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【サッカー】ザック 24日アイスランド戦でトライアウト 国内から逸材発掘2012年2月15日 紙面から
日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(58)が14日、今季最初の強化試合・アイスランド戦(24日、大阪・長居陸上競技場)で、国内組による「代表版トライアウト」を実施する方針を明らかにした。約8週間の冬季休暇を終えて母国イタリアから再来日した指揮官は、初顔や代表歴の少ない選手を招集する意向を示した上で、「チームというよりも、個の能力をさらに深く理解していきたい」。チーム力の強化ではなく、個人の能力を重視した新戦力の発掘に注力する考えだ。 故郷のイタリア・チェゼナティコで、“給油と整備”は完了。今年6月から始まるW杯最終予選という再離陸に向けて、イタリア人指揮官は新たな滑走路へと動き始める。 ザック監督「アイスランド戦に関しては、国内組でこれまでに見られなかった選手を見たい。あまり呼ばれていない選手、初めて呼ばれる選手にとっては大きなチャンスになるだろう」 今季初戦。ザック監督がとりわけ意識するのは、新戦力の能力の見極めと発掘にほかならない。W杯アジア3次予選最終戦のウズベキスタン戦(29日、豊田ス)が消化試合になった恩恵で、その直前の調整マッチだったはずのアイスランド戦で斬新なサバイバル品評会、国内組のトライアウトが実現可能となった。 もっとも、シーズン開幕前でコンディションが万全ではないのは百も承知。ザック監督は「いかに多く走るかであるとか、トップフォームであるということまでは期待はしていない」と指摘。新顔中心となれば即興性の高いチーム編成になることもあり、「初めて集まってやることになると考えているので、チームプレーもそこまで高いものは望んでいない」と試合内容は問わない考えで、「総括すると、チームというよりも、個の能力をさらに深く理解していきたい」と、新戦力の発掘を最優先する意向を強調した。 これまでの強化試合では戦術のベースアップを図ってきたが、W杯最終予選という難局を見据えれば強烈な才能を駒として持ちたい。「2012年は未来に向けて大切な一年になると考えているので、いろいろ見せてほしい」。見極め、振るい落とし。選ぶのはザック監督。トライアウトに勝ち残った者だけが、ウズベク戦という第2章へ進む。 (松岡祐司) PR情報
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