15日午後9時15分ごろ、熊本県合志(こうし)市合生(あいおい)の民家で、男性2人と女性1人の計3人が死亡しているのが見つかった。熊本県警は、この家に住んでいる70代の夫と60代の妻、30代後半の三男とみて身元や死因などを調べている。
県警大津署によると、近所の人がこの民家の電気がついていないことを不審に思い、署に通報。連絡を受け駆けつけた熊本市内に住む長男と警察官が遺体を発見したという。3人に目立った外傷はなかった。玄関は施錠されており、室内に荒らされた跡もなかった。
遺体が見つかった民家の近くに約1年前まで住んでいた男性によると、三男は合志市内の身体障害者授産施設に通っていたらしい。この家族が近所でトラブルにあったことはなかったという。
また、近所の女性によると、妻は数年前に脳梗塞(こうそく)を患い、デイサービスに通っていた。
現場は合志市北部の田園地帯。【澤本麻里子、丸山宗一郎、取違剛】
毎日新聞 2012年2月16日 0時29分(最終更新 2月16日 1時41分)