車庫証明の提出書類を偽造するなどしたとして、東灘署は14日、有印公文書変造・同行使と電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、自動車整備販売業経営小北俊之(46)=神戸市東灘区本山中町、タクシー運転手大崎渡(65)=同市東灘区森北町=の両容疑者を逮捕した。駐車場の枠より大きい車を購入するためだったとみられ、同署によると、こうしたケースの立件は珍しいという。
逮捕容疑は共謀し、2009年5月22日ごろ、大崎容疑者が購入する車の長さが「486センチメートル」であるにもかかわらず、自動車保管場所証明申請書に「436センチメートル」と記入して東灘署に提出し、その後、「3」を「8」に書き換え、同年6月11日ごろ、国土交通省兵庫陸運部に提出した疑い。
11年11月、大崎容疑者が車を買い替えるため別の業者に依頼し、発覚した。
同署によると、小北容疑者は「1人でやった」と容疑を認め、大崎容疑者は「業者が勝手にやった」と否認しているという。
(2012/02/15 10:47)
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