキの撤去作業を行う鹿島建設によりますと、14日午後5時半には重さが約8トンあるオイルタンクを引き上げ、15日午前8時までに全体の2〜3割のガレキが撤去されたということです。当初10mあった立て坑のガレキの高さは現在7〜8mにまで減り、あと5日で撤去作業を完了したいとしています。原因究明のためにトンネル内の水を抜く必要がありますが、海水の流入を食い止める方法や、掘削機の回収方法について、今後、検討が進められます。また、パソコンに事故直前のデータが残っている可能性があり、解析を急いでいます。

岡山県新年度予算案まとまる
岡山県の新年度予算案がまとまりました。一般会計は2年連続のマイナス予算ですが、地震津波対策などに重点配分しています。岡山県の新年度予算案は、一般会計で約6487億1400万円と、今年度を1.7%下回り、2年連続のマイナス予算となっています。当初要求額からは知事査定を経て、5つの事業で合わせて2億5800万円が上積みされました。主な事業では、東海、東南海、南海の3連動地震に備えた被害想定の設定など、地震津波対策に4153万円。学校での防災教育の推進に909万円。2年目を迎える次世代電気自動車の試作・開発に、1億4142万円などとなっています。新年度予算案は、今月24日開会する2月定例県議会に上程されます。

メガソーラー現地視察
香川県内で初めての大規模太陽光施設、「メガソーラー」を坂出市に建設する会社が建設予定地を視察しました。坂出市林田町の建設予定地を訪れたのは航空測量大手、国際航業ホールディングスの山下哲生会長です。国際航業は約3・2ヘクタールの産廃処分場跡地にメガソーラーを建設、今年7月の稼働開始を目指しています。現在、宮崎県と群馬県でメガソーラーを運営している国際航業。坂出市では一般家庭、約600世帯の消費電力に当たる約2メガワットの発電出力を見込んでいます。今年7月から始まる国の「再生可能エネルギー全量買取制度」に基づいて全て四国電力に販売する予定です。香川県内ではこのほか三豊市高瀬町にオリックスが発電出力、約2メガワットのメガソーラーを建設することが決まっています。