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【国際】

「米韓FTA破棄も」 韓国最大野党 総選挙の争点に

 【ソウル=篠ケ瀬祐司】韓国最大野党、民主統合党の韓明淑(ハンミョンスク)代表は十五日の会見で、米国との自由貿易協定(FTA)について、四月の総選挙で勝てば米国と改定協議をし、協議が不調なら同協定を破棄すると強調した。

 破棄には大統領の同意が不可欠だが、最近の世論調査では十二月の大統領選野党候補と目される文在寅(ムンジェイン)盧武鉉財団理事長の支持が急伸。同協定の存否が総選挙、大統領選の主要争点になってきた。

 与党セヌリ党を率いる朴槿恵(パククンヘ)氏は「民主統合党は与党当時はFTAを推進した。選挙用に破棄を主張する人に国を任せられない」と反発。政府側も「FTAで自動車部品などの対米輸出が増える」と訴えて防戦に努めている。

 野党側は昨年十一月、投資関連条項が国内企業に不利だとして、米国との再協議を求めたが、与党側が批准同意案の採決を強行。野党議員が議場で催涙弾を破裂させる騒ぎも起きた。

 

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