事件「パチスロ好きだった」… 和歌山県職員が600万円を横領か 2012.2.15 10:43

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「パチスロ好きだった」… 和歌山県職員が600万円を横領か 

2012.2.15 10:43

 和歌山県西牟婁振興局(田辺市)の金庫に保管していた販売用の県収入証紙2192万円分が紛失した問題があり、県は14日、証紙の売り上げの一部を着服したとして、業務上横領容疑で、同局地域振興部の男性主査(45)を田辺署に告訴した。主査は県の調査に対して着服を認めており、帳簿には実際より少ない売上額を記入する手口で、約2年間で約600万円を横領した疑いがあるという。

 証紙の紛失は1月17日の県の事務検査で発覚。内部調査の結果、23日に主査が着服の事実を認めた。県によると、主査は平成22年4月に証紙販売の責任者となった後、継続的に売上金の一部を着服。県の事務検査が1月17日に行われることを知り、証紙の残り枚数に調査が及べば犯行が発覚すると恐れ、16日朝に在庫の証紙を同部の金庫から持ち出し、隠蔽(いんぺい)のため「17日早朝に川へ捨てた」と話しているという。

 その後の調査で、証紙販売時の領収証の控えを精査したところ、主査の作成した帳簿に虚偽記載があることが判明。突き合わせた結果、少なくとも約600万円分が着服されていた可能性があるという。調査に対し主査は「消費者金融や親類に借金があった」「パチスロが好きだった」などと話している。

 同部は証紙の売り上げと在庫の確認を毎月1度行っていたが、その実質的な責任者が主査だったことなどを問題視し、「管理・チェック体制も含め再発防止策を作る」としている。

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