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【プロ野球】

ドラ4伊藤和がシート初登板 金本、城島相手に及第点

2012年2月15日 紙面から

藤井彰(右)を打ち取る伊藤和=宜野座で

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 阪神のドラフト4巡目ルーキー右腕、伊藤和雄投手(22)=東京国際大=が14日、宜野座キャンプで主力のシート打撃に登板し、山口投手コーチから及第点をもらった。

 広島との練習試合で投げるよりも豪華な顔触れと言える。初の実戦形式登板。その相手が金本に城島、鳥谷、マートンら。「小さい頃からテレビで見ていた人たちなので不思議な感じがした。オーラがすごい」。気後れして当然。「ちょっと緊張したので」変化球ではほとんどストライクが取れず、ボールが先行した。

 それでも7人連続で打ち取った。最後になって鳥谷とマートンに連打された。延べ9打者に2安打。城島は遊ゴロ。関本と平野は2打席とも凡打に。しかし、伊藤和にすれば手応えを口にできるような内容ではない。「直球も変化球も狙ったところに投げられなかった。まだまだです」。金本の右飛にしても、高橋打撃コーチが「逆風じゃなかったら余裕で入っていた」という当たり。

 それでも山口投手コーチは「新聞で見ていた名前の打者と対戦して、初めてのわりにはしっかり投げられていた。もっと投げ込んでつくっていけば楽しみ」と評価する。打っては左飛で、マスクもかぶった藤井彰は「疲れもあるのかな。ブルペンのときよりバランスが崩れていた」と見る。

 疲労蓄積の状態でも、最速150キロの片りん。名将・古葉竹識監督の教え子は生き残りへ一歩前進した。 (吉川学)

 

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